( ^ω^)ブーンと夜明けとポテチのようです RSSフィード
 

著作権についてはこちら
したらばのレスのズレが気になる方はこちら
mirrorhenkan関連はこちらとかこちら
ツンやヒートの口の文字化けが気になる方はこちら
まとめ事情さん関連はこちら
他まとめサイトさん関連はこちらとかこちらとかこちら
倉庫さん関連はこちら
AAのズレを調整したい方はこちら(外部サイト)
fc2のQRコードを非表示にしたい方はこちら(外部サイト)
作品のはてなブックマークのコメントを見たい方はこちらとかこちら
どれか選ぶのが面倒な方はこちら からでどうでしょう
リスト表示 | ツリー表示
ツリー全部最新の50件

1jigendaddyjigendaddy   ( ^ω^)ブーンと夜明けとポテチのようです

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/21(水) 22:14:12.51 id:UJU0K40S0


薄光に染まる空の下
ぼくは、泣いていた。

暴れだす感情を抑える為に、自分自身を壊さないように

( ;ω;)「ツン!!ツン!!」

ξ ⊿ )ξ「…」

緩やかに頬をなでる風 赤く染まる地面
手に抱いたその人の、華やいだ白い肌に紅い血が写る。

( :ω:)「おっ・・・おっ・・・」

僕の腕で息絶えようとしている君と
どこまでも不気味な濃墨色の空の下で


僕は、静かに復讐を決意した――



                  ( ^ω^)ブーンと夜明けとポテチのようです

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/21(水) 22:14:56.64 id:UJU0K40S0
三年後


( ^ω^)「…さっむいおー」


白い吐息をあたりに撒き散らしながら
大げさに体をブルリと振るわせる。

ふわふわの子犬のようなダッフルコートを思い切って出してきたというのに
身を切るような寒風は、衣服をものともしないのだった。


( ^ω^)「しっかし、遅すぎだお、ジョルジュさん
      クライアントとの約束の時間はとっくに過ぎているのに…」

チラ、と時計を見ながら
いつものように時間にルーズな先輩を心の中で毒づく。
先輩の事を考えていると、そわそわと落ち着きが無くなる。


それって恋なんじゃね?801フラグktkr?
冗談じゃない。
もちろん悪い意味で、だ。

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/21(水) 22:15:44.16 id:UJU0K40S0

「はぁ…」と溜息を漏らしながら
何気なく時計にいった視線を空の方へ移してみる。

( ^ω^)「……綺麗だお…」

子供のころから
透き通るような朝の青い空でも、星が煌く夜の空でもなく
今まさに夜が明けようとしている
そんな混沌とした明け方の空が好きだった。


断固とした濃墨色に、
ほんの一滴、藍色を垂らしたような色合いが
その曖昧具合が
優柔不断な自分を見ているようで少し愉快で。

これから行う仕事に興奮している自分をなだめてくれているかのようで
いろいろと考えさせてくれる。


明け方の空を眺めるという事は
悩んでるときや困った時の幼い頃からの僕の小さな儀式だった。

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/21(水) 22:16:25.84 id:UJU0K40S0



( ゚∀゚) 「わりぃ、わりぃ遅れちまった」

久しぶりにしんみりと考え事をしていると
バタバタとだらしの無い足音を響かせて、ジョルジュがやってきた。

( ^ω^)「遅いですお」

「はぁ…」とまた溜息を漏らしながら
ジョルジュの方を向く。
この人と組んでから溜息が癖になってしまったようだ。

( ゚∀゚) 「しょーがねーだろが、うんこがとまんねーんだからよ、不可抗力って奴だ。」

( ゚∀゚) 「それより、覚悟はできたのか?
     センチメンタルに空なんて眺めてたみたいだがよ」

( ^ω^)「……見ていたならその分早くきてくださいお…」

「うるせぇよタコ」と悪態をつきながら
手をヒラヒラさせタバコに火を付け、言葉をつなぐ

( ゚∀゚) 「なんだよ、まだチンタラ悩んでるのかよ
      お前この3ヶ月間見習いとして
      超A級殺し屋のおれさまの補佐で何を学んだって話だよ」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/21(水) 22:17:16.98 id:UJU0K40S0

すこしムスッとしたジョルジュの態度が癇に障る。
あんたのどこを見習えばいいっていうんだ。

仕事は遅刻するわ依頼の無い奴もむかつけば殺すわ
その上後処理は、すべて組織や自分に押し付ける、ときたもんだ。
まぁ、なんだかんだで仕事は成功ばっかりなのだが。

( ゚∀゚) 「あのなぁお前さ、人を殺す事を重大に見すぎなんだよ
      そうだな殺し屋なんて歯医者みたいなもんだ、うん」

(;^ω^)「へ?」

驚く僕を尻目に、
ジョルジュはお得意の持論を展開していく。

( ゚∀゚)「アレだ、歯医者にきた奴は自分が痛いってだけの理由で
     親知らずを歯医者に抜くように言うだろ?」

(;^ω^)「まぁ、そうですお」

( ゚∀゚)「それとたいして変わんねーよ、
     依頼者は邪魔な親知らずがいるから、おれらに抜いてくれって頼んでるんだ
     抜いてやらねーとかわいそうだろ?」

(;^ω^)「それとはちょっと違うような…」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/21(水) 22:18:10.17 id:UJU0K40S0



( ゚∀゚)「違う?どう違うってんだよ?
     お前は汚職に塗れた政治家や
     殺されるような復讐買ってる悪人を殺しちゃダメだけど
     悪気が無くて、なにもしてないかわいそうな親知らずは抜いていいっていうのか?」

( ゚∀゚)「お前そりゃ―――」

銜えている短くなったタバコを再び指で挟み
僕に突きつけけなながら…言い放つ、言葉。

( ゚∀゚)「差別ってやつだぜ?だろ?」

(;^ω^)「うっ…」

決め台詞を言ってやったぜ!的に得意げ動くジョルジュの眉

長年殺し屋をしているからだろうか
こんなデタラメな言葉も信じてもいいかも、と思わせる凄みがある。


実際この仕事についてから、
闇の仕事も悪くないと思い始めていた自分もいた。

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/21(水) 22:19:39.38 id:UJU0K40S0

もちろん仕事は過酷
精神的にも肉体的にも。


しかし、見方を変えると面白いものなのかも
と感じる自分がいるのも事実。

もちろん、〝面白い〟と言っても
〝愉快〟とか〝楽しい〟とかの類じゃなくて
〝普通に生きてたら、なかなか経験できないこと〟という意味での面白さ。

人間や社会の裏の顔、喜怒哀楽や苦悩、
人生の悲哀が追い詰められた人間の行動に凝縮されたかたちで現れ
なんともいえない気分を味わえるのも確か。

ジョルジュといると
そういった意味での‘面白さ’を感じる事は多々あった。
その何倍も苦労しているのだが…

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/21(水) 22:20:51.66 id:UJU0K40S0

( ゚∀゚)「まぁ、そんな感じだ
     差別はダメって学校でも習っただろ?」



(  ω )「…」

( ゚∀゚)「おい、ムシかデブ!」


ガツガツうるさいジョルジュを尻目に
僕は再び空を見上げる。

空はまだ、混沌としていた。

14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/21(水) 22:21:49.96 id:UJU0K40S0
* * * *



不気味じゃないと言えば、嘘になった。
今現在進行形で世間を騒がせているわざわざ予告状を送りつけては暗殺する
「目立ちたがり屋さんなんだけど、一応暗殺団なんです、ハイ」から暗殺予告が届いたのだ。


('、`*川「しっかし、ふざけた組織名よね、こいつら」

しれっ、とした顔で昨日届いた予告状と
こいつらを記事にしている新聞を交互に見て、呟く。

川 ゚ -゚) 「名前はふざけてますが、腕は確かです」

呟き声に反応するかのように、傍らに立つクーが進言する。
クーの言うとおり、ふざけてる事でも有名だが
失敗した事はほとんどない組織としても有名だった。

('、`*川「CONYのクタラグに、某宗教TOP犬作、占い師の細林先生などなどねぇ…」

今年にはいってから「目立ちたがり屋さんなんだけど、一応暗殺団なんです、ハイ」
が暗殺したリストが書いてある記事を読み上げる。

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/21(水) 22:22:40.21 id:UJU0K40S0


表でも有名だが、裏ではそれ以上に顔が利き力を持っている、
そんな奴からホームレスまで
依頼があればおかまい無しに、且つ尻尾をつかませる事なく仕事を果たしている。

('、`*川「まったくふざけた奴らよねー」

ズズーと無くなりかけのコーヒーを啜りながら
まるで人事のように、ペニサスは、言う。

('、`*川「それに、今回私に届いた予告状、見てみてよクー
     『明後日あたりクライアントから仕事の依頼があったので貴方を殺します。
     今回は新人の暗殺者としての器を試す試験でもあるので
     SPとかあんま用意しないでね、おっぱい』
      だってさ?笑っちゃうわよね」

またも人事のようにケラケラ笑いながら、
予告状をヒラヒラとさせるペニサス。

川 ゚ -゚) 「…」

雇い主であるペニサスを不快感を隠すことなく、睨むクー

('、`*川「あらあら、そう怒らないでクー」

('、`*川「そういえば…貴方は前の依頼主のところで
      こいつらと戦ったんだっけ?」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/21(水) 22:26:37.16 id:UJU0K40S0
川 ゚ -゚) 「…」

('、`*川「なんで知ってるんだ?っていう目ね
      私はなんでもお見通しなんだから、っと
      去年の五月おっぱいのJの対峙し…負けた、その上――」

('、`*川「おっぱい揉み揉みされちゃったんだっけ?アハハ」



川#゚ -゚)ギリッ

その一言であの時を思い出したのだろうか
彼女のクールな表情が、一瞬で怒りに歪む。

「おおっ、怖い怖い」とクーの視線を避けるように
酒の置いてある、冷蔵庫へ向かうペニサス

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/21(水) 22:27:19.67 id:UJU0K40S0

トクトクトク…

クリスタルのように澄んでいるグラスに、
血のような紅色のワインが注がれる。
なんとかヌーヴォーとかと違い、最高級品だ。

('、`*川「貴方も、どう?クー」

川 ゚ -゚)「いえ、仕事中ですので…」


('、`*川「相変わらずお堅いのね、
     それともまださっきの事怒っているのかしら」

言い終わる前に、ワインを飲むペニサス

('、`*川「ぁー、やっぱこれ美味しいわ
     ワインはよくわかんないんだけど、うん、高いものはやっぱりいいわね」

何が楽しいのか、ケラケラを笑いながら
さらに酒を煽る、煽る。

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/21(水) 22:28:03.88 id:UJU0K40S0
* * *




川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ -゚)「…貴方は恐ろしくないのですか?」

('、`*川「んあー、なにがー?」

すっかり出来上がっているペニサスは
ボトルごと酒を飲み、クーに尋ねる。

川 ゚ -゚)「もちろん、暗殺の事です。」


('、`*川「ぁー、暗殺ねー、もちろん怖いわよ
     あいつら成功率100パーでしょ?たしか
     ゴルゴもびっくりな成功率よね、うん」

('、`*川「でもね、それ以上に―――」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/21(水) 22:28:20.07 id:UJU0K40S0

ことっと、ボトルを机に置き
急に張り詰める空気、そして紡がれる言葉

('、`*川「楽しみなの、私」


川 ゚ -゚)「ッ!?」


        (´・ω・`)    ミ,,゚Д゚彡

            スッ

川;゚ -゚)「なっ…」

その時、初めて気づく、いや、気づかされたと言う方が正しいのか
ペニサスと自分以外の存在を。

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/21(水) 22:28:50.27 id:UJU0K40S0


('、`*川「ぁー、気づかなかった自分を責めないで、クーちゃん
     一応そいつらも並の手練じゃないしさ、うん」

川;゚ -゚)「…」

驚いている私を慰めるかのように、肩をトントン、と叩くペニサス

('、`*川「私ね、雇ったの
     クーちゃん以外に‘能力者’を二人
     やっぱり客人をもてなすには、こっちもある程度準備がいるだろうし」

('、`*川「そいつらとクーちゃんで雇われ‘能力者’が三人なのね
     私三って数字が好きなの」

('、`*川「図形でも三角形が一番安定するっていうでしょ?
     二だとなんとなく寂しいけど、四だと縁起が悪いし、やっぱり三が一番よ、うん」

('、`*川「ふふっ、なんだかワクワクしてきちゃった
      なんていうの遠足前夜?みたいな」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/21(水) 22:29:45.69 id:UJU0K40S0


川;゚ -゚)「でも…」

('、`*川「ん?」

川;゚ -゚)「でも…それでも…
      奴らが私たちを破り、ペニサスさまのところまできたら…」

クーの言う事はもっともだった。
今まで国の大物がどう対処しても成功率100パー誇っている。
そんな組織が相手なのだ、そう考えるほうが自然だ。

('、`*川「んー、そうね
     じゃあそういう時は…」

酒に酔っているのか、ピンク色の頬に指を当てながら
かわいらしい唇を揺らし、思案する。

('、`*川「私がでていってそいつらやっつける、でどう?」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/21(水) 22:30:45.59 id:UJU0K40S0

川 ゚ -゚)「…」

川 ゚ー゚)「フフ」

思わず零れる笑み
この人はおそらく死ぬまでこうなんだろうな
いや、死んでもこうなのかな
と、思いながら、ただただ笑うクー


('、`*川「もー、クーちゃんったら本気なのに」

川 ゚ー゚)「いえいえ、別にバカにしてるとかじゃないですよ
      健闘を祈っております…ペニサス様」


そういいながら部屋を出て調練室に向かうクー

('、`*川「アッー!まだ話はおわってないのに…もー」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/21(水) 22:31:08.42 id:UJU0K40S0


('、`*川「…でも、ああいう子も案外そそられるものねぇ」

誰もいなくなった部屋で、
一人酒を飲みながら誰に言うでもなく呟く。

伊藤ペニサス(28)女性

生まれて5年で両親に捨てられながらも

その人を喰ったような態度と絵画のような美しい容姿
人の2手、3手先を読むという
超能力染みた先読み能力、そして話術を行使し
女性の身でありながら、この若さで国のTOPクラスまで登りきた。
無論、裏社会で、ではあるが。

名を挙げたのは今から10年前
東大を主席で合格し、次の日退学した事から始まる。

株の先物から、麻薬の売買まであらゆる金の匂いがするものに手を出し
そのすべての興行を成功させている。

人は彼女を‘先読みのペニサス’と呼ぶ――

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/21(水) 22:31:39.60 id:UJU0K40S0
('、`*川「あの様子だと、話の続きは言わなかった方がよかったのかもね」


話の続き、それはすなわち

('、`*川「彼らに私の暗殺を頼んだのが
     私自身って知ったらクーにゃんはどういう反応するんだろ…アハハ」

('、`*川「あの場で言って反応見たかったってのもあるけど
     黙っててもそれはそれでおもしろいのかもねー」

('、`*川「さて、と そろそろ夜明けか」

('、`*川「そろそろくるかしら…ワクワクが止まらないわねー」


('、`*川「この三年で、ブーンちゃんがどんな風に成長したか、楽しみだわー、うん」


徐々に白んでいく空
チュンチュンと鳴く鳥と交錯する各々の想い

なんともいえない深夜の雰囲気を残しつつ
今、夜が開けようとしていた――――



                              第一話 夜明け  終

( ^ω^)ブーンと夜明けとポテチのようです
返信2007/11/22 21:10:33

2jigendaddyjigendaddy   第2話 Moonlight Stepper

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/21(水) 23:48:02.58 id:UJU0K40S0

公園で打ち合わせする二人
夜明けが近いのか、ほんのりと周りが明るい


( ゚∀゚)「報告によると、あっちのSPは40人、内3人が‘能力者’らしいぜ」

( ^ω^)「三人も、ですかお」

( ゚∀゚)「三人も、だ。
     予告状に新人のテストだから手ぇ抜いてくださいね
     って書いてたのに冷たい奴らだな、今で言うKYだ、うん」

(;^ω^)「あんた、そんなこと書いたんですかお」

( ゚∀゚)「もしかしたら手加減してくれるかもしんねーだろ?
     ものは試しなんだよ、試し」

( ゚∀゚)「…まぁ、心配すんな、今回ばかりは組織から助っ人を呼んでるさ
     かわいいお前に為にな」

( ^ω^)「助っ人ですかお?」

( ゚∀゚)「あぁ…飛び切り強烈な奴を、だ」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/21(水) 23:50:53.44 id:UJU0K40S0
('A`)「…」


薄明るい空の下で踊る陰一つ
冴えない顔楽しそうに、ただただ踊る

誰も彼の秘密を知らない
それはとてもPOPな事

頭の中でビートをロックする
ラジオをとめないでくれ

誰もいっしょにおどってくれないけど、彼は踊り続ける
誰も一緒に踊ってくれないけど、それでも彼は逃げられない

誰も彼の後悔を知らない 
それはとてもPOPなこと
狂った月の光の中で踊るんだ
誰に言われるでもなく





第2話 Moonlight Stepper

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/21(水) 23:54:36.59 id:UJU0K40S0
約束の場所に来た僕たちを出迎えたのは
冴えない顔して踊っている…変人だった

(;^ω^)「うわ~…なんか踊ってるお」

( ゚∀゚)「な?強烈だろ?」

いつもはなにかにつけて心の中でジョルジュに反論する僕だが
こればっかりは同意だ


('A`)「みてんじゃねーよ、コラ」

( ゚∀゚)「おう、また変な踊り踊ってんのか?変態」

('A`)「だから変態じゃねーって」

('A`)「おれはダンサーなんだよ、アーティスト、わかる?」

全身黒タイツでそう主張する
痩身で冴えない男

(;^ω^)(うっわー…また大変な人がきたお)

と、僕は心の中で苦言を吐いた。

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/22(木) 00:01:53.33 id:pBoAaFYQ0
('A`)「おれは見た目と違ってPOPでクールなんだってよ」

('A`)「大体なんでこんな夜明けの時間帯に仕事しなくちゃいけねーんだよ
    おれは深夜にしか活動しない、そういう主義なんだよ」

( ゚∀゚)「時間を指定したのはブーンだ、文句ならそっちに言ってくれ」

('A`)「ぁ゛?」

(;^ω^)ビクッ

暗く、沈んだ目が恨めしそうに僕を捕らえる
たしかにこの時間帯を指定したのは僕だ、夜明けの時間帯が一番心が落ち着くから
に、してもこの組織変人しかいないのだろうか
仕事内容が仕事内容なのだが、ここまでアレなのか?

('A`)「お前か…18,19くらいのくせに‘能力者’らしいなお前?うわさだぜ」

(;^ω^)「ど、どーもですお」

('A`)「期待の新人さんって奴か、羨ましいなぁ、おい」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/22(木) 00:06:06.27 id:pBoAaFYQ0
('A`)「おれはよぉ、‘能力’なんてもんはないが…
   27年生きてきて、お前らみたいな‘能力者’に
   遅れをとったことも、負けた事もねーぜ、何故だかわかるか?」

ドクオはナイフ使いなのだろうか
手に持つナイフをひらひらさせながら、詰め寄ってくる

(;^ω^)「…わかりませんお」

('A`)「それはよぉ、アレだ
   きまってんじゃねーか」

('∀`)「おれが最高にPOPだからだよ、おい」

言いながらにっこり微笑む彼を見て
僕は悟った



(;^ω^)(あ、この人もうダメなんだ…)




52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/22(木) 00:12:40.51 id:pBoAaFYQ0
その後もいろいろ絡まれたが
仕事の時間が近かったのでなんとか勘弁してもらえた。

今回の仕事の作戦も簡単極まりなかった、ジョルジュ曰く
( ゚∀゚)「会社に押しいってSP倒してターゲット殺す、以上」
だ、そうだ。


予告状を送りつけるなど
この組織は頭を使ってはいけないなどのルールがあるのだろうか
いまいちまだ要領を得ない。

なにはともあれ
変態と変態と僕、この3PTで僕の初仕事は幕を開けたのだった―

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日:2007/11/22(木) 00:14:41.33 id:pBoAaFYQ0






         明日に続く。

返信2007/11/22 21:10:53