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2midarezakioukamidarezakiouka   第1話  「圧政」

第1話  「圧政」




( ^ω^)「迎えに……?」


ちょっと予想外の言葉だった。


('A`)「あぁ俺は今、特使で来ている」

( ^ω^)「特使……という事は行政機関絡みかお?」

('A`)「そうだ。旧知の仲という事で俺が選ばれた」

( ^ω^)「それで?まだ学生の僕に帰れとは、どういう事だお?」

('A`)「……独立だ」

( ^ω^)「独立?」

('A`)「あぁ、VIPの土地柄も関係はしてるんだが、

    今の国政はお前も理解してるよな?」

( ^ω^)「圧政……かお?」

('A`)「そうだ。ただでさえ生産性の低い土地にあるVIPだ。

    今の圧政に耐えられる程、豊かじゃないのさ」

( ^ω^)「……ふむ」

('A`)「そこでVIPミルナ代表が独立宣言をする予定で動いている」

( ^ω^)「VIPが独立宣言をしても、速攻で叩き潰されるお」

('A`)「そう、だからこその『予定』だ」

( ^ω^)「……準備段階、という訳かお」

('A`)「お前だけじゃない、VIPにとって有益な人材を各地から招集している。

    独立に向けて力になって欲しい」

( ^ω^)「……」

('A`)「……」

( ^ω^)「それは……ドクオの意思かお?それとも組織の意思かお?」

('A`)「……組織だ」

親友。

本来ならば、手を取り合って懐かしむ間柄であるはず。

しかし、彼も上からの命令でここまでやって来てるのだろう。

ドクオの目には指令の重さを感じさせる、焦燥感が見て取れた。

そしてネット国の国政が非常に厳しいものであるのも理解はしている。

言うなれば江戸時代の納税状況に近いものだ。

農民一揆。

この言葉が最もそれらしく感じる。



( ^ω^)「ドクオの意見を聞きたいお」

('A`)「俺の……?」

( ^ω^)「そう、この独立。加担する価値のあるものかお?」

('A`)「……」

単純に考えてみれば、無謀な話だ。

ただでさえ貧困気味の島国が、世界有数の大国から独立しようというのだ。

勝算など、考えるまでも無く0に等しい。

ネット国としても、経済的な面でVIPを失うことは大した問題じゃない。

だがしかし、領域・領海・領空の観点から言えば、その損失は計り知れない。

VIPがネット国の最北端として、国土を広げているからだ。

そのVIPが、独立。

どんな手段をも使って妨害に乗り出すだろう。


( ^ω^)「どう、思うんだお?」

('A`)「……」


しばらく黙った後、ドクオはゆっくりと口を開いた。


('A`)「俺個人から言わせてもらえば……」

( ^ω^)「……」

('A`)「お前には断って欲しい」

( ^ω^)「……」

('A`)「この独立、はっきり言って勝つ見込みは無い。

    ミルナ代表もそれは理解している」

( ^ω^)「なら、この独立宣言の目的とは?」

('A`)「……犠牲と改革だ」

( ^ω^)「……犠牲?と改革?」

('A`)「あぁ……分かり易く言うと、人柱……という事」

( ^ω^)「……なるほど」

クーデターでは無く、独立という姿勢を見せる事で、

現在の圧政を止めさせようという目論見。

失敗した暁には、もれなく首謀者・関係者は処罰される。

後発を抑えるために、ネット国も圧政を緩めるだろう。

という考えなのだろう。


( ^ω^)「……浅はかだお」

('A`)「え?」

( ^ω^)「処罰……まぁ処刑だろうけど、逆に見せしめ効果のほうが強いお」

('A`)「……」

( ^ω^)「完膚無きまで叩き潰し、ネット国の国力を見せしめる。

       『逆らえない』状況を作り出すには好都合だお」

('A`)「確かに……」

( ^ω^)「ただし」

('A`)「?」

( ^ω^)「上手くいく方法はあるお」

(;'A`)「う、上手く?」

( ^ω^)「時間は必要になるけど、独立をも成功できる方法が」

(;'A`)「……マジか」


ドクオから、個人的には断って欲しいと言われた。

もし、自分の責務を重視して、独立を促すような発言があった場合には、

即刻断るつもりでいた。

だが、『親友』であるドクオの口からは、

案ずる言葉を聞くことができた。

さらには、自分を犠牲にすることを前提に、

弱者を救おうという、ミルナ代表にも興味が湧いた。

( ^ω^)「ドクオ、一度ミルナ代表に合わせてくれるかお?」

(;'A`)「お前……戻ってくれるのか?」

( ^ω^)「その言い方は適切じゃないけど」

(;'A`)「??」

( ^ω^)「話をしてみたいお」



目標も夢も無かった。

これからもそれらが確立できるとは考え辛い。



考え辛いが、このドクオの話を聞いて、

自分の存在意義は見つけられそうな気がした。



第1話



~to be continued~

返信2007/12/25 19:01:59
  • 2第1話  「圧政」 midarezakioukamidarezakiouka 2007/12/25 19:01:59
    第1話  「圧政」 ( ^ω^)「迎えに……?」 ちょっと予想外の言葉だった。 ('A`)「あぁ俺は今、特使で来ている」 ( ^ω^)「特使……とい ...