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1jigendaddyjigendaddy   ブーンが毒リンゴを作ったようです

342 名前:288 投稿日:2008/04/25(金) 00:22:53.91 id:FtF6yvbW0
製作3時間か……
できたので投下いきます

タイトルはそのまんま

「ブーンが毒リンゴを作ったようです」

344 名前:288 投稿日:2008/04/25(金) 00:25:47.30 id:FtF6yvbW0

( ^ω^)「か……完成だおォッ!」

狭い実験室の中に、叫び声がキンキンと木霊しました。
怪しげな煙の充満する中、ずんぐりとした青年が何かを片手に喜色を浮かべています。
彼の名はブーン。森に一人暮らしをしている魔法使いです。

???「うるさいよ、ブーン。魔法使いたる者、むやみに大声を出したりしちゃいけないな」
(;^ω^)「ご、ごめんだお、ショボン。それよりこいつを見てくれお、こいつをどう思う?」

壁にかけられた鏡がぼんやりと光り出すと、そこに目・鼻・口といったパーツが浮かび上がりました。
ブーンの差し出している作品――どう見てもただのリンゴにしか見えませんが――
をまじまじと見つめ、魔法の鏡・ショボンは心底聞きたくなさそうに問いかけました。

(´・ω・`)「……なにそれ?」
( ^ω^)「毒リンゴだお。どんな白雪姫もこれを食えばイチコロって奴だお」
(´・ω・`)「白雪姫のバリエーションkwsk」
(#^ω^)「これであの高慢ちきなメス豚を懲らしめてやるんだお!」
(´・ω・`)「聞いてないよね」

ショボンはため息を吐きました。
彼のマスターである魔法使いブーンは、その豚のような容貌にコンプレックスを抱えているのです。
先日も白雪姫に「この白豚!」などと口汚く罵られた事を悔しがっていました。
その意趣返しを企んでいるのでしょう。

(´・ω・`)「でも君フル勃起したよね、あの時」
(#^ω^)「ブーンの性癖はこの際どうでもいいんだお。
      ともかく、あの白雪姫の傲慢さにはみんなウンザリしてるんだお!」

345 名前:288 投稿日:2008/04/25(金) 00:28:25.40 id:FtF6yvbW0
(´・ω・`)「そうかな。毒リンゴまで食べさせるのはちょっと可哀想じゃない?」
(#^ω^)「甘いお!ショボンは白雪姫に会っても、いつも褒められるだけだからそんな事が言えるんだお!」
(´・ω・`)「だって僕、鏡だからね。自分大好きな人が僕を褒めるのは当然だよね」

ブーンはじろりと鏡を睨みつけました。ショボンはそ知らぬ顔で、

(´・ω・`)「それで、悔しいからその毒リンゴを食べさせて殺しちゃおうってわけ?」
(#^ω^)「すぐに死んだりはしないお。でも酷く苦しむように調合してあるから、
      解毒薬を飲まなかったら、やっぱり死んじゃうお」
(´・ω・`)「解毒薬なんか作ってるって事は、殺す気はないんだね」
( ^ω^)「ふっふっふ。まあ話は最後まで聞くお」

指を振るブーン。

(*^ω^)「この解毒薬は惚れ薬でもあるんだお。毒で苦しんでる白雪姫を見下しながら、
       助かりたければこれを飲めと命令してやるんだお!」
(´・ω・`)「また手の込んだことをするね」
(*^ω^)「惚れ薬の魔法と同時に毒が解けるようにしてあるお。つまり毒が治った時には
      白雪姫はブーンの忠実な性奴隷、英訳してセックススレイヴになってるんだお!」
(´・ω・`)「エロゲ的思考ktkr」
(*^ω^)「白雪姫がどんな顔をするか見ものだお、フヒヒヒヒ!行ってきますお!」

ブーン、と声を張り上げて、魔法使いは風のように屋敷を飛び出していきました。



346 名前:288 投稿日:2008/04/25(金) 00:31:59.68 id:FtF6yvbW0

ξ゚⊿゚)ξ「性懲りもなくまた来たのね、この白豚」
(;^ω^)(会って早々ひどい言われようだおこのビッチが)

ブーンはムカムカとこみ上げる怒りを抑え、笑顔を取り繕います。
白雪姫の美貌は異国まで知れ渡るほどですが、その口の悪さは異常でした。
特にブーンが相手の時と来たら、臓腑を抉るような急角度の罵詈雑言が飛び出すのです。

(;^ω^)「き、今日は白雪姫にプレゼントを持ってきたんだお」
ξ゚⊿゚)ξ「プレゼント?何よ、つまらない物だったらSOS団規則にのっとって死刑に処すわよ」

ふん、と白雪姫は形の良い鼻を鳴らしました。
態度のデカさにブーンは怒り心頭ですが、今日だけは堪えなければいけません。
仕返しのチャンスはもうすぐそこなのですから。

( ^ω^)「これだお。有名な某スイーツ(笑)専門店から取り寄せた人気商品だお。ぜひ白雪姫に味わって欲しいんだお」

有名店から取り寄せたと効いて、流石の白雪姫も興味を引かれたようです。

ξ゚⊿゚)ξ「へえ……それは美味しそうね。ちょっと食べてみようかしら」
( ^ω^)(……計画通り!(ニヤリ)ちょろいもんだお)

ブーンの胸中に黒い喜びが湧き上がります。

348 名前:288 投稿日:2008/04/25(金) 00:35:31.63 id:FtF6yvbW0

そして差し出されたリンゴを、白雪姫は疑うことなく一口かじってしまいました。
と、急にその顔色が真っ青に変わりました。ぐらりと体が傾き、咳き込みながら地面に倒れ伏す白雪姫。

ξ;゚⊿゚)ξ「……!?ごほっ!げほっ!く、苦し……!」
( ^ω^)「かかったおアホが!」

バサッ、とマントを翻し、ブーンは白雪姫の前に仁王立ちしました。


ξ;゚⊿゚)ξ「ブ、ブーン……?あなた、一体なにを……!」
(#^ω^)「いつもいつもブーンを馬鹿にして見下してくれたお礼だお!
      ブーンの作った毒リンゴでたっぷり苦しみを味わうといいお!フヒヒヒヒヒ!」
ξ;゚⊿゚)ξ「ど、毒リンゴですって……?そんな……」
(*^ω^)「どうだお!?苦しいかお!? 助かりたかったら、ここに解毒剤があるお!これを飲んだら楽になれるお!」
ξ;゚⊿゚)ξ「ふ、ふざけた事言ってないで……さっさとよこしなさいよ……」
(#^ω^)「おっと会話がなりたたないアホが一人登場だお~!
      人に物を頼むとき、命令形だと言う事聞いてもらえないの知ってたかお?マヌケ」

今までの卑屈さがウソのように、ブーンは尊大な態度で薬を見せ付けました。
それを見た白雪姫は、ぎりぎりと歯軋りをしつつ呻きます。

ξ;゚⊿゚)ξ「く……げほっ……ぶ、ブーン……お願い……だから」
(*^ω^)「ンッン~、実に清清しい気分だお! 最高にハイって奴だお!
(*^ω^)「さーて、仕方ないから助けてやるお! せいぜい感謝するがいいお!」

ブーンは満足して、白雪姫の口に薬を流し込みました。
ごくり、と喉を鳴らして白雪姫はそれを飲み込みました。
これですべては魔法使いの思い通りです。白雪姫はブーンの性の虜となり、実も心もブーンの物になるのです。
ブーンはwktkしながら、白雪姫が起き上がるのを待ちました。

350 名前:288 投稿日:2008/04/25(金) 00:39:09.93 id:FtF6yvbW0

しかし。

ξ; ⊿ )ξ「…………」
( ^ω^)「……あれ?」

白雪姫はそれっきり、動かなくなりました。

(;^ω^)「お、おかしいお……? なんで目を覚まさないんだお?」

ブーンは心配になって、白雪姫の顔を覗き込みました。
真っ白になった白雪姫の顔は、凍りついたように息をしていません。

(;^ω^)「ど、どうなってんだお! 解毒薬は効いたはずだお! なんで起きないんだお! 白雪姫!白雪姫ー!!」

ブーンは必死になって白雪姫の体を揺すりました。
どうして?解毒薬を飲んだなら、リンゴの毒は間違いなく消える筈なのに。
と、そこへ聞き覚えのある声が響きました。

(´・ω・`)「簡単だよ」

ブーンの眼前に現れたのは、魔法の鏡ショボンでした。

(´・ω・`)「ブーンは惚れ薬が効いたら毒が治るような薬を作ったんだろう?
     じゃあ、惚れ薬が効かなかったら解毒効果は働かないわけだ」
(;^ω^)「き、効かないなんて事ない筈だお……! ブーンはちゃんとレシピ通りに作って……」
(´・ω・`)「ブーンは大事な事を忘れてるよ」
(;^ω^)「え?」


351 名前:288 投稿日:2008/04/25(金) 00:41:36.95 id:FtF6yvbW0

(´・ω・`)「元気な人に風邪薬を飲ませたって意味はないよね? それと同じさ」
(;^ω^)「ど、どういう事だお……?」

意味が分からないと言う風に、ブーンは首を振りました。
それを見たショボンは心底哀れむように、

(´・ω・`)「もともとブーンを好きな人が、惚れ薬を飲んでも……効果はない」
(;^ω^)「…………!!!!」

ブーンはすべてを悟りました。
信じられない事だけれど、白雪姫はブーンの事を好きだったのです。
解毒薬と惚れ薬を一緒くたにして作ったりなどしなければ、白雪姫は死なずに済んだのです。
自分の醜い心が、白雪姫を死なせてしまったのだと、ブーンは後悔しました。
その目から大粒の涙がぽろぽろこぼれます。

( ; ω ; )「うっ、うう……ごめんだお……白雪姫……僕が馬鹿だったお……」
( ; ω ; )「お願いだから生き返ってくれお……もう、どれだけ罵られても、馬鹿にされても我慢するお……
      ブーンの事を本気で嫌いになっても構わないから……」

ブーンは涙を流しながら、そっと白雪姫に口付けをしました。


352 名前:288 投稿日:2008/04/25(金) 00:42:49.94 id:FtF6yvbW0

すると――その口元から、ぽろりとリンゴのカケラが零れ落ちました。
そしてかすかに白雪姫の唇が動いたのです。

ξ;‐⊿‐)ξ「う……うーん……」
( ; ω ; )「し、白雪姫……目が覚めたのかお!?」

ブーンは驚いて、白雪姫に呼びかけました。
白雪姫はうっすらと目を開き、

ξ゚⊿゚)ξ「あれ……あたし、どうして……?」
(´・ω・`)「どうやら完全に毒リンゴを飲み込んではいなかったようだね」

ショボンが冷静に呟きました。

(*^ω^)「よ、良かったお……! 白雪姫! 助かって良かったお!」

感涙に咽びながら、ブーンは白雪姫の手を握って喜びました。


353 名前:288 投稿日:2008/04/25(金) 00:44:13.87 id:FtF6yvbW0

ところが。

ξ#゚⊿゚)ξ「は? アンタ何いってんの?」
(;^ω^)「え?」
ξ#゚⊿゚)ξ「つーかよくも毒リンゴなんか食わせてくれたわね!万死に値するわこの白豚が!」
(;^ω^)「ま、またまたそんな……もうブーンの前では素直になっていいんだお白雪……オブフ!」

白雪姫の見事なカウ・ロイ(飛び膝蹴り)がブーンの顔面を捉えました。
それを眺めつつ、ショボンが冷静に解説します。

(´・ω・`)「うん、つまり僕の推論は的外れだったって事だね。
    毒リンゴを飲み込んでなかったから解毒薬の効果もなかった。
    よって惚れ薬の効果も働かなかったわけだね逆説的に考えて」
(;^ω^)「そ……そんなのってアリかお」
(´・ω・`)「まぁ作者的にこんなオチが限界らしいから、納得するしかないんじゃない?」
ξ#゚⊿゚)ξ「死ねこの豚!地獄に落ちろ!」
( ; ゜ω゜)「ヒィィィイイイ!!!」

結局、魔法で白雪姫の心を動かそうとしたブーンには酷い罰が当たったようです。




でも、本当に白雪姫がブーンを嫌いなのかどうかは分かりませんけどね。



とりあえず、めでたしめでたし。


356 名前:288 投稿日:2008/04/25(金) 00:46:34.25 id:FtF6yvbW0
投下完了
なんだか普通の話になってしまったぜ
しかし時間的にもこれが限界だったので
次までに精進するぜ

お題くれた人と読んでくれた人、ありがとう

w´‐ _‐ノvブーン系小説イラスト&読み物+総合案内所のようです
返信2008/04/25 12:44:39