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1jigendaddyjigendaddy   ('A`)売れないお店のようです

1 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 02:07:20 id:wmloE5ss0
初めての投下になります。
生暖かい目で見守ってください。

2 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 02:09:18 id:wmloE5ss0
第一話 初めての探索

↑在庫多
薬草 30G 毒消し草 45G
炎の護符・中 200G
通話のピアス(10分) 2個1セット450G
水の護符・小 150G
雷の護符・小 150G
キメラの羽 500G

鑑定、その他要相談

3 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 02:10:38 id:wmloE5ss0
~道具屋~

俺はしがない道具屋を経営し始めた少しだけ不細工な魔法使いだ。
すこしでも冒険者の役に立つ物を売りたくてなんとか店を出したがいいが……

4 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 02:13:55 id:wmloE5ss0
( ´a`)「薬草3つと毒消し草2つ」

('A`)「えと、180Gになります。まいど」

( ´b`)「薬草1つ頂戴」

('A`)「……30Gになります。どうも」

( ´c`)「薬草と毒消しを1つずつ」

('A`)「……75Gです。」

( ´e`)「薬草~」

('A`)「……」

5 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 02:15:02 id:wmloE5ss0
需要が草しかねぇ。なんだこれ、来る客来る客全員草しか買わねぇ。
たまに他の商品について聞いたと思えば


( ´d`)「ねぇ、ここの護符ってモラ印の護符?」

('∀`)「お、これはですねウチの自家製で」

( ´d`)「あ、じゃいいです」


どうしろと。ブランド品じゃなくたって良い物あるだろうよ……!
せめて吟味する素振りはしてくれよ……ん?

6 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 02:16:45 id:wmloE5ss0
('A`)「いらっしゃい、ってなんだショボンか」

(´・ω・`)「客に向かってなんだは無いでしょ」

('A`)「知り合いだからいいだろうよ。いつものか?」

(´・ω・`)「うん、ピアス2セットと護符1つずつ」

('A`)「こっちとしてはいいが、相変わらず金落としてくなお前」

(´・ω・`)「これでも腕は信頼してるんだけどね」ホイ1400G

('A`)「へぇへぇ。さいですか」マイド

(´・ω・`)「ありがと。じゃ、またね」バタン

7 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 02:18:15 id:wmloE5ss0
昔からの顔馴染みのショボン。店を出してから何度も来てくれる常連だ。ありがたい話だ。
たが正直金があるなら例のブランド品を買った方がよっぽど役に立つだろうになぁ。


('A`)「ん~、少し草補充しにいくか」

8 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 02:19:28 id:wmloE5ss0
店を出す時に集めておいた薬草が大分減っちまった。
需要の大半が草なのは気に食わないが売れているだけマシだろう。
まだ在庫には余裕はあるが一定の量は確保しておきたい。それに倉庫で乾燥さなきゃ苦味で食えたもんじゃない。
とりあえず薬草が生えてるらしい近場の森に行くための準備を整えるとするか。


('A`)「護符を2枚ずつ持って、貴重なキメラの羽も持った。後は杖を……よし、行くか」


身を守るアイテムを持ち店を出た。
歩いて30分程歩くとお目当ての場所である【大樹の森】が見えてくる。

9 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 02:21:33 id:wmloE5ss0
~大樹の森~

('A`)「さてと……」


まずは薬草を集めておきたい。
怪我をしても最悪薬草があれば手当が出来る。
が、どうもおかしい。歩けど歩けど普通ならすぐ見当たるはずの薬草が無い。
いや、正確に言えば


('A`) 「薬草が食われまくってるな……」


薬草は本来なら野生生物の嫌う匂いをは発しているため、食べられる事は少ない。
この森で薬草を食べる生物と言えば
一角兎あたりだろうか、となるとやつらがいるとなるとここらの薬草は全滅してる可能性もある……
幸い毒消し草や色んな種など確保でき、
あとは薬草だけなんだが……

10 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 02:23:08 id:wmloE5ss0
('A`;)「本格的に無いぞ、これ」


どうやら結構な大所帯のようだ。
片っ端から無くなってやがる。


('A`)「出直すか……一応まだ在庫はあるっちゃあるしな。……お?」

..∩/\∩ ガサガサ


一角兎発見。

11 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 02:24:33 id:wmloE5ss0
薬草の代わりにはならないが、初めての探索で疲れた。
今日は兎肉を食って疲れを癒して次頑張りゃいいだろ。
まずは水の護符を投げて


('A`)つ◇「ウォーターウォールlv2」ニゲバナクシテ

( ・ x ・ )!

('A`)「んで驚いた隙にスリープlv1」ネムラセテ


よし、確保成功。
結局薬草は手に入らなかったが久しぶりの肉だし良しとしよう。
あとは帰るだけだが

12 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 02:25:28 id:wmloE5ss0
(;'A`)「やっちまった、さっき自分でも言ってただろうが」

∩/\∩ ∩/\∩ ∩/\∩ ∩/\∩ ガサガサガサガサガサガサ


仲間の異変に気づいて集まったらしい。
一角兎単体なら怖くは無いが、さすがに一度に大量に囲まれるとやばい。
短い角でも刺されば血は出るし、痛みは魔法に影響を及ぼす。
キメラの羽を使えば家に一瞬で帰れるが高いしあまり使いたくは無い。なら魔法で追い返すしかないのだが

13 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 02:26:22 id:wmloE5ss0
(;'A`)「火使ったらまずいよなぁ……」


森の中で火の魔法を使うのはあまりよろしくないだろう。
俺は正直火以外の魔法は得意ではない。むしろ苦手だ。護符作りも時間をかけて火以外の物を作っている。
雷も森に着火しかねないのでダメ。
先ほどのスリープも複数には効果は無い。となると


(;'A`)「水の護符で威嚇して全力ダッシュだな、こりゃ」


スタミナ持つかなぁ……

14 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 02:27:29 id:wmloE5ss0
(;'A`)つ◇「スプレッドlv2」

∑∩/\∩ビクッ! ∑∩/\∩ビクッ! ∑∩/\∩ビクッ! ∑∩/\∩ビクッ!


(;'A`)「よし!」

ただ兎に向かって勢いよく水をまき散らしただけだが効果は充分だった。
後は護符の効果が切れる前に


(;'A`)「逃げろ、俺!」


こうして俺の初めての在庫補充の探索は足の筋肉痛で終わった。

15 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 02:32:33 id:wmloE5ss0
+獲得アイテム+
一角兎・・・焼けば美味そう。角は薬に使えるはず。
毒消し草・・・名前の通り毒に効く草。ウチの稼ぎ頭
デクの種・・・投げると破裂音と共に砕ける種。あれ?これ使えば良かったのか?
??の種・・・よく分からん。後で図鑑チェックだな

ー消費したアイテムー
水の護符・小×2

16 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 02:34:50 id:wmloE5ss0
後日談
~道具屋~

(;'A`)「やっぱ森は侮っちゃいけねぇなぁ。怖い怖い。」


反省はほどほどに初めての戦利品、兎肉を堪能する。適当に火で炙って塩コショウ振れば上手いだろきっと。
料理なんて何も考えずに作れば問題無し。
皮を剥いで、魔法で火をつけて、塩コショウ振って、適当に野菜をつければ完成!
おお!

17 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 02:35:57 id:wmloE5ss0
(*'A`)「中々旨そうじゃん。頂きます!」ムシャリ

(*'~`)モグモグ

(;゚*゚)ゥ

_| ̄|○、;'.・ オェェェェェ


ちきしょう……
こいつらの腹の中に薬草詰まってんの忘れてた……

第一話完

('A`)売れないお店のようです - 1420391240 - したらば掲示板
返信2016/02/07 19:06:56

2jigendaddyjigendaddy   第二話 冒険にお供に魔道具いかが?

25 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 12:44:44 id:wmloE5ss0
嬉しくて泣きそう。
第二話投下します

26 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 12:45:41 id:wmloE5ss0
第二話

冒険にお供に魔道具いかが?

↑在庫多
毒消し草 45G
デクの種 50G←NEW
薬草 40G 炎の護符・中 200G
通話のピアス(10分) 2個1セット450G
水の護符・小 150G
雷の護符・小 150G
キメラの羽 500G

鑑定、その他要相談

27 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 12:50:21 id:wmloE5ss0
~道具屋~

俺はしがない道具屋を経営し始めた少しだけ不細工な魔法使いだ。
この間、商品確保に行った際に消費してしまった護符の補充をせにゃならんのだが


(;-A)「水の護符は便利だからついつい使っちまうなぁ」


商品分は確保してあるものの俺の用意できる魔道具の中で周りに対する被害が少ない水の護符。
水の無い所でも込められた魔力によって水を作りだし、相手を攻撃する。
火や雷でも上手く制御すれば問題は無いが俺は苦手だ。
時間と労力、そして自らのそれぞれの魔法属性を練りこんで作る護符作成。
俺が得意なのは火>水=雷 土 風に至っては能無しだ。

28 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 12:52:40 id:wmloE5ss0
(;-A)「っし……auim3s2oe#ki6#....」


魔法にもlvがありlv2までは当たったら痛い程度。護符・小ではここまでのlvのものしか出すことが出来ない。
護符・中ならlv5まで発動可能、lv5にもなれば充分殺傷能力の持つ魔法になる。

29 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 12:54:42 id:wmloE5ss0

(;゚A゚)「#n2m#2sb1mo3_2ym...!」


護符・大は前にモラ印の奴を一度しか見たことがない、謳い文句は『( ・∀・)lv8まで詰め込みました』だったか?
lv9を超えた魔法を使用出来れば大魔導師と呼ばれる現代では相当な才能だ。
大魔導師一歩手前まで来ている。


(;'A`)「よし、水の護符・小×2完成と」


そしてなによりもモラ印の護符がすごい点はそんな護符を大量生産している事だ。
護符は魔力を込めなきゃいけない関係上全て手作りのはず。
それをブランド商品になり、評判もいいてってことは、早さと確実さを兼ね備えてるってことだ。
'

30 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 12:56:39 id:wmloE5ss0
(;'A`)「俺なんざ2枚作るだけで疲れるってのに」ハァハァ


まぁ他人の才能を妬んでも仕方無いだろう。
属性の才能はどうしようもないが鍛えればlvは上げられる。
それにうちだって目玉商品はある。
……買っていくのはショボンだけだが。


('A`)「……さて開店するか」

32 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 13:02:23 id:wmloE5ss0
……通話のピアス、俺の作れる最高級の魔道具。
遠く離れた人と対応したピアスを通じて会話できるようにする便利グッズ。今の所は通じないとの苦情は無い。
ショボンからしか情報源は無いが。
他の道具屋ではこんなアイテム持ってるところは無いんじゃないか?と思うのだが実際の売れ行きは


('A`)「475Gになります」ドウモ

( ´f`)「あんがと」

('A`)「こっちの通話のピアスはどうでしょう?便利ですよ」

( ´f`)「いやぁ、値も貼るし、10分だけなんでしょ?それだと困った時に使ったとしても正直どうしようも無いし」

(;'∀`)「で、でも軽い話をしたい時とかに」

( ´f`)「だとしても、10分に450G払うと考えるとちょっとねぇ、じゃこれで」バタン

('A`)「……アリガトウゴザイマシタ」

34 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 13:08:32 id:wmloE5ss0
そう、遠方の人に何か伝えたいなら街の手紙用の鳥に任せた方がよっぽどいい。
安いし、培ってきた信頼もある。
そらに比べてうちの場合は高くて未知数。


(;'A`)「せめてこちらの商品も安くできりゃ良かったんだが」


特殊な鉱石を加工しながら魔力を込めなければいけない手間隙を、考えると妥当な値段のはずだ。
これを安くするとピアスへのモチベーションが、下がる。それは避けたい。
お試しで渡し、宣伝してもらえばいいかもしれないが、 結構な出費な上、どれだけの効果があるかも分からん。
護符や草は冒険者なら見慣れているだろうから買ってくれる。だが特殊な魔道具となると興味は持っても冷やかしが多い。

35 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 13:10:33 id:wmloE5ss0
一定のランクまでは多くの人が使える属性魔法にたいして個人で開発、発動する特殊魔法にはどんな効果が出るか分からない不安感が拭えないという事もある。
さらに言えばショボンのようなリピーターの方が珍しいのだ。
一期一会の出会いが多い冒険者は効果を実感してもまたここに買いに来ることは無いだろう。街に行けばまだましかもしれないが新参者が入るにはかなり厳しい。

36 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 13:11:52 id:wmloE5ss0
……にしても今日は客が来ないな。いつもならもう一人や二人来てもおかしくないんだが。
まぁ大した店でも無いんだし護符でも作るか。


(;ーA)「15#34'h22rtalngd……」バタン

(,,゚Д゚)「失礼する」

(;'A)「あ、いらっしゃい」

(,,゚Д゚)「薬草を20個、デクの種を5個、キメラの羽を2枚頼む」

('A`)「え~、全部で2050Gになります」


おお!すげえ客がきたぞおい。
一人でここまで金を落とす客はそうはいない。
しかもこの見た目は思い違いでなければ【ロイドの街】の騎士だろう。
しかし【ロイドの街】から来たとするとここでアイテムを購入する必要ないと思うんだが。

37 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 13:13:32 id:wmloE5ss0
(,,゚Д゚)「……い、おい!」

(;'A`)「は、はい!」

(,,゚Д゚)「この通話のピアスとはなんだ?」

(;'∀`)「お!それはうちの目玉商品でし」

(,,゚Д゚)「効果だけ簡潔に話せ」キモイ

('A`)「……遠方の人と10分間だけ会話する事を可能にするピアスです。一度使うと効果は切れます」

(,,゚Д゚)「!。それはどの程度の距離まで話せるんだ?」

('A`)「今の所は繋がらなかったって苦情はありませんね」

(,,゚Д゚)「効果を発動する条件は?」

('A`)「護符と同じ要領で、トークと言えば発動します」


これはかなりの好感触だが……いけるか!?
【ロイドの街】の人間ならそう遠くも無いしリピーターになる可能性もある。ここは何としても買わせたいが……
'

38 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 13:16:42 id:wmloE5ss0

(,,゚Д゚)「450Gか……値が張るな。仕方無い2セット買おう」

(;'A`)「あ、あありがとうございます!900Gになります!」

(,,゚Д゚)「品が良ければまた来る」バタン

(;'A`)「ま、またお越しください」


怖ぇ……大口の客は嬉しいんだが騎士なんて遠くから眺めた事があるぐらいだしなぁ。
なんだってこんなとこに騎士が来たんだ。しかも大量の薬草を買いに。
しかし……薬草の在庫が底を突いちまったなぁ。
昨日の今日で一角兎もいなくなってねぇだろうし……ん?

39 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 13:17:44 id:wmloE5ss0
(;'A`)「あ~、森の一角兎を狩るのか」


考えてみればあの森から薬草やらその他の物を採集してるのは俺だけじゃないだろう。
となれば街の道具屋も恐らく森に入って薬草を探し、俺と同じ結論になった。
んでこのままでは道具屋も薬草を採集出来ないので、街のお偉いさんに頼んだとかそんなところだろう。
んで討伐の為にあまり繁盛してなさそうなウチまで来て薬草を買ったんだな。
ってことは


('A`)「あの騎士ただの下っ端だったのか」

40 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 13:19:37 id:wmloE5ss0
まさか上位騎士が買い物するために街からここまで来るとも思えない。
もしかしたら既に何人かの騎士が森で野営でも行い、そこから来たのかもしれないがそれでも階級の高い騎士は来ないだろう。
なら上手く行けばピアスも継続的に買ってくれるかもしれない。
昔街で門前払いされたが、物事にはタイミングってのがあるから仕方無い。
とにかく何日か経ってから森に行って見て薬草の在庫を補充しなくては。
あと貴重なキメラの羽も在庫切れだ。
一角兎が騎士に狩られた後は森の生き物も静まるだろうし、その時にいろいろ探そう。


('A`)「うし。今日は閉めるか」

41 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 13:20:45 id:wmloE5ss0

……兎狩りするなら肉と角分けてもらえないかな……無理か……

第二話完

42 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 13:22:35 id:wmloE5ss0
('A`)の手帳

キメラの羽
・強く握ると発動する。自らの現在住んでいる街に飛んで行く。激しく酔う。あまり使いたくない。

ロイドの街
・そこそこの大きさの街。騎士たちの育成により自衛能力は高く、安全な街である。
騎士への信頼も厚く、騎士も市民へ礼節を欠かないいい街。

('A`)売れないお店のようです - 1420391240 - したらば掲示板
返信2016/02/07 19:19:46

3jigendaddyjigendaddy   第三話 人生楽ありゃ苦もあるさ

47 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 21:53:24 id:wmloE5ss0
どんどん行きます。
三話目投下

48 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 21:54:32 id:wmloE5ss0
第三話

人生楽ありゃ苦もあるさ

↑在庫多 ×在庫切れ
毒消し草 50G
炎の護符・中 200G
水の護符・小 150G
雷の護符・小 150G
デクの種 60G
通話のピアス(10分) 2個1セット450G
薬草 ×
キメラの羽 ×

鑑定、その他要相談

49 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 21:55:39 id:wmloE5ss0
~ロイドの街~


俺はしがない道具屋を経営している少し不細工な魔法使いだ。
この前森に一角兎が大量発生し、街の道具屋が騎士に討伐の依頼をしたようだが


('A`)「無事終わったみたいだな」


一角兎を絶滅しない程度に狩ってきた騎士のおかげで街は兎祭り状態。
無料で様々な人に兎鍋を振舞っているようだ。勿論俺も食べる。上手い。


( 'A)「だが、それだけの為に来たわけでもない……」ズズ-

50 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 21:57:06 id:wmloE5ss0

一角兎の角を分けてもらうためにスタミナの無い俺が街まで来たんだ。ついでに買っておきたい物を買い溜めしておかなくては。
とくればまず営業スマイルで


('∀`)「調理の際やお食事に出た一角兎の角を無料回収します。お気軽に声」

(´・ω・`)「ドクオ、いつもより気持ち悪いよその顔」ハイ.ツノ

('A`)「をおかけ……、いつもよりとかやめろ。俺の顔は少しだけ整ってないだけだから」サンクス

(´・ω・`)「ハイハイ。折角の祭りだなのにあんな顔してたら騎士呼ばれるよ。あ、そうそういい話あるよ」

('A`)「ん?」イイハナシ?

(´・ω・`)「実はドクオのあのピアスが騎士たちの間で噂になってるんだ」

51 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 22:03:12 id:wmloE5ss0
('A`)「……まじ?」

(´・ω・`)「無駄な嘘なんかつかないって」


聞けば騎士たちは周りが見えない森の中で例え短くても本部と通信手段があるのは頼りになったそうだ。
今度うちに代表の上位騎士が来るとのこと。あの時来た人より怖かったら嫌だなぁ……
来る上位騎士はギコ=エリアスという名前らしい。忘れないようにしなきゃな……


(´・ω・`)「じゃ僕も仕事あるから」

('A`)「おう、体壊すなよ」

52 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 22:05:08 id:wmloE5ss0

ショボンの仕事は遠くの街や村にいき、その地域の特色を書く仕事をしている。ガイドブックのようなものだ。

そこまでの道のり、生息する生物、危険な生物への簡単な対処方法etc……
ここらでは旅の必需品となっているほどの本だ。

だがそれは全てショボンが危険な目にあっていることの裏返しだと俺は思う。
そんな仕事を続けるあいつを俺は尊敬している。
その為に出来る限りの手伝いとして良い品を売ってやりたい。
'

53 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 22:06:03 id:wmloE5ss0
('A`)「っと、俺もやるべきことやんないとな」ズズー


あいつのサポートをしてやるためにも自分のことをしっかりやらんとな。
兎鍋を啜りながら先先で角を回収しながら少なくなっていた日用品、ピアスの為の鉱石を購入。
これで大体必要な物は揃ったが


( ;'A`)「う?む、お守り用にいくつか買うか?」


王都から流されてくるモラ印の護符シリーズ。にっくき相手だが試してみたい。
周りに被害を及ぼしにくい水と土と風は欲しい。持っていて損は無いんだが……

54 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 22:09:58 id:wmloE5ss0
(;'A`)「3種類2個ずつで6000Gは痛いよな……」


護符の性能+制作費用+輸送費やらで1000Gまで釣り上がってしまっている。王都からここまで馬車で運ぶのに1ヶ月弱かかる。
そしてやはりlv8の魔法まで出せるのは大きい。
それをこの値段に抑えているのだから凄いことだとは思うがやはり辛い物は辛い。
俺が一人で店の前で悩んでいると


(*゚∀゚)「なにかお悩みなのか?」

(;'A`)「あ、いえそのモラ印の護符を買うか迷ってまして」

(*゚∀゚)「確かに高いもんな~」

まずい……俺はラフな感じの対応されると一番辛いんだ……!
加えて女性店員とか俺にはハードルが高すぎる。次いつ来るかも分からんが一度退却だ。

55 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 22:10:53 id:wmloE5ss0
(;'A`)「あ?、すみません、私はここで……」

(*゚∀゚)「まとめ買いでけっこう割り引く事は出来るよ」

('A`)「!本当ですか?6個でいくらくらいにできます?」


(*゚∀゚)「皆高いって言うからね、売れなきゃこっちも困るし、お祭り価格ってことで5200Gでどう?」


これは……買いだな。日頃から少しずつ貯めてる金を大分減らすから手痛い出費ではあるが安全を帰るなら安いもんだろ。
モラ印の護符・大を水、土、風の三種を買って家から持ってきた金は完全に尽きた。
もうこの街にいても仕方無いし、兎鍋をもう一杯食ったら帰ろう。

56 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 22:12:03 id:wmloE5ss0
~道具屋~

さてと、この貰ってきた大量の角だが、草との親和性が高い。削り出した粉と特定の草や茸を合わせると効果が高まる。
代表的なものとして、薬草、マヒ茸、眠り草、そして毒茸の天ぷら茸が上げられる。これらは単体で食べてしまうと死ぬ恐れあるが、一角兎の角はそれらを徐々に治す遅効性の薬になる。
そのため野生生物の動きを毒で封じ、一定時間経てば毒は消えている。罠に最適な素材だ。


( 'A`)ゴリゴリゴリゴリゴリゴリ

57 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 22:13:19 id:wmloE5ss0
だがその性質上最初から混ぜ合わせておくと毒の効果が消えてしまうため、現地で調合しなければならない。
薬草も例外でなく、混ぜ合わせると効果が消えてしまう。
が刺激臭が消え、餌玉の元として活用することが出来るようになる。
だが俺が最もこの角を推したい点は


( '∀`)「この粉は肉を保存食に変える魔法の粉だってことだな」


理屈は分からんがこの粉を刷り込んだ食料は日保ちする。例えば肉ならこの粉の中に入れておけば常温で2週間放置しても行ける。
俺みたいな街にあまり出ない奴には役に立つ技術だ。多少味は落ちるがそこは保存食には付き物だし気にはしない。
'

58 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 22:14:10 id:wmloE5ss0
('A`)「よし、時間はまだあるな」


あと数時間で日が落ちるが探索するには問題ないはず。
騎士たちが森へ行っていた期間は在庫補充が一切出来なかったからな。薬草はまだ生えてないにしても、何か売れるもん採集しないと厳しい。
護符は俺の護符3種とモラ印の水を持って店を出た。
'

59 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 22:15:25 id:wmloE5ss0
~大樹の森~

やはり一角兎が一気に狩られた事で森全体が大人しくなってるな。
ただ一角兎がいない分違う生物が目につくようになった。
鼠狼、穴モグラ、食肉花あたり少し狩っておく。
中でも珍しいのが


(db) wwww

('A`)「これは……マンドラゴラか」゙

60 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 22:16:27 id:wmloE5ss0
一角兎に食い荒らされた所に明らかに違う形の草が生えている。本来なら周りの草に形を変えるが擬態する草が少なすぎてこうなっているんだと思う。
マンドラゴラは植物だが魔力を持ち、引き抜く時や刺激を与えた際に悲鳴をあげる。ブ
この悲鳴を聞いた肉食生物が集まりそのあたりにいる生物を襲う。
まだ俺には扱えない代物だが後々役に立つかもしれない。採集しておきたい所ではあるが

61 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 22:17:20 id:wmloE5ss0
(;'A`)「先に周りを採集するか。下手に抜いて危険な橋を渡るよりはいい」゙ブ


とにかく簡単に手に入るデクの種、毒消し草、謎の種を採集。これでここらへんの商品の値段は前に戻せる。……前にも採ったがこの種なんなんだ?図鑑にもそれらしいのは無かった。店の近くで育てりゃ分かるか……さて問題のマンドラゴってなんだ?このお……と。


ブ ブブ ブ ブ
ブ ブブ ブ ブ


(;'A`)「キラービーの群れじゃねぇか!」

62 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 22:22:48 id:wmloE5ss0
一匹の大きさが人の顔程もあるキラービー。その見た目が既にやばいのに群れをなして襲ってくる。しかし何もしてないのにいきなりどうして!?


(;'A`)「騎士による兎狩りか?」

十分考えられる。となれば人間が通るだけでキラービーを刺激して襲われる理由には充分。
とにかく今の状況は周りを囲まれて逃げ場がって来た来た来た!やばいやばいやばい!


(;゚A゚)つ◇「フレイムウォールlv5!!」


森に被害が出ると言ってる場合じゃねえ!
まずは火の壁作れば近づいてこれない!これでどうにか逃げ道考えて……
'

64 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 22:24:28 id:wmloE5ss0

::(("O)゙::「キエェェェエエェェェ!!!!」


ああああああ!マンドラゴラ刺激しちまった!どうするどうするどうする?!
買ったばっかなのに使うしかねぇ!


(;゚A゚)つ◆

「 アクアウェイブlvはぶぉ!!!」

65 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 22:25:13 id:wmloE5ss0





世界が水に包まれた

67 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 22:26:45 id:wmloE5ss0

(; A)「んだ……あれ……」ゲホッゲホ


予想外過ぎた。あまりの魔力量に制御かけるの遅れちまった。結果的に護符から大量の水を出すだけになったが危険な奴は一掃できたらしい。
頭痛ぇ……風邪確実に引いたなこりゃ……
歩いて帰ると思うと気が重い……
あぁ、兎鍋食いたい……

68 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 22:27:25 id:wmloE5ss0
+獲得アイテム+
毒消し草
デクの
謎の種
鼠狼の皮・鞣して、携帯袋に加工される。便利。←NEW
穴モグラの爪・地面を掘り進む為に発達した爪。スプーンのような形状になっている。←NEW
食肉花の種・甘い匂いを出して虫や小動物を誘い食べる花の種。人の大人は襲わないが、子供は襲う。←NEW

ー消費アイテムー
モラ印の水の護符・大

69 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 22:29:06 id:wmloE5ss0
後日談
~道具屋~

あれから結局店に戻れたのは2時間程経ってからだった。軋む体を動かしてベッドに倒れ込んだ。ん……ポケットからなんか落ちた。


(∥ A)「キメラの羽あったんだっけ」


次からは森に行く時は誰か誘おう……
'

70 名前:名も無きAAのようです:2015/01/05(月) 22:30:15 id:wmloE5ss0


第三話完

('A`)売れないお店のようです - 1420391240 - したらば掲示板
返信2016/02/07 19:20:08

4jigendaddyjigendaddy   第四話 鑑定のプロ!商売のプロ!

80 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 02:08:26 ID:6QEgXQrM0
1Gだいたいどのくらいの価値なんだ?
10Gでパンとか買えるくらい?

81 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 02:36:03 id:SIoAwlNY0
15Gくらいがパンの相場です。
ロイドの街は安定して農業を行えているので、不安定な採集効率の薬草よりも安いです。
ちなみに街での薬草は25Gほどです

82 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 19:03:09 id:SIoAwlNY0
四話投下

83 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 19:04:05 id:SIoAwlNY0
第四話

鑑定のプロ!商売のプロ!

↑在庫多 在庫切れ *
薬草 30G 毒消し草 45G
デクの種 50G
炎の護符・中 200G
通話のピアス(10分) 2個1セット450G
水の護符・小 150G
雷の護符・小 150G
キメラの羽 *

鑑定、その他要相談

84 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 19:05:58 id:SIoAwlNY0
~道具屋~

俺はしがない道具屋を経営している少し不細工な魔法使いだ。
一週間ほど前に森でピンチになったんで初めてモラ印の護符を使ってみたんだが


(;'A`)「あんだけの魔力込められるのか」


使ってみて改めて分かったモララーという男の才能。
そして自らの未熟さ。あそこで護符が暴発したのも、テンパってたとはいえ冷静に魔法を使用出来なかった己の責任。
それでもやはり想像のはるか上を行く魔力、注ぎ込むコツとかあるのだろうか……
王都に行く機会があれば話し合ってみたいもんだ。
次使う時は上手く扱えるよう注意しないとな。

85 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 19:07:20 id:SIoAwlNY0

('A`)「さて在庫はこの一週間で補充したから、今までの値段に戻して開店と」


結局キメラの羽は手に入らなかったな。
正直あの森に行くたびにひどい目に遭ってる気がするから長々と探索する気にもなれん。
そもそもあそこにキメラの羽があるのは北から喧嘩して、負けたキメラが来た時だけ。そうそう見つかるもんでもないしな。
っとそうだ。

86 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 19:09:31 id:SIoAwlNY0
(*'A`)「謎の種に魔力をあげましょ~」


毎回探索に行くたびに見かける謎の種。
最初は土に植えて水をやっていたがどうも成長しなかった。
だが途中で川からの水汲みが面倒で水の護符・小でシャワーlv1をやったら成長し始めた。
恐らくこれは魔力を蓄え成長する植物なのだろう。何かの役に立ちそうなので毎日少しずつ魔力をあたえている。
結構楽しい。バタン

87 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 19:11:53 id:SIoAwlNY0
('A`)「いらっしゃいませ」

( ´g`)「薬草と毒消し草、あと火の護符を1つずつください」

('A`)「275Gになります」マイドアリ-

( ´g`)「あ、あとここ鑑定もやってるよね。これ見てもらいたいんだけどいくら?」カタッ

('A9)「簡単な鑑定のみなら代金不要です。では、少々お時間頂きますね」カチャ

88 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 19:14:36 id:SIoAwlNY0
指輪か、ここらではあまり見ない鉱石だが貴重って程でもない。
裏に文字が刻まれてるから魔道具には違いない。
どんな魔法か組み込まれてるかだが


(;'A9)。○(正直分かんねぇな。)


おそらくどこかで本人に影響を及ぼす指輪で攻撃魔法が組まれてるわけでもなさそうだ。
発動系か永続系だが多分永続系。
合言葉も読み取るヒントは裏に刻まれた文字だけだがそれらしいのは見当たらない。
魔法分析のプロがやれば解読出来るのかもしれないが俺はまだまだ知識不足。
わかる範囲で教えておこう。こういう時に金をとらないで正解だと、常々思う。

89 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 19:17:07 id:SIoAwlNY0
('A`)「……とまぁこんな感じです」

( ´g`)「ふむ、買取ってくれないか、これ」

(;'A`)「いや、こちらもどんな魔法が飛び出るか分からないとなると安くなってしまいますが……」

( ´g`)「構わんよ、買い取ってくれ」


困ったな、日常生活て使われるキーワードが合言葉ではないとは思うが……
まあ守護系統なら被害はたいしてないだろ。
鑑定は中々来ない珍しい依頼だからな。
恐らく元値は600G程度ぐらいだと踏んで

90 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 19:18:14 id:SIoAwlNY0
('A`)「280Gで買取ります」チャリーン

( ´g`)「はい、どうもね」バタン


さて面倒なもん、渡されちまったな。
だが良い物だったら俺も使いたい。
ここは下手に触るよりもプロに任せよう。
ウチの伝書鳩のリリーの足に手紙と指輪、ピアスを括りつけて魔法解析の殿堂『流石一家』に送った。
これでなにか分かればピアスでまず話がくるだろう。
ドンドン

91 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 19:20:28 id:SIoAwlNY0

(,,゚Д゚)「失礼する」

(;'A`)「あ、どうも騎士様」マタコノヒトカ

(,,゚Д゚)「 此度の一角兎掃討には貴殿の魔道具が、多いに役に立った故、ロイドの騎士の代表として参った。 」

('A`='A`)「えぇ、上位騎士の方がお見えになると聞いてました」ドコダロ

(,,゚Д゚)「いかにも。先日はは名も名乗らず申し訳なかった。まずは改めて名乗らせて頂こう。我が名はギコ=エリアス、剣兵騎士長を務めている。以後よろしく頼む」

( A ) ゚ ゚「剣兵騎士長?!」ポ-ン

92 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 19:22:43 id:SIoAwlNY0
おいおい嘘だろ?!あそこの騎士って、たしか全ての騎士を束ねる大騎士の称号を持つグラント・ロマネスク
その下が剣と槍、それぞれ騎士をまとめる剣兵騎士長と槍兵騎士長。
それぞれ上位騎士と下位騎士が、更に50人ずつ配備され、ロイドの騎士は総勢203人。
となるとこの人!TOP2か3じゃねえか!?
前に会った時やらかしてないよな……?


(;'∀`)「どとどどうも、よよろししきくおねねがいさしします」

(,,゚Д゚)「そう緊張しないでも良い。それであのピアスなんだが、定期購入させてもらえないだろうか」

(;'∀`)「ええ!ええ!勿論構いませんとも!」ニコリン

(,,ーД゚)「ただ定期購入する代わりに少し値段を安く出来ないだろうか」

93 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 19:24:29 id:SIoAwlNY0


出来なくもないがあのピアスの値段の内訳は鉱石代+加工代、そして俺の手間賃。最後以外は減らせないが減らしたら辛い。
これでも自分なりに悩んで価格を設定しているつもりだ。
鉱石採集も楽では無いし、祭りでも無けりゃ買うのも高い。


(;'A`)「 出来ないとは、言いませんが…… うちにも懐事情ってのがあるんで」スイマセン

(,,ーДー)「ふむ。いや真っ当な事を言っているさ。だが情けない話、この値段のままだと街からの補助金では足りなくてな……」


なるほど
ロイドの街では確か街を守る騎士たちに給料とは別に補助金を出している。
今までは武器や鎧の手入れに必要な金額だけ支給されていたはずだ。
そこに新しい装備を導入したら、次の街の予算会議までは補助金が降りないのだろう。
かといって自腹を切るには辛い金額になるだろうし。

94 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 19:26:13 id:SIoAwlNY0
(;'∀`)「ははは、ちなみにいくつ買いたいんです?」

(,,゚Д゚)「月に5~10個程だな」


今まで2ヶ月に一度ショボンが購入してくれていた事を考えると大分利益が出る。
これを見逃すのはありえない。
たが月に10個も作っていたら、他の道具作成などに影響が出る。
1セット作るだけでその日は護符が作れなくなるほど疲労する。今までは一週間で2セットペース。
なら4日に1セットペースで2ヶ月で15セット。
ショボン用に2セット、一般客用に1セット残したい。となると

95 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 19:29:44 id:SIoAwlNY0
('A`)「えっと、でしたら月に6セットお送りします。値段なんですが……」

(,,゚Д゚)「うむ」

('A`)「6セット2400G、1セット400Gになります」

(,,゚Д゚)「そうか……厳しいがそれで街と掛け合ってみよう」

('A`)「ですが鉱石を安く分けて頂けたら大分落とせます。6セット1800G、1セット300Gでどうでしょ」


一番のネックの鉱石さえ安く確保できれば当然安く提供できる。
街ならそういった俺の欲しい鉱石の情報も集まりやすいはずだ。
なんなら街の鉱石店に信頼されてる騎士なら安く売ってくれるかもしれない。
これなら俺のモチベーションも下がらないし。
互いにwin-winになる。

96 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 19:30:25 id:SIoAwlNY0
(,,゚Д゚)「ふむ……街にその条件で伝えておこう」

('A`)「はい、よろしくおねがいします」

(,,゚Д゚)「必要な鉱石の名前は?」

('A`)「メタライト鉱石です。街の炭鉱夫の店にもありましたので、実物もすぐ見れると思います」

(,,゚Д゚)「分かった、では」

(;'A`)「あ、1つ質問しても?」

(,,゚Д゚)「なんだ?」

(;'A`)「何故上位騎士のあなたがわざわざピアスを買いに来たんですか?」

(,,゚Д゚)「あぁ、その事か。ロイドにはショボンと言う男がいる。そいつの本にあんたの事があったんでな。興味があった」

97 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 19:34:33 id:SIoAwlNY0
('A`)「……なんて書いてあったんです?」

(,,゚Д)「不細工な腕の立つ道具屋を愛用してるってな、その通りだった」バタン


ショボン、さりげなく宣伝してくれてたのか。
あいつには世話になりっぱなしだな……
今度なにかサービスでなんかつけてやろう。
だが何度も言ってるが俺は少しだけ顔が整っ……
まて?!あの騎士俺が不細工って認めなかったか!?

98 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 19:41:49 id:SIoAwlNY0
結構お茶目な人なのか?
店を開けてたいしてまだ時間も経ってないが、そろそろ新製品にも手を出したいしな。


('A`)「店閉めて特訓するか」

なにより今日はもう人と話すの疲れた。
魔力を練り上げる練度を高めたり、特殊魔法の開拓もやろう。


魔法は大きく分けて2 種類に分類できる。
属性魔法と特殊魔法の2つだ。
属性魔法は本来なら魔力を練り上げ、詠唱を終えてから使いたい形を宣言すると発動する。
属性魔法は火・水・雷・風・土の5種類が存在しているが

99 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 19:42:47 id:SIoAwlNY0
(;ーAー)「lnn1e2spl2&n7nvp#e@2...……」

(;'A`)「サンドウォールlv1!」パスッ

(;'A`)「……やっぱ属性魔法の開拓は厳しいか」


俺は風と土が使えない。出来れば使えるようにしたかったが、センスがないんじゃ仕方無い。
このあたりの昔話で大魔導師にもなれば属性2つを組み合わせて更に属性を増やす事が出来たとされているが、実際に出来た者ははいないらしい。
あのモララーでさえ諦めたと冒険者から風の噂で聞いている。

100 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 19:43:46 id:SIoAwlNY0
(;ーAー)「集中……」フゥ-


実戦では魔力を練り上げや詠唱に時間がかかる為に大部分は護符で省略し、最後の魔法の形のみ詠唱する。
例えばフレイムアローと唱えれば炎の矢が出るし、スプレッドと唱えればその属性のものが広範囲に拡散する。
優秀な護符になればなるほど規模が大きくなる。


(;ーAー)「……」

101 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 19:45:23 id:SIoAwlNY0
そして特殊魔法だが、これは属性に当てはまらない系統の魔法で、膨大な数がある。
詠唱は一言、。杖で決められた動作を行う事で発動する。魔道具に込める時はまた別の作業も入るが……
多くの人が使える魔法から、その人にしか発動できない魔法もある。
今俺が使える特殊魔法は、スリーブlv3、エンチャントlv1、クリーンlv3などなど……
ここら辺は街に行けば、『便利な特殊魔法全集』とか売ってるので買って少しずつ習得してきた。

102 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 19:47:49 id:SIoAwlNY0
(;ーAー)「クリーンlv2!」シュワー

(;ーA`)「おー、上手くいったか……」


そしてオリジナルの定義だが、『特殊魔法全集』に載ってない魔法を指している。
この本に載ってるのは開発された魔法の使用方法が載っている。
つまり元は全てオリジナルの魔法なんだが何故それが本になっている理由は様々な事情がある。
金に困って魔法を売った者、死ぬ前に誰かに伝えたかった者、単なる善意から教えた者。
俺はまだ金にも困ってないし、死ぬ気も無いから、本に魔法を提供する気は無い。
が一応店のの魔法研究本にやり方は書いてある。
'

103 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 19:50:16 id:SIoAwlNY0
('A`)「何が起きるかも分からんしなぁ」


自らの生きた証とも言える魔法。
嫁さんでもいたなら他にも証が作れるが俺には期待できない。
だが魔法使いならその証が残せる。


(;'A`)「あかんやつやこれ、集中出来なくなってきた」


落ち着け。こんなテンションになると抜け出せなくなるぞ、俺。
日も傾いてきたし、一度休憩を……お!

ト-ク トーク トーク

通話のピアスが起動している。
リリーがどうやら指輪を届けてくれたらしい。
このままだと死にたくなるところだった。

104 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 19:51:22 id:SIoAwlNY0
('A`)「トーク!」

⑩<「あ、繋がったかい?」

(;'A`)「あ、母者さんですか?お久しぶりです」

⑩<「硬っ苦しい挨拶はやめだ。指輪の説明に入るからね。よく聞きな」


俺の送った指輪はどうやら装着すると少しだけ魔力を制御しやすくなる指輪とのこと。
今は王都でもっと優秀な物が出回っているため価値がないということ。
もとより王都からかなり遠い街の上、 その街からの情報も更に遅れる道具屋としては残念な状態だからな……
ショボンが来た時に多少は聞くが聞いた時には流行が過ぎてたりするし……

105 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 19:52:45 id:SIoAwlNY0
(;'A`)「そうですか、じゃああんま価値無いんですね」

⑤<「王都なら型落ちって事で300Gしないんじゃないかね?」

(;'A`)「そうっすか」

⑤<「ところで……あんたに1つ聞きたいんだが」

('A`)「何ですか?」

④<「ウチの馬鹿共しらんかね」

(;'A`)「あの兄弟ですか?最近は連絡を取り合ってないので……どうかしたんですか」

④<「……兄弟揃って逃げ出してね。情けない話さ。魔法解析なんて誰にでも出来るわけじゃない誇りのある仕事だってのに」

106 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 19:54:08 id:SIoAwlNY0
流石一家は家族で魔法解析の仕事をしている。
兄者は武器。弟者は防具。父者さんは装飾品を担当している。
その中でも母者さんは魔法全般を担当しているという凄まじい人だ。
そして、なにか欲しい素材がある時はほとんど母者さん1人で回収してくる。
兄弟たちも弱くは無いが、母者さんの家庭政治に耐えられなくなったんだろうな。


(;'A`)「まぁ、あの兄弟ならすぐ帰ってきますよ」

②<「かも知れないね。もしそっちに行ってたら伝えといて欲しい事がある」

('A`)「何ですか?」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「覚悟しておけってね」バキッ


(;'A`)「……あの兄弟死んだかな……」コワサレタ...

107 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 20:02:34 id:SIoAwlNY0
俺が覚悟しなきゃいけない立場っぽいなこれ。
とにかく兄弟が来たら母者さんな伝えないと俺が殺されそう。ドンドン
……なんかうるさいな……


[扉]A`)チラッ

( ;´_ゝ`)「ドクオ!すまん!」

(´<_`; )「匿ってくれ!」<br>
[扉]バタン

108 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 20:03:58 id:SIoAwlNY0
扉を閉めて、今日は寝る事にする。ドンドン
明日は1日平和でありますように。ドンドン
アケロ-タノム-トメテクレ-


(∥'A`)「面倒臭えなぁ」ドウシテコウナッタ

            第四話完

109 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 20:05:38 id:sTE6qfs60
ドクオの人間関係が気になる


110 名前:名も無きAAのようです:2015/01/06(火) 20:14:31 id:SIoAwlNY0
('A`)の手帳
(´・ω・`)ショボン
短剣と小道具を使う。軽装で様々な、場所を旅している、昔からなにかと世話をやいてくれる

( ´_ゝ`)兄者
武器にかかっている魔法を解析するプロ。
素材採集の時はツルハシ背負って戦う。
俺の依頼の時は少し割り引いてくれる。

(´<_` )弟者
防具にかかっている魔法を解析するプロ。
素材採集の時はハンマーを背負って戦う。

('A`)売れないお店のようです - 1420391240 - したらば掲示板
返信2016/02/07 19:20:43

5jigendaddyjigendaddy   第五話 新たな仲間に乾杯

131 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 01:14:11 id:pFolPW620
売れないお店
第五話

新たな仲間に乾杯

↑在庫多 在庫切れ *
薬草 30G 毒消し草 45G
デクの種 50G
炎の護符・中 200G
通話のピアス(10分) 2個1セット450G
水の護符・小 150G
雷の護符・小 150G
餌玉の元の袋詰め 80G←NEW
キメラの羽 *

鑑定、その他要相談
'

132 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 01:14:56 id:pFolPW620
~道具屋~

俺はしがない道具屋を経営している少し不細工な魔法使いだ。
昨日懇意して頂いている魔法解析のプロ流石一家の母者さんから息子2人が逃げ出したという話を聞いたのだが


(;ーAー)「で?何やらかしたの?」

( ;´_ゝ`)「そ、それはだな」

(´<_`; )「ここは正直にいうのが礼儀だぞ、兄者」

( ;´_ゝ`)「うむ……」


聞けば兄者と弟者は魔法解析の応用で暗号を作っていたそうだ。
なんでも魔法の解析と暗号の解読を組み合わせて遊んでいたらしい。
その暗号の中では母者さんを舐めきっていたそうだ。

133 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 01:16:23 id:pFolPW620
流れをまとめると


~まとめ~

(´<_`* )「この暗号は母者にもばれんぞwww」

( *´_ゝ`)「母者とかわろりんぬwww」

 @@@
@#_、_@
  (  ノ`) 「へぇ……?この程度の暗号、解けないと思ったのかい。舐められたもんだね」

( ゚_ゝ゚)(゚<_゚ )

グシャバキッ
<ま、待つんだ!母者!話せば分か!ぐふっ

<兄者あああぁ!がはっ!

<魔法を下らないことに使うなってあれほど言ったのを忘れたとは言わせないよ!この馬鹿息子共が!

( ×_ゝ×)(×<_× )グフ

~まとめ終了~

134 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 01:17:28 id:pFolPW620
('A`)「なるほどね、それで?」

( ´_ゝ`)「終わりだぞ?」

('A`)「え」

(´<_` )「え」

(;'A`)「いやいやいやいや、ならなんで俺のところにきたんだよ!」

( ´_ゝ`)「俺達は思ったんだ」

(´<_` )「もう充分母者のもとで経験は
積んだ」

( ´_ゝ`)「だが店を出すには金が無い!」

(´<_` )「頼んで許可してくれそうなのは一人だけ!」

( ´_ゝ`)「だからここに来たのさ!」(´<_` )

(゚A゚)「息合わせてんじゃねえよ!」

135 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 01:18:26 id:pFolPW620
だが実際問題こいつら2人も住まわせるスペースはあっても、モラ印の護符買ったせいで金はない。
食料とかは森へ行けば問題はないんだが、母者さんのこともあるしなぁ……
ここは


('A`)「リリー、昨日に続いて悪いがまた流石家に」

( ;´_ゝ`)「ば!やめろ!」

(;゚A゚)「自己責任だろ!諦めて母者さんの制裁受けてこいよ!」オレガコロサレルワ

(´<_` )「ドクオ……お前には伝わらないがあん時の制裁は本気じゃない」

( ´_ゝ`)「体動かしてくるって素手で【狼翁山】に行くような化け物だぞ」

(´<_` )「 返り血で赤く染まった無傷の母者が狼引き連れてボスになってたのは引いたわ」

136 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 01:19:42 id:pFolPW620
す、すげえ。流石一家近くの【狼翁山】は長寿の危険性物のすむ山だ。
歳老いた狼がもっとも多く生息している山で、その事が、名前の由来になったという。

経験を積んだ狼たちは集団で襲いかかり狡猾な戦いをすると聞いたことがある。
熟練の冒険者なら戦いを避ける危険性物だ。

それを素手で倒し、ボスになってこれる母者さんは何を食って育ったんだろうか。

137 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 01:21:28 id:pFolPW620
( ;´_ゝ`)「な?簡単な家を作るまででいいから」

(´<_`; )「飯やら素材やらは俺らが用意するから」

(;'A`)「え、隣に家も作るの」


家をつくるのは流石に想定外。
だが母者さんの事が無ければ、この兄弟には世話になってきたから、住まわせてやりたい。

それに鑑定の仕事は今までは勉強する時間が少なかったため、細かい鑑定が出来ない事も少なからずあった。2人の力を借りて鑑定と解析の訓練をしたいのも事実。

……騙すようで気が引けるが母者さんには兄弟が来てることをこっそり伝えておこう。
いくら母者さんでも息子の安否が分からないのは不安なはずだ。
後でまた手紙を送るとして、今は……

138 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 01:23:06 id:pFolPW620
(;ーAー)「邪魔はしないでくれよ?」

( ´_ゝ`)「流石ドクオだ!話が分かる!」

(´<_` )「早速で悪いがこのあたりの事を詳しく教えてくれ」


兄弟たちに大樹の森にいる危険性物や、家に使えそうな木、ロイドの街についての事を教えた。
すると食料をとるついでに腕試しをしてくると森に向かっていった。
こういうところは母者さんと似てるよなぁ……

139 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 01:23:53 id:pFolPW620
さて今のうちにまたリリーに一仕事してもらうとするか。
内容は……そうだな。
『うちの店の隣で修行したいとのことでこちらで過ごすそうです。俺も協力しますのであまり怒らないでやってください   ドクオ』
これで大丈夫かなぁ……気にしてもしゃあないか。
また足に手紙を括りつけて、よし。
今日は豪勢な飯用意するから我慢してくれな。バタン

140 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 01:24:43 id:pFolPW620
('A`)「いらっしゃいませ」

( ´h`)「薬草3つとデクの種2つ、あと餌玉を1つ」イクラ?

('A`)「270Gになります。」ドーモ

( ´h`)「店の横の草って何あれ?」

('A`)「あぁ、大樹の森から採ってきた種を試験栽培してるところです。売り物にはしていません」

( ´h`)「ふ~ん、そっか。ありがとさん」バタン


危ない危ない。そう言えば兄弟たちのせいでまだ魔力をあげて無いんだった。
早くあげてやらなきゃな


('A`)「ん……実か?これ」

141 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 01:26:52 id:pFolPW620
小さな実がいくつか生えている。
まだ小指の爪ぐらいの大きさだが確かにある。
まだ植えてから一週間程度だがかなりの繁殖力があるのか?。

だがまだ何があるかも分からんので一番大きなやつを残し間引いておく。
しかしあの森の中でこんな実がついているのは見たことが無い。

育てれば分かるのかね。一応兄弟にも後で聞いとこう。
さて、日課の水やりもやったし通常業務に戻るか。バタン
ん、最近心無しか客が良く来るな。


('A`)「いらっしゃいませ」


……………………

142 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 01:28:40 id:pFolPW620
~道具屋・昼~

('A`)「よし、そろそろ昼飯にしよう、といいところなんだが」


兄弟がまだ森から帰ってこない。
近接タイプの2人なら大抵の攻撃なら良けれるし、最悪受けても母者さん仕込みの耐久で問題無いはず。
苦戦してるとも思えないが、思いつくのは


(;'A`)「キラービー刺激したかな」


森で2人が暴れてるならあの時の俺のように囲まれているかもしれない。
あの2人ならスタミナもあるし一応大丈夫だとは思うが、確認しにいった方が……お?

143 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 01:29:32 id:pFolPW620
アケロ-マタセタナ-メシモツクッタゾ-

なんだ。森で迷子でもなってただけか。
余計なことを心配しちまったな。

'
('A`)「遅かったな。迷子にでも」ガチャ

( *´_ゝ`)「キラービーを大量にとってきたから今日の昼飯はキラービーの腹汁な!」

(´<_`* )「キラービーの巣まで行って、ハチミツも少しとってきたぞ!」

(∥'A`)「……本気かよ……」


ハチミツは嬉しい。が昼飯に軽いトラウマのハチを食べたくは無い。というか虫を食べたく無い。
ワーム系ならまだ食べれるがそれ以外の虫となると食べた時の食感がどうもすきになれない。


(∥'A`)「他にはとってきてないのか?」

(´<_`* )「よくぞ聞いてくれた!これが戦利品だ!」

144 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 01:30:31 id:pFolPW620
+獲得アイテム+
キラービー・尻に生えてる針は針治療や袖に隠し持ちピンチの時によく使われる。かなり硬い。←NEW

キラービーの蜜・キラービーの巣にあるハチミツ。近づくと襲いかかってくるため採取する時は危険。←NEW

岩亀の甲羅・止まっていると岩にしか見えない亀の甲羅。ここらの地域ではあまり見ない亀。←NEW

錆びた剣・森で落とされ、錆びた剣。斬るには鈍らでまるで使えない。←NEW

キノコ・ただのキノコ、特殊な何かはない。味は可もなく不可もなく。←NEW

……言いたい事は色々あるが取り敢えず……

145 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 01:31:46 id:pFolPW620
(#゚A゚)「まともに食える食料がキノコとハチミツだけじゃねぇか!」ツカナンデケンガアンダヨ!

( #´_ゝ`)「何を言う!ハチは食えるだろうよ!」ホシカッタカラダヨ!

(#゚A゚)「ハチの何処を食うんだよ!もっとまともな飯持って来いや!」

(´<_`; )「ドクオ、気持ちはよく分かる。俺も最初はそうだった。だが騙されたと思って食ってくれ」

('A`)「……不味かったら、お前らでこれ処理してもらうからな」


遠い異国の地ではハチの子共を食べるというのは聞いたことがあるが、成虫になったハチを食べるなんてのは聞いたことが無い。嫌だなぁ……
第一、これどうやって食うんだよ……

146 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 01:32:43 id:pFolPW620
(´<_` )「胸と腹の間を割ってくれ」

(∥'A`)「……おう」

( ´_ゝ`)「あとは腹の中身を啜ればOKだ」

(∥'A`)パキョ

(∥'A`)ズズ-

(゚A゚)


あれ?ハチの体液に火を通す事によってまるでスープのように暖かく独特な味わいを出している。
確かにこれなら食べられる。食べるというより飲むに近いがこれは美味い。

147 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 01:33:48 id:pFolPW620
( ´_ゝ`)「美味いだろ?パンとかあったらそれにつけて食うのもまた良いんだ。今は無いから焼いたキノコで試すと良い。」ムシャムシャ

(´<_` )「これも結局母者の料理メニューだがな」

('A`)「……さっきは文句いってすまんかった」

( ´_ゝ`)「おう、気にすんな」


程々に飯を済ませ、兄弟は家建設の相談を始めた。
俺も店に戻り、飯の残骸の針を回収し、店の倉庫に取り敢えず置いておく。
すると兄弟は今度は森で良い木を探しにいくそうだ。
今日はもう生物を狩らないように念を押し、一応通話のピアスを持たせた。

148 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 01:35:28 id:pFolPW620
('A`)「う~ん、癖になる味だったな」


予想外すぎてまだ舌に協力なインパクトが残っている。
あれならまた食べてもいいと思えた。
むしろ食べたいとすら思った。
詳しい調理法を後で聞こう。


('A`)「お、リリーも帰ってきたな」


昨日今日と無茶をさせちまったからな。
ご褒美として、いつもの餌のチコの実じゃなく、餌用のミニワームをあげる事にする。

さて、肝心の手紙の内容は……あ、これ父者さんからだ。

149 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 01:37:13 id:pFolPW620
 彡⌒ミ
.( ´_ゝ`)「手紙読んだよ。迷惑かけてすまないね。母者には私からやんわりと伝えておくから心配しないで。二人に怪我しないように気をつけなさいって伝えておくれ    父者より」


良い親父さんだなぁ。
まぁ取り敢えずこれで問題は無くなったわけだ。
今はあの楽しい兄弟とのんびり過ごす事にしよう。

150 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 01:38:05 id:pFolPW620
~道具屋・夜~


それから日も落ちたので、昼の残りで晩飯を食っている。
そうだ、せっかくだし倉庫の酒をとって飲もうか。
兄弟たちに酒を持ってくると告げ、倉庫に入る。
良い酒はあったかな……お!これとか良いんじゃ無いか?
少し高めの酒『初日の出』。
2人の新たな門出に、ぴったりの酒だ。

151 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 01:39:36 id:pFolPW620
( *´_ゝ`)「お、ドクオいいねぇ」

(´<_`* )「今の俺たちに相応しい酒だな」

(*'A`)「じゃ流石兄弟の独立を祝って」

(´<_`* )「この店の繁盛を祈って」

( *´_ゝ`)「3人の未来の祝福を願って」

(*'A`)(* ´_ゝ`)「乾杯!」(´<_`* )


いろいろやらかしたりもする2人だが、俺はこれからの生活が結構楽しみだったりする。

今日は良い1日だった。
明日もこんな日が続く事を祈ろう。

月が俺らを見守りながら酒盛りは続いていった。

      第五話完

152 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 01:41:09 id:pFolPW620
('A`)の手帳
 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 母者さん
仕事でよくお世話になってる流石家のお母さん。様々な魔法の解析に長け、家計を助けている。
素手で野生生物を狩るすごい人。
兄弟には厳しい躾をしている。

 彡⌒ミ
.( ´_ゝ`)父者さん
流石家のお父さん。優しい人で母者さんの怒りを上手く抑えてくれている。
兄弟には大抵のことは甘く笑顔で許す。

153 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 01:42:11 id:pFolPW620
以上です。
多少地の文に改行を加えました。
読みやすくなってれば幸いです。

('A`)売れないお店のようです - 1420391240 - したらば掲示板
返信2016/02/07 19:27:31

6jigendaddyjigendaddy   第六話 生き残れ!必殺の一撃!

160 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 23:36:37 ID:59U0aI4U0
売れないお店
第六話

生き残れ!必殺の一撃!

↑在庫多 在庫切れ *
薬草 30G 毒消し草 45G
デクの種 50G 
キラービーの針10本入り 120G
炎の護符・中 200G
通話のピアス(10分) 2個1セット450G
水の護符・小 150G
雷の護符・小 150G
餌玉の元の袋詰め 80G←NEW
キメラの羽 *

鑑定は隣の店へ
その他要相談

161 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 23:37:44 ID:59U0aI4U0
~道具屋~

俺はしがない道具屋を経営している少し不細工な魔法使いだ。
家出をした流石兄弟を匿って、1ヶ月が過ぎたのだが


( *´_ゝ`)「完成したぞー!」(´<_`* )ワ-イ

(∥'A`)「疲れた」

家造りをするための道具なんて何も無かったが本当に作るなんて……
この1ヶ月の間、兄弟はひたすら家造りに励んでいた。

最初の1週間はとにかく木を切っては持ち帰り、木を切っては持ち帰りの繰り返し。

次の週ではツルハシで穴を開けた丸太とそれにその穴にはめ込む為の丸太の制作をしていた。

163 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 23:39:37 ID:59U0aI4U0
そして先週で早速試し組みをして、微調整。
その後は弟者のハンマーでしっかりはめ込んでいく。
はめ込み以外にもキラービーの針などで木々の固定をしながら、着々と建てていった。

最後に今週で俺の魔法を使い家の防火や衝撃、気温変化に強くする魔法などを少しずつ重ねがけをしていき、先程ついに完成した。制御の指輪をつけて多少楽にはなっていたがやっぱり疲れるもんは疲れる……
'

(;'A`)「てか家ってこんなに早く建てられるもんだったか?」

( ´_ゝ`)「母者は別荘作るって言って、山に1日で建てたぞ」

('A`)「わかった、お前らに聞いた俺が馬鹿だったな」


この流れもなんだか慣れてきたな……

164 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 23:40:22 ID:59U0aI4U0
(´<_` )「それより兄者、店の名前はどうする?」

( ´_ゝ`)「うむ、それなんだがドクオに決めてもらおうと思ってな」

(´<_` )「なるほど、流石だな兄者」

(;'A`)「え、俺なの?」

( ´_ゝ`)「有名になれそうなかっこいいやつで頼むな」


まじかよ、自分の店名すら決めてないのに人の店の名前とか決められんぞ……
魔法解析と鑑定の店っぽくて、実績をあげそうな名前……
流石の文字入れたら母者さんにばれそうだしなぁ……

165 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 23:41:30 ID:59U0aI4U0
(;'A`)「じゃあ、『 Decipherers 』ってどう?」

(´<_` )「……なるほどな、いい名前だな」

( ;´_ゝ`)「……どういう意味?」

(´<_` )「確か『解読者』だったはずだ。そして俺たちは双子だから、複数形にしたんだろう」

( ´_ゝ`)「なるほど、じゃそれで決まりだな」

(´<_` )「よし兄者、店の道具制作だ」


ど、どうやら気に入ってくれたようだな。
あまり俺はセンスが無いから、こういうのは苦手だ。

兄弟たちは木の余った部分で机やら椅子やらの制作に取り掛かったようだ。
にしても疲れた……
正直仕事をしたくないが、そうも言ってられない。

さっき実は客が来ていたのだ。いつもなら弟者に対応してもらったが、今日はそうはいかない。

166 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 23:42:55 ID:59U0aI4U0
(;'A`)「お待たせしました」ドウモスミマセン

(十)「いや、わかってます。魔法の性質上仕方ないでしょう」モンダイナイデス


魔法は途中で詠唱を止めてしまうと力が霧散してしまう。
その為1度やり始めて途中でやめてしまえばまた最初からになってしまう。

今日はいつもの人じゃない騎士の方だが物腰はやわらかそうで安心した。

167 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 23:44:03 ID:59U0aI4U0
('A`)「それで、どうします?定期購入の値段の件」

(十)「はい、そのことですが例の鉱石は採取できる所は見つかっています。それも結構な量が眠っている事も分かりました」

('A`)「じゃあ」

(十)「だが、問題もありまして。そこの場所には危険生物がいて街の下位騎士では勝てなかったそうです」ナゲカワシイ

('A`)「……」

168 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 23:45:38 ID:59U0aI4U0
(十)「そこで、あなたにも協力願いたいのです。まず鉱石がピアス作成に値するものかどうかをみてください。今度は私たち上位騎士を向かわせて護衛させて頂くので……」

('A`)「あ~、すみません。騎士さんは良いです」

(十)「え?」

('A`)「初めての人と組むと戦い辛いので、あそこの2人にパーティーは頼みます」

(十)「彼らは強いのですか?」

('A`)「はい、とても」


実際あの2人とならこの1ヶ月の中で何度も森で戦闘をしてきた。
即席で組まされる人間よりあの流石兄弟の方が戦える。

169 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 23:47:13 ID:59U0aI4U0
(十)「分かりました。そこまで言うなら騎士はつけません。場所はロイドの街の東。馬車で半日かかる渓谷です」

('A`)「いた危険生物ってのは?」

(十)「ガーゴイルです」


なるほど、確かに魔法使いがいないと空からの攻撃になれていない騎士では戦い辛いだろう。
ガーゴイルは飛行能力と高めの知能を持つ生物で場所により様々な攻撃を仕掛ける。

おそらく渓谷なら周りの木に隠れ高所から奇襲してきたのだろう。
それなら戦闘経験の浅い下位騎士なら負けたのも納得できる。


(十)「それと……」

170 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 23:47:58 ID:59U0aI4U0
(十)「何かがいるとか」

('A`)「なにか?」

(十)「あなたのピアスをつけた騎士がいたのですが何かに襲われました。三人組で行動していたはずですが、まだ帰ってこない」

(十)「通信が切れる前に言っていた事は『殺される』という一言、そして轟音。他の騎士たちもガーゴイルに襲われていたため救援に迎えず逃げ帰った。」

('A`)「……なるほど」

(十)「ですが、ガーゴイルに殺されるような者は騎士にはいない。実際他の騎士は全員帰って来ています。だから行くなら不慮の事態にも対応できるよう万全の準備をしてください」
'

171 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 23:48:49 ID:59U0aI4U0
(十)「そして、出来るなら……」

('A`)「分かってます、その三人をもし見かけたら助けておきますよ」

(十)「……彼らが渓谷に行ったのは二日前、まだ生きているかも知れない。 どうかよろしく頼みます 。これが鉱石の確認した位置を記した地図です。いるならこの付近のはずです」バタン


さて……安定収入のためだ。
二人を呼んで、準備しよう。
二人に事情を説明し、まずは街へ行く。
今日は取り敢えず街で情報収集して早く出なくちゃな。

172 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 23:50:55 ID:59U0aI4U0
~ロイドの街~

(´<_`* )「兄者!向こうになんか凄いのあるぞ!」

( *´_ゝ`)「それよりもあれはなんだ!?
弟者!」

('A`)「帰りもまた寄るから今買うなよ?」ニモツニナルシ


流石にツルハシとハンマー持った双子が歩いてると変な目で見られるな。
まぁ二人にとって初めての街だ、あまり邪魔したくは無い。

少ししたら東門に向かうように伝えておいて俺は渓谷にいる生物について乗ってる本を探す。
……あった、あの建物だ。

174 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 23:55:41 ID:59U0aI4U0
('A`)「ショボン、いるか」コンコン

<ん?ドクオ?

(´・ω・`)「どうしたのさ、一応仕事中なんだけど」ガチャ

('A`)「お前って東の渓谷に行ったことある?」

(´・ω・`)「あぁ、あるよ。本いる?」

('A`)「頼んだ。ほい100G」チャリン

(´・ω・`)「別に良いのに」ハイコレ

('A`)「商売人として無料は嫌なんだよ」サンクス

175 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 23:57:45 ID:59U0aI4U0
よしこれで大体の情報は入るだろうし道中で読むとして東門に向かおう。
ん?なんか人混みが出来てるな。なんだ?


<あんた、どこから来たんだ?

(´<_` )「俺らはこの街から南西へ4時間ほどに店を構えてる。いつでも来てくれ」

<鉱石掘りにでも行くの?

( ´_ゝ`)「ん?これか?間違っちゃいないが武器だよ俺の」

('A`)「……何やってんの?」

( ´_ゝ`)「なんでも俺らが珍しいんだと」

177 名前:名も無きAAのようです:2015/01/10(土) 23:59:11 ID:59U0aI4U0
なるほど、確かに多くの街と交流がある街でもこの兄弟の装備は珍しいのかもしれない。ツルハシだし。

この街で見る武装した人は騎士のような重装備の人間がほとんどなのだろう。
騎士の中では大剣を背負う剣兵もいるから重装備でも不思議では無い。
また冒険者は軽装ではあるが、大きく重い武器など背負わない。

だがこの兄弟は母者さんの所で培われた筋力で大きなハンマーと大きなツルハシを背負っている。
にも関わらず動きのキレを落とさないために二人は軽装のまま、この街の人たちには考えられないのだろう。

178 名前:名も無きAAのようです:2015/01/11(日) 00:00:31 id:KSJgM1bo0
('A`)「まぁ、二人はいろんな意味で目立つしな」ハヨイクゾ

( ´_ゝ`)「分かった」(´<_` )


そして身長もあいまって全体的にすごくでかい。これでは人も集まるだろう。
……俺の身長の低さが際立って嫌だな……

さて、そろそろ出るため愛馬のクリムに東へ走らせる。

179 名前:名も無きAAのようです:2015/01/11(日) 00:01:46 id:KSJgM1bo0
~渓谷・夜~

('A`)「よし、今日はここで野宿だ」

( ´_ゝ`)「なんだ、行かないのか」ハリモモッタノニ

(´<_`; )「道中でドクオの買った本をよんだろ兄者。夜行生物の方が多いんだから朝に行くに決まってるだろ」

('A`)「そゆこと。じゃ俺は魔法かけてから寝るからおやすみ」


馬車に周りの生物が嫌う匂いを発生させる魔法をかけておく。
人間にはあまり匂わないが野生には存在しない匂いのため、何日かの間は近寄ってこなくなる。

愛馬のクリムには気にしないように訓練してあるので問題はない。
後は明日に備えて寝るか。

180 名前:名も無きAAのようです:2015/01/11(日) 00:03:36 id:KSJgM1bo0
~渓谷・朝~

('A`)「準備はOK?」

( ´_ゝ`)「回収バッグはもったぞ」

(´<_` )「ピアスも持った」サンコブン


よし、今日はいつもより気合を入れて、護符を多く持ってきた。内容は
モラ印の護符の土1枚
火の護符・中15枚
水の護符・小5枚
雷の護符・小5枚

流石に全部使うハメにはならないと思うが念には念をだ。
ローブの内側に各種護符をしまっておく。モラ印は極力使いたくはないからポーチへ。

まずは鉱石を発見された場所に向かう。

181 名前:名も無きAAのようです:2015/01/11(日) 00:05:13 id:KSJgM1bo0
('A`)「まずは沢を見つけたら下って……」

(´<_` )「ドクオ、あれか?」


お、弟者が上手く地図にあった一つ目のポイントを見つけてくれたようだ。
鉱石の確認作業を始めるまて、兄弟たちはあたりを警戒する。


( ´_ゝ`)「どうだ?使えるか?」

('A9)「……問題無さそうだ。次探そう」


示されたポイントは計3つ。
鉱石の大まかな位置に〇がついてあるのだが

182 名前:名も無きAAのようです:2015/01/11(日) 00:06:41 id:KSJgM1bo0
(´<_` )「ドクオ、何かおかしい」

('A`)「……ガーゴイルどころか何も出てこないぞ?」

( ´_ゝ`)「地形も地図と違ってるな」


あの騎士のたちの地図技能が低いわけでもないはず。
となると考えられるのはなんだ?

ガーゴイルは複数で獲物を狙う。
多少力が強い程度ではガーゴイルの賢さの前では無力。そのガーゴイルすらいないとなると


( ´_ゝ`)「まるで母者の通った後見てぇだな」

(´<_` )「そんな感じだ。まるで生き物が怯えて出てきてないようだ」


そう、なにか圧倒的な力量差があるものと出会ったような……


('A`)「……急いで確認してここから出よう」

( ´_ゝ`)「把握」(´<_` )

183 名前:名も無きAAのようです:2015/01/11(日) 00:08:19 id:KSJgM1bo0
二つ目のポイントは騎士たちの木につけてある目印を探して発見。
残念ながらここのは良く似た鉱石でメタライト鉱石では無かった。

そして3つ目のポイントは岩だらけの高い開けた所だったが


('A`)「なんだこれ……?」

( ;´_ゝ`)「ガーゴイルの死体……だな」

(´<_`; )「一体何が……」


何があったかは分からない。
ただ数匹のガーゴイルが死んでいる。
こいつらを殺した奴を恐れてガーゴイルは逃げ出したのだろうか。

184 名前:名も無きAAのようです:2015/01/11(日) 00:10:52 id:KSJgM1bo0
このポイントにあった鉱石は確かにメタライト鉱石。
これでとにかくポイントも全て確認はした。
ここから先の採取の安定化は俺たちの仕事ではない。
早く戻ろう。


('A`)「……二人とも仕事終了だ、早くか」 キエェェェエエェェェ!!!! 」ドゴ-ン

(;'A`)( ;´_ゝ`)「!」(´<_`; )


今のはマンドラゴラの鳴き声だ。
ここらの生物でマンドラゴラを刺激する生物はいないはず。それに加えてあの轟音。
そして、渓谷の方に見えているその姿は

185 名前:名も無きAAのようです:2015/01/11(日) 00:11:40 id:KSJgM1bo0
(´<_`; )「ゴーレムだ、どうしてこんな所に!しかもなんで暴れてんだ!?」

(;'A`)「例の騎士たちがまだ生きてるのかも知れない」

( ;´_ゝ`)「でもこの距離じゃこっちに気づく前に死んじまうぞ!」


おいおい、腐っても俺は魔法使い。
威力は下がるがこの距離でも狙撃はできる!


(;'A`)つ◇「俺が魔法で気を引く。二人は騎士たちを安全な所に誘導してくれ!ファイヤーアローlv5!」

( ;´_ゝ`)「!。了解!」(´<_`; )

186 名前:名も無きAAのようです:2015/01/11(日) 00:15:14 id:KSJgM1bo0
二人は即座に走っていった。まだ助かる可能性はあるはずだ。俺の魔法は……
当たった!だが遠すぎて威力が低い。ゴーレムはまだこちらを気にする様子は無い。
舐めやがって!これならどうだ!


(゚A゚)つ◇◇◇「三連ファイヤーアローlv5!!」


ゴーレムの頭に三連続でヒット。流石にこちらに注意を向けて走ってきた。
まだ距離はあるがかなり怖い。

大きさは約8Mほどだが体感だともっと大きく感じる。
とにかく今は兄弟が到着するまで時間を稼ぐ!
しかし……


(;'∀`)「さて、この岩場でどうやって戦うかな」

187 名前:名も無きAAのようです:2015/01/11(日) 00:16:37 id:KSJgM1bo0

身を隠す場所もない。岩だらけのこの場所。下手に動けば潰されるだろう。
あのゴーレムが来る前に作戦を考えないとやられる。

モラ印の護符を使えば倒せるかも知れないが森での失敗が俺の体を止めかねない。
これは最後の手段だ。
だったら……

………………………………

(;'∀`)「よし、来たな!こっちは準備完了だ」

[<●>]グオオォォォ!

188 名前:名も無きAAのようです:2015/01/11(日) 00:17:21 id:KSJgM1bo0
こいつは岩のゴーレム。だから本来なら水の攻撃を仕掛けるべきだが、俺の護符では効果が薄い。
こいつを倒すには兄弟の力が必要だ。
ト-ク トーク トーク


(;'A`)「トーク」

⑩<まだ生きてるな!騎士は安全な所にやった!さっきの岩場か!?

(;'∀`)「これから死にそうだから。はよ来て」

⑩<死ぬなよ!


さてゴーレムがそろそろやばい。
お前が来るまでに俺の用意した必殺技を見ろ!
ゴーレムが振りかぶる。まだ。
振り下ろし始める。ここだ!

(;゚A゚)「エクスプロージョンlv5!!」

189 名前:名も無きAAのようです:2015/01/11(日) 00:18:50 id:KSJgM1bo0


(;゚A゚)「ウオオ!!空飛んでるぞ!俺ぇ!」アッチィ!


もちろんゴーレムの一撃で空を飛んでるわけでは無い。

まず体に耐火の魔法をかけ、その後靴の下に火の護符を仕込む。
あとはタイミングを測って発動する。

失敗したらただの死体の出来上がりだが完璧なタイミングだった。


(;'∀`)「だがこれで終わったらただの一芸だよなぁ!」

190 名前:名も無きAAのようです:2015/01/11(日) 00:21:23 id:KSJgM1bo0
空を飛んだ勢いのままゴーレムの顔にローブを投げつけ、そのまま

(#゚A゚)「エクスプロージョンlvMax!」


ローブの中に残りの護符全てを一斉起爆。
火の護符9枚、水の護符5枚、そして雷の護符5枚の出せる最大lvの魔法をくれてやった。


(;'A`)「いてっ」ドサッ ゴロゴロゴロ


だがこれなら、やつにもダメージが……

……………まじか………流石に凹むぞ……


[#<○>]グオオォオォォ!


(;'∀`)「逆に暴れてるし……しかも、足が痺れて動けん」

192 名前:名も無きAAのようです:2015/01/11(日) 00:22:52 id:KSJgM1bo0
さっきの空を飛んだ際の魔法のせいで足が動かせない。さらにポーチも少し遠くに吹っ飛んだんじまった。
中にあるモラ印の護符を回収しないとやばい。

爆発の煙で奴は俺の姿が見えなくなっているがいつ気づくか分からない。
足が動かないとか言ってる場合じゃない。


(;'A`)「急げ、俺」ズリズリ

[#<●>]!

193 名前:名も無きAAのようです:2015/01/11(日) 00:24:42 id:KSJgM1bo0
ゴーレムは俺を見つけ、怒りをあらわにしてこちらに向かってくる。
どうやら頭にひびは入ったが些細なダメージのようだ。

そしてこいつは怒りのままに拳を振りおろしてくる。
ポーチは俺の手が届く距離にはない。


[#<●>]ガアァァア!


('A`)「すまん、二人とも。俺死んだわ」

194 名前:名も無きAAのようです:2015/01/11(日) 00:25:38 id:KSJgM1bo0
①<そんなことは




( #´_ゝ`)「させねぇよ!」(´<_`# )




[#<●>]!

195 名前:名も無きAAのようです:2015/01/11(日) 00:26:23 id:KSJgM1bo0
振り下ろされた拳の軌道を逸らすようにゴーレムへ横から二人の武器の攻撃が炸裂した。
自らの真横の地面を殴られた衝撃でまた吹っ飛ばされたが、生きてる。


(つA;)「生きてるぅ……死ぬかと思った」ゴシゴシ

( #´_ゝ`)「これでも、全速力で、来たんだ」ハァハァ

(´<_`# )「後は、任せろ、俺らが、潰してやる」ハァハァ

(つA;)「なら奴の頭にひびを入れた!やるならそこを狙え!」

( #´_ゝ`)「把握!」(´<_`# )


先ほどの衝撃で更に、ポーチが遠ざかってしまった。
これではサポートも出来ない。


(;'A`)「無茶はするなよ」

196 名前:名も無きAAのようです:2015/01/11(日) 00:31:04 id:KSJgM1bo0
それからの戦いはお互いに有効打が存在しなかった。
ゴーレムの一撃は素早く動き続ける兄弟について行けていない。

だが兄弟もゴーレムの硬さに攻撃がほとんど通らないようだ。
兄者のツルハシでは先が少し刺さる程度、弟者のハンマーでも砕けない。


[#<●>]グオォオオ!

(´<_`; )「兄者!こいつの背中は周りよりかは柔らかいぞ!」ソレデモカタイガ

( ;´_ゝ`)「他はどこも硬ぇな、ひびを狙うにしても高さが足りん……」……!


( #´_ゝ`)「弟者!俺を奴の頭に飛ばせ!後は流れで察せ!」

(´<_`# )「……了解!」オラァ!

[#<●>]!


あの二人、一体何を!?
突然の兄者の動きにゴーレムも動きが止まっている。

それは弟者のハンマーで兄者を飛ばすという荒業。その勢いのまま兄者はゴーレムのひびに何かを刺しこんだ。

そしてゴーレム後ろに着地し奴の背中にツルハシを投げた。

197 名前:名も無きAAのようです:2015/01/11(日) 00:32:57 id:KSJgM1bo0
(;'A`)「なんで投げたんだ!」


ツルハシはゴーレムの背中に刺さった。
しかしあれじゃ兄者がただ武器を捨てたのと同じだ。

ゴーレムも今攻撃した兄者の方を向き攻撃を仕掛けようとしている。
このままじゃ兄者が危険だ。弟者は何を!?

198 名前:名も無きAAのようです:2015/01/11(日) 00:35:13 id:KSJgM1bo0
( #´_ゝ`)「弟者ぁ!」

(´<_`# )「言われなくても!」

('A`)「!。あれは!?」


背中を見せたゴーレムの背中へ弟者が飛んだ。

刺さっているツルハシを掴み、それをとっかかりに上に上がり、そして


(゚<_゚# )「潰れろ!」


ひびに最高の一撃を叩き込んだ。
ゴーレムは砂埃を巻き上げながら。ゆっくりと倒れていった。


( ;´_ゝ`)b「流石だよな、俺たち」d(´<_`; )ハァハァ

199 名前:名も無きAAのようです:2015/01/11(日) 00:35:53 id:KSJgM1bo0
+獲得アイテム+
メタライト鉱石・俺の魔力によく馴染む鉱石。これを加工することでピアスを作る。←NEW

ゴーレムの外殻・ゴーレムを覆う堅い岩の塊。ゴーレムから微弱な魔力を浴びているため魔法に耐性がある。←NEW

200 名前:名も無きAAのようです:2015/01/11(日) 00:36:43 id:KSJgM1bo0
後日談
~ロイドの街・夜~

(,,゚Д゚)「世話になったな」

('A`)「いえいえ、定期購入しっかり買ってくださいよ」

(,,゚Д゚)「それは問題無い。街の仲間を命懸けで助けてくれた人の店の商品だ。買わない理由がないだろう」

('A`)「そうですか、あの3人は?」

(,,゚Д゚)「大きな怪我は無かったが疲労でな、病院へ行かせた。……ところで後学のために聞かせてくれ。どうやってゴーレムを?」

(;'A`)「あ~、それなんですがね」

201 名前:名も無きAAのようです:2015/01/11(日) 00:39:06 id:KSJgM1bo0
あの時兄者は俺の与えたひびにキラービーの針を刺したらしい。
建築の時にも強度は確認していたので、使えると考えていたとか。

そして、その刺さった針を弟者は釘を打ち込むように叩き込んで倒したのだ。

兄者曰く俺がひびを入れたおかげといってるが、絶対あいつらの実力だと思う。


(;'A`)「ということらしいです」

(,,゚Д゚)「……それは……無理だな」サンコーテイドニシテオク

(;'∀`)「ですよねー」

(,,゚Д゚)「とにかくご苦労だった。今日はこの街でゆっくり休んでくれ」


依頼報告も終わり。宿をとって貰ったので兄弟は先に向かわせた。
俺は足がガクガクだっため騎士に手伝われながら宿へと向かった。
やれやれ……無茶はするもんじゃねぇなあ。

    第六話完

204 名前:名も無きAAのようです:2015/01/11(日) 00:41:58 id:KSJgM1bo0
('A`)の手帳

[<●>] ゴーレム
岩を食べて生活している生物。上質な岩を食べることで体を硬くしていく。
本来なら枯れた山に生息している。

ガーゴイル
複数で行動し、空からの攻撃を得意する生物。
物を使えるくらいには知恵が高く、場所に応じた武器を使う。

('A`)売れないお店のようです - 1420391240 - したらば掲示板
返信2016/02/07 19:33:17

7jigendaddyjigendaddy   第七話 それぞれの礼儀

213 名前:名も無きAAのようです:2015/01/12(月) 11:22:20 id:tvu3Vba60
売れないお店
第七話

それぞれの礼儀


↑在庫多
薬草 30G 毒消し草 45G
デクの種 50G 
炎の護符・中 200G
通話のピアス(10分) 2個1セット450G
水の護符・小 150G
雷の護符・小 150G
餌玉の元の袋詰め 80G
キラービーの針10本入り 120G


鑑定は隣の店へ
他要相談

214 名前:名も無きAAのようです:2015/01/12(月) 11:24:01 id:tvu3Vba60
~道具屋~

俺はしがない道具屋を経営している少し不細工な魔法使いだ。
先日、ピアスの定期購入をしてもらうために渓谷に行き、そこでゴーレムと戦い勝ったのだが


(;'A`)「やっぱおかしいよなぁ、これ」


この1ヶ月の間森へ行く度に感じた違和感。
いや一角兎の時から兆候は有ったのかもしれない。


('A`)「野生生物の生息地がズレてきてるのか?」


ズレてるというより、逃げてきているという方がしっくりくる気がする。
近場の森だけでなく、ここから結構離れている渓谷でも同じ現象が起きていることを考えると結構大規模なようだ。バタン

215 名前:名も無きAAのようです:2015/01/12(月) 11:25:44 id:tvu3Vba60

('A`)「ん、ショボンか」

(´・ω・`)「薬草と毒消し草を5つずつ頂戴」

('A`)「ピアスは?」ホイ

(´・ω・`)「まだ前のが余ってるから大丈夫」

('A`)「……ショボン。お前気づいてるか?」

(´・ω・`)「生息地のズレこみについてなら、今回はそれについて調べてくるよ」イライモキタシ

('A`)「そうか、何処へ行くんだ」サスガダナ

(´・ω・`)「北の生物が下ってきてるみたいだし。王都に行ってくるよ」

('A`)「俺はゴーレムと戦うはめになった。気をつけろよ」

(´・ω)「知ってるよ。ありがと」バタン


ショボンが調べてくるなら、余計な事をしなくても良いだろう。
あいつならなんの問題も無く原因を探れるはすだ。

216 名前:名も無きAAのようです:2015/01/12(月) 11:26:30 id:tvu3Vba60
<ドクオ~、店の横のあれ収穫していいんじゃね?


お、まだ昨日は殻が硬かったからあれだが、もういけるのか?
実をつけてからは成長速度がかなり下がったが徐々に大きくなっていった。


('A`)「もう食えるかな?」ガチャ

(´<_` )「いや、ほらあれ実が割れてるし」


……しまった。もっと早く採るべきだったか?
いや、これもまだもしかしたら食べられるかも。

毒の有る無しもわからないので、まずは餌玉に混ぜて、野生生物に与える。
そこから判断しなくちゃな。

217 名前:名も無きAAのようです:2015/01/12(月) 11:28:28 id:tvu3Vba60
(´<_` )「ところで今日は街へ招待されてるんだろ?行かないのか?」

(;'A`)「あ~そうなんだけどさ」


この前助けた騎士3人に感謝をしたい。是非街に来てくれ。
と手紙が来たのは良いんだが……
人に感謝されるってのはどうも小っ恥ずかしい。断りてぇなぁ……


( ´_ゝ`)「行こうぜ。そうしないと騎士たちの恥になっちまうだろ」

(´<_` )「そうだ、堂々と街で歓迎されに行こう」


……やだなぁ……

218 名前:名も無きAAのようです:2015/01/12(月) 11:29:39 id:tvu3Vba60
~ロイドの街~

<おい、あれが例の?

俺、渓谷行く前にあの双子と話したぞ>

<あの細いのはなんだ?

森の近くで店をやってる奴じゃねぇの?>

(∥'A`)「……」

(´<_`; )「ま、まぁ気にすんなよ」


これでも命懸けでゴーレムと戦ったんだけどなぁ……
まぁ、実際倒したのはこの2人みたいなもんだが……

<すみません!お待たせしましたお!

219 名前:名も無きAAのようです:2015/01/12(月) 11:31:11 id:tvu3Vba60
('A`)「あ、いえ先ほど来たばかりですので」

( 十 )「僕が案内させて頂きますお!詳しいお礼は後で全員でさせて頂きますおね」


なんか太った騎士が来たな……
大剣を使う騎士だとしても足が遅そうだ。
この太っちょ騎士に連れられた場所は


( ´_ゝ`)「お~これが騎士塔か~」

220 名前:名も無きAAのようです:2015/01/12(月) 11:32:38 id:tvu3Vba60
ロイドの街でひとつの観光名所になっている騎士塔。
ここは騎士のための施設でこの街の全ての騎士がここで寝食を共にしている。
まぁ塔と言っても本当に塔のわけではないんだが。


( 十 )「いまから皆様に大聖堂に案内します」


おぉ……いきなりすごい所に連れてかれるな。
騎士塔では騎士の訓練所から始まり、食堂、寮、そして全ての騎士が一堂に会する大聖堂がある。


( ´_ゝ`)「これが……」

(´<_` )「大聖堂……」

('A`)「でっけぇ……」

221 名前:名も無きAAのようです:2015/01/12(月) 11:33:44 id:tvu3Vba60
まるで大きな教会のようだ。
剣兵と槍兵の像が厳かにこちらを見つめている。
そしてなによりも


(;'A`)「なんだ、この人数」


まさか一介の店主たちを相手に騎士たち100人ほどが集まったのか?
割と暇なのかね……


( 十 )「ロマネスク様!ドクオ様・流石兄者様・流石弟者様の3名をお連れしました!」

( ΦωΦ)「うむ、ご苦労である」

222 名前:名も無きAAのようです:2015/01/12(月) 11:34:54 id:tvu3Vba60


( ΦωΦ)


この大男が、グラント・ロマネスクなのか。
2Mは超えてるな。

ロマネスクが振るった剣は大地を削り、太陽を割ると噂で聞いたが、納得の風格だ。

223 名前:名も無きAAのようです:2015/01/12(月) 11:35:38 id:tvu3Vba60
( ΦωΦ)「このような所までご足労頂き、誠に申し訳ない。まずはロイドの騎士の代表として礼を言わせて頂く」

(;'A`)「いえ、私は大したことはしていません。この2人がいなくては私は……」

(´<_` )「それは俺らも同じだ、ドクオ」

( ´_ゝ`)「お前がいなけりゃ騎士たちもやられてたろ」

( ΦωΦ)「その通りである。あまり自分を卑下するものではないのである。でないと救われた彼らの立場がなくなるのである。来なさい」

224 名前:名も無きAAのようです:2015/01/12(月) 11:36:58 id:tvu3Vba60
すると先ほど案内してくれた騎士の横に2人ほど現れた。
そして3人は兜を外し俺たちに片膝をついた。
( ^ω^)〈::゚-゚〉 (’e’)

なんか1人ムカつく顔してんな。
それぞれの武器は太っちょが大剣、真面目そうなのが剣、ムカつく顔が槍のようだ。構成はバランスの取れた騎士たちだと思う。


( ΦωΦ)「さて、貴君らをこの場に呼んだのはただ礼をしたかったからではないのである」

('A`)「……と言いますと?」

( ΦωΦ)「うむ、彼らと主従の契約をして頂きたいのである」

(;'A`)( ;´_ゝ`)「え?」(´<_`; )

225 名前:名も無きAAのようです:2015/01/12(月) 11:38:20 id:tvu3Vba60
聞けば騎士にとって契約とは最大級の礼の尽くし方だそうだ。

命を助けられた相手にはただの礼ではし尽くせぬ。ならば命を賭してでも守り抜こう。

彼らはこのような契約をしたいとロマネスクに言い出したらしい。
正直……ちょっとなぁ……


( ΦωΦ)「一応言っておくが、騎士の主従の契約は貴君らだけに行うわけではないのである」

(;'A`)「?」

どゆこと?

226 名前:名も無きAAのようです:2015/01/12(月) 11:41:00 id:tvu3Vba60
( ΦωΦ)「我ら騎士全員は街と主従の契約を結んでいるのである。つまり」


( ´_ゝ`)「……」(´<_` )


( ΦωΦ)「契約とは守るものを増やす儀式であるよ。深く考え過ぎなくともよい」

( ;^ω^)「お願いします!」

〈::゚-゚〉「どうか我々の騎士の誇りを取り戻させて欲しい」

(’e’)「だからどうか私たちにあなた方を守らせ」

( ´_ゝ`)「断る」

(´<_` )「兄者。そんな言い方は」

( ´_ゝ`)「お前もそう思うだろ?」

(´<_` )「まぁ……な」


待ってくれ。いきなりどうしたんだ?
心無しか兄弟たちがイラついてる?

227 名前:名も無きAAのようです:2015/01/12(月) 11:42:32 id:tvu3Vba60
( ´_ゝ`)「俺らを守るための契約?俺らより弱い騎士が?」

(´<_` )「騎士の誇り?ガーゴイルすら逃げるような騎士に?」

(;'A`)「2人ともやめろ、どうしたんだよ」

( ´_ゝ`)「悪いがこんな茶番には付き合ってられん、失礼する」

(´<_` )「なんで俺らが騎士の誇りとやらのためにそんな事をしなきゃならんのかも分からん、俺も帰らせてもらおう」

(;'A`)「お、おい」


二人とも大聖堂を出ていってしまった。
ちょ、俺1人にしないでくれよ。
どうしてくれんだこの空気。


( ΦωΦ)「……ドクオ殿、貴君はどうだ」

(;'A`)「えっと……その……」

228 名前:名も無きAAのようです:2015/01/12(月) 11:44:10 id:tvu3Vba60
('A`)「すみません、俺も契約は望みません」

( ΦωΦ)「……理由をお聞きしても?」

('A`)「自分のことは自分で守りたい。ただそれだけです」

( +ω+)「……なるほど」


早く逃げたい……
様々な騎士の視線刺されながら、俺も大聖堂を出ていった。


( ;^ω^)〈:;゚-゚〉(;’e’)



'

229 名前:名も無きAAのようです:2015/01/12(月) 11:46:46 id:tvu3Vba60
~道具屋・夜~

( ´_ゝ`)「すまん、ドクオ」

(;'A`)「いや、俺も困ってたから良いけど。一体なんだったのよ?」

(´<_` )「……最初から少し思っていたんだが、まず本当に礼を言いたいのであれば、助けられた本人が来るべきだろう」

( ´_ゝ`)「それをわざわざ非番の騎士を、かき集めて俺らを大聖堂へ呼んだ」

(´<_` )「そしてあの契約、まるで騎士は礼儀を通すとパフォーマンスをしたがっているようにしか思えなかった」

(;'A`)「な、なるほど」

230 名前:名も無きAAのようです:2015/01/12(月) 11:48:39 id:tvu3Vba60
( ´_ゝ`)「加えてあのギャラリーは契約をしないとは言わせない為の重圧をかけているように感じてな」

(´<_` )「つまりあれだ。騎士の礼儀とこちらの礼儀は違うだろ?っていいたいんだ」

(;'A`)「……」

( ´_ゝ`)「とまぁ、そんな所が気に食わなかった」スマンナ


なるほど、二人の言う通り俺だけならあの雰囲気に飲まれて主従の契約をしていただろう。
正直な話、実力も知らない他人に命をかけられたらこっちがもたない。


(;'A`)「しかしよくあの空気の中で言えたな」

(´<_` )「母者の殺気に比べれば余裕。ん?」ドンドン

231 名前:名も無きAAのようです:2015/01/12(月) 11:50:15 id:tvu3Vba60
<すみませんお!開けてくださいお!

(;'A`)「まさか」ガチャ

( ;^ω^)〈::゚-゚〉(;’e’)

( ´_ゝ`)「……なんのようだ」

〈::゚-゚〉「お願いがあります。礼をさせてください。今ではなく未来で」

(’e’)「今の私たちは弱い。それでもいつかあなた方を超える力を持ったら、契約を交わして欲しいのです」

( ;^ω^)「僕ら騎士にはそれしかないんです!」

232 名前:名も無きAAのようです:2015/01/12(月) 11:51:07 id:tvu3Vba60
(;'A`)「それだけの為にここまで?」


なんとも不器用なやつらだ、こんな所では兄弟の感じ取ったようなパフォーマンスはないだろう。

流石の兄弟たちも驚いているようだ。
必死な目でこちらを見ている。


( ;´_ゝ`)「お、おう。なら別に構わんぞ」

( ;^ω^)「なら、えと、その……助けてくれてありがとうございました!」

サ-   ≡( ;^ω^)〈::゚-゚〉(;’e’)


帰っていった!?

233 名前:名も無きAAのようです:2015/01/12(月) 11:53:03 id:tvu3Vba60
お、扉のすぐ脇にはお礼の品と書かれた箱をおいていったらしい。
中身は
武器をメンテナンスするための砥石。
貴重な鉱石や高い食べ物などなど……


……もしかして彼らにとってはあの大聖堂でのことも本気だったのかも知れないな……
すると兄者がいきなり大笑いし始めた。

234 名前:名も無きAAのようです:2015/01/12(月) 11:54:06 id:tvu3Vba60
( *´_ゝ`)「そうそう、こういうのでいいんだ」ハハハ

(´<_`* )「騎士の誇りだとか、主従の契約だとかそんなことは本当はどうでもいいんだよな」

( *´_ゝ`)「感謝ってのはあんなもんじゃなく」ジブンノ

(´<_`* )「行動で示すもんだからな」デキルハンイデナ


なるほどな、二人はうだうだ言う暇があったら行動をしろって言いたかったとか。
流石一家らしい良い考え方だな。

今回の騎士たちの提案はこの兄弟に文句を出させなかったらしい。
……でもこの2人に勝つ強さになるのは相当厳しいと思うなぁ……ん?

235 名前:名も無きAAのようです:2015/01/12(月) 11:55:15 id:tvu3Vba60
('A`)「てかあなた方って俺も?」

( ´_ゝ`)「入ってるだろ」

(;'A`)「魔法使ってても、普通に負けそうなんだが」

(´<_`; )「なんであんなに戦ってるのにスタミナがつかないんだよ」


とにかくこれであの騎士たちも礼儀を通せただろうし、兄弟も納得している。
今は彼らの今後の成長に期待していよう。
……俺も頑張らないとなぁ……

         第七話完

236 名前:名も無きAAのようです:2015/01/12(月) 11:56:17 id:tvu3Vba60
('A`)の手帳

( ΦωΦ)グラント・ロマネスク
ロイドの街で全騎士の頂点にたつ大男。
王都の大会で初回で一位を取り、王都の騎士たちを驚かせたという。
2m20cmという体躯で身の丈ほどある大剣を豪快に振るう。
ただ、ある主婦に負けたという噂が一時期広まっていた。

( ^ω^)〈::゚-゚〉(’e’)
ブーン  ぃし  セントジョーンズ
下位騎士三人衆。バランスはとれているがまだまだ実践不足。
兄弟を追い越すため必死に特訓してるとか。

('A`)売れないお店のようです - 1420391240 - したらば掲示板
返信2016/02/07 19:35:18

8jigendaddyjigendaddy   第八話 全てが集う都、王都。  前編

251 名前:名も無きAAのようです:2015/01/13(火) 22:22:26 ID:506tFPoE0
売れないお店
第八話

全てが集う都、王都。  前編


↑在庫多
デクの種 50G 
炎の護符・中 200G
通話のピアス(10分) 2個1セット450G
水の護符・小 150G
雷の護符・小 150G
薬草 45G 毒消し草 60G
餌玉の元の袋詰め 80G
キラービーの針10本入り 120G

鑑定は隣の店へ
他要相談

252 名前:名も無きAAのようです:2015/01/13(火) 22:23:15 ID:506tFPoE0
~道具屋~

俺はしがない道具屋を経営している少し不細工な魔法使いだ。
とある騎士3人を見て、俺も改めて特訓をし始めたんだが


(;'A`)「どうも駄目だな」

(´<_` )「アプローチを変えてみたらどうだ?」

(;'A`)「つってもなぁ」


客が来ない時は魔力を高める訓練をしているのだが全然魔力が上がらない。

ゴーレムとの戦いを通じて自分の火力不足を感じ、どうにかしたいのだが……
せめてlv5の魔法を出せなくては話にならない。


( ´_ゝ`)「てか、街で高い護符買えばいいんじゃねぇの?」

(;'A`)「それだと金が消えるわ」

253 名前:名も無きAAのようです:2015/01/13(火) 22:24:29 ID:506tFPoE0
最近だと森のやつらさえ、lv2の魔法では威嚇にすらならない。
完全に生態系が狂い始めている。

早くショボン帰ってこないかな……
あいつの情報が無ければどうにもならん。
バサバサ
ん?鷹だ、これは確か……


(´<_`; )「こいつは、ウチのミグだ」

( ;´_ゝ`)「俺らがいるのばれたのか!?」


……すまん、とっくにバレてんだよなぁ。
だが、今更そんなことで何か言ってくるとは思えないが。
え~と……


 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「ドクオ、元気でやってるかい?
突然で悪いがあんたにお願いがあってね。
こいつを受け取ってくれないかい」


受け取ってくれって……これのことか?

254 名前:名も無きAAのようです:2015/01/13(火) 22:26:23 ID:506tFPoE0
( ;´_ゝ`)「……なんだ?なんてある?」

(;'A`)「いや、なんか受け取って欲しいって封筒が」

(´<_`; )「封筒?」


えっと……え!?


(;゚A゚)「王都への招待状だ」

( ;´_ゝ`)「は!?」(´<_`; )


 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「期待してる魔法使いを渡してくれって頼まれてね。
こんなババアと一緒になるが来てくれたら嬉しいね。       母者」
'

255 名前:名も無きAAのようです:2015/01/13(火) 22:27:19 ID:506tFPoE0
(;'A`)「ま、まじか……あの王都に」

( ;´_ゝ`)「母者がいるんじゃ俺らは行けないか」

(´<_`; )「……そうだな、残念だが」

( ;´_ゝ`)「てかその招待状は誰が?」

(;'A`)「モララー・ランドガルド」

(´<_`; )「モラ印のか!」


あのモララーさんに会えば、何か魔法ほヒントを掴めるかも知れない。

と、とにかくミグに通話のピアスを2個持たせて帰す。
まさか……こんなチャンスがくるとは。

'

257 名前:名も無きAAのようです:2015/01/13(火) 22:28:10 ID:506tFPoE0
(´<_`; )「しかし行くなら気をつけていけよ、ドクオ」

(;'A`)「え、華の都、王都なのに?」

(´<_`; )「悪い噂もあるにはある」

('A`)「まぁ、大丈夫だって」

(´<_` )「考えすぎとも思ったが、俺は念には念をだな」

( ´_ゝ`)「それに母者がいたら何かおきても一瞬で終わるだろ」

(´<_` )「……そりゃそうだな」


それから兄弟の欲しい土産を聞いておいた。
その後母者さんとピアスを通じて打ち合わせし、王都に行くことが決定した。

'

258 名前:名も無きAAのようです:2015/01/13(火) 22:29:00 ID:506tFPoE0
~王都~

店は兄弟に任せ、馬車に乗り1ヶ月弱。
1日2日任せたことはあったが1ヶ月以上任せるのは初めてだ……大丈夫かな……
母者さんには兄弟の近況や働きぶりを少し誇張して話しておいた。
……来た!


(;'A`)「これが……王都」


ロイドの街とは規模が違う。
あの街がまるまる十個は入りそうな大きさだ。


(T)「待て!、何の用事で入るのか記入し……て。
母者殿!失礼しました!」


王都の騎士だ、さすがに少し高圧的かと思ったらなんだこれ。顔パスなのか……

にしても王都にもなると街に入るだけで記入とか必要なのか……大変だなぁ。


 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「ドクオ、これから宿の場所まで案内してやるから。
そこから今日は自由行動だからね」

('A`)「あ、はい。分かりました」

259 名前:名も無きAAのようです:2015/01/13(火) 22:30:20 ID:506tFPoE0

宿1つ取っても、ロイドとはまるで違う。
母者さんはこのままお得意さんの所へ行き、鑑定した品を届けるそうだ。


('A`)「よし、荷物にならない程度に買い物だ!」


初めて来るんだ。これからもあまり来ることは無いだろう。今のうちに色々見ておかなくては……

あとモラ印の護符を買っておきたい。


('A`)「これが、モララーさんの道具屋か」


恐らく全て道具屋にとって憧れ。
あの『モラランショップ』が目の前に……
よし、入るぞ。

262 名前:名も無きAAのようです:2015/01/13(火) 22:31:37 ID:506tFPoE0
'
/ ゚、。 / 「いらっしゃいだし」


こ、この人がモララーさんなのか?
前に見た広告の絵とは大分違うな。


(;'A`)「あ、あのモララーさんですか?」

/ ゚、。 /「店主なら明日の準備とか言って出かけてるし、残念だったし」


店員さんだったか、まぁ明日会えるはずたし商品を見させて貰おう。

263 名前:名も無きAAのようです:2015/01/13(火) 22:33:13 ID:506tFPoE0



在庫多↑
属性の杖   10,000G
魔導の杖   50,000G
耐熱ワイヤー50M 1,000G
各種護符・大  2,000G
ポーション   200G
試作魔導機 400,000G
etc……

エンチャントのお値段

探知の魔法 500G
耐火の魔法 500G
耐衝の魔法 500G   
etc……        重ねがけは不可

鑑定はやってません

264 名前:名も無きAAのようです:2015/01/13(火) 22:33:59 ID:506tFPoE0
(;'A`)「ん~?なんだこれ」


モラ印の護符1枚2000G?
なんで王都の方が高いんだ、訳が分からん。


(;'A`)「あの、護符ってなんでこんな値段なんですか?」

/ ゚、。 /「あ~、よそから来た人だし?」ソレハネ


理由を聞いたら、前にモララーさんは200Gで、護符を売り出したそうだ。
すると他の道具屋がやめてくれと言ったらしい。

そのため王都では護符の値段を高くし、高級品として売り出す事になったらしい。
加えて田舎の方の店はモラ印に譲って手打ちにしてもらったとか。
じゃあ護符は諦めて……

265 名前:名も無きAAのようです:2015/01/13(火) 22:35:26 ID:506tFPoE0


(;'A`)「杖……どんな感じですかね?」

/ ゚、。 /「属性の杖は買う時に指定した属性の魔法を高める力があるんだし。
魔道の杖は全ての魔法を1段階上げるかもな凄い杖だし」


は!?全ての魔法をって……オリジナルもだよな……
今回持ってきたのは、ヘソクリも加えて15万G……ぐぬぬ……


(;'A`)「か、買います」

/ ゚、。 /「まいどだし」


やっぱりあんときみたいな力不足はもう味わいたくない。
ここは買わなくちゃならんよな。

あとは魔力を回復するらしいポーションを少し買っておく。
効果はどれくらいか分からんが試して効果次第では俺も作ってみよう。

耐熱ワイヤー……便利そうだし買っとこうかな。
よし、他は帰りに寄って考えよう。
他の店もチェックだ。

………………………………

266 名前:名も無きAAのようです:2015/01/13(火) 22:36:41 ID:506tFPoE0
'
~王都・夜~

う~ん……買い物するはずが色々巡ってたら、日が傾き始めてる。
兄弟への土産は買ったが結局他は杖とワイヤーしか買ってねえや。
……ところで


(;'A`)「ここどこ?」


やっべぇ……この年になって迷子はシャレにならんわ。
人に道を聞こうにも話しかけ辛いし……


ζ(゚ー゚*ζ「あの……大丈夫ですか?」


うお!なんか可愛い子が来た。
落ち着け、ここは冷静に行け。

267 名前:名も無きAAのようです:2015/01/13(火) 22:37:42 ID:506tFPoE0
(;'∀`)「い、いやぁ、その道に迷っちゃってて」

ζ(゚ー゚*ζ「何処に行きたいんです?」


行き先の宿を告げると案内してくれるとのこと。素直についていく。
ん?


('A`)「なんで路地?」

ζ(゚ー゚*ζ「やだなぁ、近道ですよ」フフ


……これあかんやつや。
うわぁ……きたよ


(∥'A`)「こんなひょろ男に6人は無いんじゃないの」

ζ(゚ー゚*ζ「ごめんね、お金ちょーだい」

'

268 名前:名も無きAAのようです:2015/01/13(火) 22:38:36 ID:506tFPoE0
前に男2人、女が1人。後ろに男3人か……
護符は持ってきてない。
スリープは複数には使えない。
金も渡したくないとなると……


('A`)トーク ボソッ

⑩<どうしたんだい?

('A`)マイゴニナッテ.カツアゲサレテマス

ζ(゚ー゚*ζ「?なにぶつ言ってんの?魔法?」

⑩<……待ってな、急いで見つけてやるからね、時間を稼ぎな。


頼もしすぎる。じゃあ後は時間稼ぎだ。


(;'A`)「いやいや、魔法なんて俺は使えなませんよ」ハハ

ζ(゚ー゚*ζ「ふーん、いいからお金出してよ」ホラ

(;'∀`)「だ、第一なんで王都でこんなこと」

ζ(゚ー゚*ζ「たいした理由なんて無いよ。お金が欲しいだけだから」
'

269 名前:名も無きAAのようです:2015/01/13(火) 22:40:50 ID:506tFPoE0
……最近の子供怖ぇな。
ん~いくら母者さんでも俺を十分では見つけられないと思うが母者さんだしな……
露骨な時間稼ぎも短気な子供には厳しいだろうし……


ζ(゚ー゚*ζ「出さないと痛い目に遭うってわかってないの?」

(;'∀`)「いやぁ、それも厳しいと言いますか、田舎から来たおのぼりさんでして」

ζ(゚ー゚*ζ「モラ印の店で買い物しておいてよく言うね。……もういいわ」

(;'∀`)「じゃあ見逃して」

ζ(^ー^*ζ「やっちゃえ」


ですよね~。素直に渡せば良かったかな。
流石の母者さんでも無理だったか……
そんな一斉に殴りに来なくたっていいだろうよ。ええいダメ元で。

(;'A`)「スリー……」

270 名前:名も無きAAのようです:2015/01/13(火) 22:41:41 ID:506tFPoE0
'


<アクアバインドlv3!



ζ(゚д゚;ζ「なにこれ!体が!」ゴボゴボ

<そこの君

(  ∀ )「夜道には気をつけないとね」


なんだ?この男、魔法使いのようだがフードで顔が見えない。
助けてくれたようだが……


⑧<……その声モララーかい?

271 名前:名も無きAAのようです:2015/01/13(火) 22:42:38 ID:506tFPoE0
( ;・∀・)「その声は母者さん!何処に……もしかして」パサ

⑦<そうさ、これは

( ・∀・)「ついに封印されたんですね!」ヤットカ!

⑦<良い度胸してるね……


まさか……この男がモララー・ランドガルドなのか!
フードを外した顔は確かに広告の絵にそっくりだ。


⑥<悪いがモララー。花火をあげてくれないかい。

( ・∀・)「母者さんの最後の頼みとあらば、やらせて頂きますよ」

272 名前:名も無きAAのようです:2015/01/13(火) 22:43:24 ID:506tFPoE0
( ・∀・)つ◆「やるなら盛大にいきますよ~。ファイアーフラワーlv8!」ドンドン


ファイヤーフラワー、見る人を楽しませるために作られた観賞用の魔法。
使う人によって大きさ、形などが異なるがこれは……


( ・∀・)「打ち終わっちゃった。母者さん……安心して封印されてくださいね……」

(*'A`)「すげぇ……こんな大きな花火を!」

( ・∀・)「凄いと分かるってことは君も魔法使いなのかい?
ならさっきなんで魔法を使わなかったんだ?」

(;'A`)「あ~えっとですね」

273 名前:名も無きAAのようです:2015/01/13(火) 22:44:38 ID:506tFPoE0
'

言えない。迷子になった挙句、魔法使いなのに護符持ってなかったとか恥ずかしくて死ねる。 


 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「こいつの地元はこんなこと無いから油断してたのさ」

(;'∀`)「いやぁ、そうなんです……よ?」


え、なんで母者さんいるの。
まだ花火を打ち上げて2分経ってないよ?


 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「悪かったね、ドクオ。注意しておかなかった私のミスさ」

(;'A`)「いやいやいや、そんなことはないです。俺が」

( ;・∀・)「あれ!母者さん!封印されて……いたいたいいたい」ミシミシミシ

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「相変わらず、舐めた奴だね」ガシッ


母者さんとモララーさんが仲良くしてる……
凄い光景だな……これ。

274 名前:名も無きAAのようです:2015/01/13(火) 22:45:54 ID:506tFPoE0
( ;・∀・)「あ、あいつらしょっぴいとくんで離してくださいよ!」イデデデ

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「あんた、そんな事もやりだしたのかい」パッ

( ・∀・)「……いやいや、ただのボランティアですよ」デハ


なんか思ってたよりも若かったな……同じ位の年か?

そして俺はこのまま母者さんに連れられ宿へと向かった。
母者さんにまた謝られたが、これは俺が悪い。
こちらも謝りたおして、明日に備えて寝ることにする。

275 名前:名も無きAAのようです:2015/01/13(火) 22:47:28 ID:506tFPoE0
~王都・朝~

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「ドクオ、準備は?」

('A`)「大丈夫です。行ってきます」


結局、ここでなにやるのかも知らされてないんだよな。
母者さんと別れ招待状にある地図通りに進む。
指定の建物に行くと人が既に集まっていた。


('A`)「20人ちょっとか」


結構いるな……あの人顔が怖いな。
お、あの人可愛い。
にしてもこんなに人を集めて一体何をする気なのか全く分からない。
……来た。

276 名前:名も無きAAのようです:2015/01/13(火) 22:49:04 ID:506tFPoE0
( ・∀・)「どうも、皆さん!今回は遠路はるばる王都へお越しいただき……」


う~ん、彼が本当にモラ印の作成者なんだと思うとやはり悔しい。
俺も魔法の特訓はしてるのにな……
才能の壁は大きいよなぁ……


( ・∀・)「さて、皆様は私の信頼できる人が認めている相手です。
心して聞いてください」


な、なんなんだ?

277 名前:名も無きAAのようです:2015/01/13(火) 22:49:53 ID:506tFPoE0
( ・∀・)「皆様に魔法の扱い方が飛躍的に上手になるコツをお教えしたいと思っています」

<え?

まさかlv8の魔法まで?!>

( ・∀・)「それはあなた方次第です。しかし無料ではやりません。
私に皆さんのオリジナルについて教えて頂く事、それが条件です」


どうする……オリジナルを教えてしまえばそれは店の個性の1つを捨てることになる……
俺みたいなオリジナルが1つしかない店には辛い……
'

278 名前:名も無きAAのようです:2015/01/13(火) 22:50:41 ID:506tFPoE0
( ・∀・)「失礼、言葉が足りませんでした。
出し方についてではありません。どんな魔法かを知りたいだけです」

(;'A`)「え、それだけでいいの」

<一体なんのために?

( ・∀・)「新しい商品のアイディアが欲しいだけです。さぁ、どうしますか?」


だったら、断る理由なんてどこにも無い。
どんな魔法かを話しただけで発動できるほど魔法は甘くない……はず。


('A`)「やります!」

<俺もだ

参加します>

………………………………
'

279 名前:名も無きAAのようです:2015/01/13(火) 22:52:26 ID:506tFPoE0
全員参加か、当たり前だ。
こんな上手い話は他にあるわけが無い。
モララーさんは全員が返事をしたのを確認するとこう言った。


( ・∀・)「全員参加するようですね。
では、魔力強化合宿を行わせて頂きます!」


        第八話完
'

280 名前:名も無きAAのようです:2015/01/13(火) 22:53:23 ID:506tFPoE0
('A`)の手帳

( ・∀・)モララー・ランドガルド
大魔力のこもった護符を大量生産して売り出している凄い人。
護符・大を作るだけでも凄いのに全ての属性を兼ね備えている。
何故か母者さんと知り合いだった。

/ ゚、。 / ?
モラランショップの店員さん。
店で買い物するときにずっと見てきた。
女の子で顔は怖くないのになんか怖い。

('A`)売れないお店のようです - 1420391240 - したらば掲示板
返信2016/02/07 19:39:17

9jigendaddyjigendaddy   第八話 全てが集う都、王都   中編

288 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 22:58:21 id:tzk.hiL60
売れないお店
第八話

全てが集う都、王都   中編

289 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 22:59:21 id:tzk.hiL60
~王都・朝~

俺はしがない道具屋を経営している少し不細工な魔法使いだ。
母者さんを通してモラ印で有名なモララー・ランドガルドの招待状を貰い王都に行くことになったのだが


( ・∀・)「それじゃ早速始めます」


あのモララーさんから魔力強化のコツを教えて貰える事になった。
……やっぱ辛い修行だよな、気張ってかないと。


( ・∀・)「今日から二週間、貸して貰った小さな宿です。個室があるので適当に入ってください」


……普通の宿だな……
適当に部屋選べばいいんだよな。
じゃこの部屋だ。
'

290 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 23:02:36 id:tzk.hiL60
('A`)「まぁ普通の部屋だな」ガチャ


う~ん、多少豪華な所に連れてかれるとも思ったんだが、そんな事はないか。
……危ない薬とか飲まされないよな?
なんか怖くなってきたな……ガチャ


( ・∀・)「この部屋は……ああ!昨日の!」ヨロシク

(;'∀`)「どうも」ヨロシクオネガイシマス

( ・∀・)「じゃ悪いけど、早速色々質問するね!」


名前、住んでいる所、母者さんとの関係、どんな魔法を鍛えたいかなどを聞かれた。
そして

291 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 23:05:18 id:tzk.hiL60
( ・∀・)「じゃ、君のオリジナルってどんなの?」

('A`)「はい、えとこれなんですけど」

( ・∀・)「ピアス?だね。これがオリジナル?」

('A`)「そうです、通話のピアスと言って……」


特殊な鉱石を加工しながら作り上げる。
遠方の人と会話できる魔道具と説明した。
……本当にこれだけでいいのかな……

292 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 23:06:03 id:tzk.hiL60
( ・∀・)「ありがとう!じゃ他の人のところにも行くから!じゃあまた後でね、ドクオ君」


行ってしまった。この時間はどうしよう……
そうだ、どうせ待つなら折角だし買った杖で護符を作成してみよう。
作るのは……得意な火の護符でいいか。


('A`)「sl5gmd&n4"bpn#ok_2#……」


いつもより魔力がうまく伝わっていくのが分かる。
これなら……どうだ


(;'A`)「4bi5nsv3#6s#32"yojrk#6……」ボフッ


(;'A`)「……あれ?」
'

293 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 23:08:17 id:tzk.hiL60
念のため2枚目も作ったが結局、作れたのはlv5の護符だった。
上手くいってるはずなんだがな……実際いつもより疲れがない。
ちょっと他の属性も試し……


<皆さん!外に来てください!


モララーさんの声だ。杖持って……よし。
出よう。


( ・∀・)「まず皆さんに魔法について再認識して貰います」


再確認?一体何を?


( ・∀・)「魔法とは魔力の練り込む量と詠唱で全てが決まります。その詠唱についてなんですが……ドクオ君!」

(;'A`)「は、はい」

295 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 23:09:36 id:tzk.hiL60
( ・∀・)「君はどのlvまで魔法が出せる?」ゾクセイマホウデ

('A`)「lv5までです」

( ・∀・)「今護符を作って貰える?」

(;'A`)「え、ここでですか?」


……知らん人の前であまり作りたくないなぁ、さっきの護符作成で少しテンションが……
でもやれって言ってるんだしやるか。


('A`)「 sl5gmd&n4"bpn#ok_2#…… 」

( ・∀・)「はい!今の!やめていいよ」

(;'A`)「……なんだったんですか?」

( ・∀・)「多分だけど、君は本を使って学んだでしょ?」

296 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 23:10:27 id:tzk.hiL60
(;'A`)「はい、そうです」

( ・∀・)「実は本だけじゃ学べないイントネーションも大事なんだ」アマリシラレテナイケド


するとモララーさんが目の前で護符作成の詠唱だけ唱えてくれた。
確かに俺とは多くの所でイントネーションが違う。


( ・∀・)「じゃドクオ君、やってみて」

(;'A`)「は、はい」

297 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 23:11:47 id:tzk.hiL60


モララーさんの言った通りに詠唱してみる。
あれ?今の所のイントネーション合ってたっけ?
……大丈夫かな。


(;'A`)「 4bi5nsv3#6s#32"yojrk#6…… 」ボフッ

(*'A`)「おお!」

( ;・∀・)「一発でlv6達成だね」モウイッカイシッパイスルカト


まじか!さっきやって出来なかったのにこれだけで出来るようになるのか!?

'

298 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 23:12:43 id:tzk.hiL60
( ・∀・)「詠唱のイントネーションがどれだけ大事か分かりましたか?あ、ドクオ君もういいよ、戻って」

<まじかよ……そんなんで……

<サクラじゃないのか?

( ・∀・)「それは皆さんが試せば分かるはずです。では1人1人回りますので鍛えたい魔法の詠唱をお願いします」


よし、さっき失敗したかもしれない所も踏まえて、もっかい……


…………………………………………

299 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 23:13:51 id:tzk.hiL60
~王都・昼~


( ・∀・)「はい!じゃ今日はここまでにしましょう!個室に入って休んでください」

<まだやれますよ!

<もっと凄い方法はないのか?


結局火はlv6まで、しかし水と雷はlv4、風はlv1まで使えるようになった。
この杖のおかげか珍しく俺も疲れていない。

前の杖も安くて良い杖だったんだが、杖が違うとこうも違うのか。
もしや俺もlv8がすぐ使えるかも知れないな!

300 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 23:14:36 id:tzk.hiL60
( ・∀・)「その方法を明日教えるためにも休息をとって貰います」


……明日は何やるんだ……
それにまだ昼だし休めって言われても困るなぁ。


( ・∀・)「もちろん、ただ休むんじゃもったいない!これどうぞ!」


王都の地図だ。なんでこんな物を……


( ・∀・)「合宿の最後に使うので良く覚えておいてください」


モララーさんはそのまま何処かに行っちまった……
仕方ない。部屋に戻って地図を眺めてようか。ガチャ

302 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 23:15:53 id:tzk.hiL60
('A`)「ここから少し離れた空き地か……」


モララーさんの手書きらしい。
この宿からの道を書いてくれてるのは嬉しいが……


(;'A`)「字……汚ねぇな」


曲がり角の名前とか読めない……
また道に迷ったらどうしよう。


…………………………………………

303 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 23:17:10 id:tzk.hiL60
~王都・夜~

よし、だいたい頭に入った。
でもなんに使うんだ?
コンコン
ん?


[扉]A`)「はい?」チラッ

( ・∀・)「ドクオ君。外、歩かないかい?」

(;'A`)「え、あ、はい。いいですけど」


モララーさんに連れられて夜の王都を歩く。
昨日のボランティアみたいな事はあまり気が進まないんだけど……

304 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 23:18:52 id:tzk.hiL60
( ・∀・)「……ここならいいか、ドクオ君!」

(;'A`)「は、はい!」

( ・∀・)「君に2つお願いがある」

(;'A`)「……何ですか?」

( ・∀・)「通話のピアス、今持ってたらあるだけ売ってくれない?」

(;'A`)「え、いや勿論大丈夫です」

( ・∀・)「そのピアス、一番商品化出来たら楽しそうだったからね」アリガトウ


……それやられたらウチのが売れなくなるんじゃ……


(;'∀`)「ウチの店に被害がない程度でお願いしますね」

( ・∀・)「大丈夫大丈夫。で次のお願いなんだけど……」


さぁ次は何が来るんだ。
やっぱボランティアの協力か!?


( ;・∀・)「えと……その……次なんだけど……」


……そんなに言いづらい頼み事ってなによ。
俺に出来るようなことなのか……?
'

305 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 23:20:11 id:tzk.hiL60
(;'A`)「……へ?」

( ;・∀・)「いや……その、僕って魔法が凄いせいで友達がいなくて。
それで母者さんみたいな人と君が一緒にいたから」


なるほどな……母者さんの近くにいたら確かにモララーさんの凄さも霞む。
それにきっと才能のせいで周りのやっかみとかも凄いだろうし……

306 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 23:22:33 id:tzk.hiL60
(∥ ∀ )「年も近いみたいだし、その、友達になれるかなって……思ったんだけど……」

(;'A`)「いやいや、そんなことなら喜んで」ヨロシク

( *・∀・)「え。本当に良いの?」

(;'A`)「いやぁ、もっと無理難題ふっかけられるかと思いましたよ」

( ;・∀・)「僕にはハードルが高いの!」

('A`)「あ、でもあの店員さんは?」

( ;・∀・)「良い人なんだけど何考えてるかわからなくて。
周りの人よりは信頼できそうだから店員になってもらったけど……」


確かに表情は顔にあまり出無さそうだしな、あの人。


/ `、、 / ヘックシ


307 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 23:24:50 id:tzk.hiL60
( *・∀・)「じゃあさ!じゃあさ!敬語無しで話さない?」

('A`)「別にいいけど。……あ、1ついい?」

( ・∀・)「なに?」

('A`)「何歳?」

<…歳だよ

うっそ!?同い年!?>


………………………………

いろいろ話してたらだいぶ時間がたってしまったようだ。
モララーの借りた宿に戻り、部屋の前に立つ。


( ・∀・)「付き合わせてごめんね」

('A`)「いやいや、こっちも楽しかったから気にすんなって」

( *・∀・)ノシ「おやすみ」ガチャ

('A`)ノシ「おやすみ」


きっと色々あったんだろうなぁ。
才能が無いのも悲しいが有りすぎてもやっぱ駄目だ。
何事もほどほどが一番いいんだよな。

……流石に眠い。
明日はハードらしいし早く寝よう。

'

308 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 23:26:05 id:tzk.hiL60
~王都・朝~

( ・∀・)「はい!じゃあ今日からやるのは魔力量の底上げです!
というかこれと詠唱の練習しかやりません!」


そりゃ確かに魔力量があれば強化できるかも知んないけど……
そんな単純なのか?


( ・∀・)「昨日の詠唱と今日からの底上げ。
この2つでオリジナルの方とかも強化出来ると思いますしね」

<なにするんですか?

( ・∀・)「今、皆さんは昨日の昼から休んでますから、魔力はだいたい全回復してますね?そこに更に私の魔力を加えます」コツガイリマスガ

どういうことですか?>

309 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 23:26:45 id:tzk.hiL60
( ・∀・)「運動と同じで自分の限界以上の負荷をかけると体が対応しようとします。つまり……」


なるほど、半日近く休ませ魔力を満タンにしておく。
そこに人の魔力を加え魔力量の限界値を伸ばすのか。


( ・∀・)「分かりました?」

('A`)「体に害は?」

( ・∀・)「勿論やりすぎると体に毒です。調整はしますよ」


呼ばれたら僕の部屋に来てください。
そう言ってモララーさんは人を2人ずつ呼んで作業を始めた。
'

310 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 23:27:33 id:tzk.hiL60
2人同時に行って30分ずつかかり、5組目に俺と顔が怖い人が呼ばれた。


( ;・∀・)「じゃ背中向けて座って」


モララーの言う通り背中を向けると背中にじんわりと魔力が流れてくるのが感じる。
しかし


(∥'A`)「気持ちわる……」ウプッ


自分のキャパシティを超えた魔力。
いや、人の魔力だからか気分が……


( ;ー∀ー)「我慢してください」ボクモツライ


……………………………………

311 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 23:29:10 id:tzk.hiL60
( ;・∀・)「あとは個室で休んでください」ツカレタ


やばい、これかなり気持ち悪い……
今すぐにも余分な魔力を出したい……


( ;・∀・)「魔法使ったら意味ないですからね」ソコハヨロシク


そりゃそうか、その限界を超えた量に体を慣らさせなきゃいけないのか……
早く部屋に戻って寝よう……

………………………………

312 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 23:32:01 id:tzk.hiL60
~王都・朝~

合宿が始まってから十二日間モララーさんの言う通りに1日毎に詠唱と底上げの特訓を繰り返した。

顔の怖い人とも仲良くなりミルナさんと言うらしい。
合宿中に住所を確認したら俺の店から馬車で3日程度でいける町に住んでるらしい。


('A`)「よし!良い感じ!」


それはともかく修行のおかげで水はlv5、風はlv2までになった。
何ヶ月も出来なかったことがこの二週間でやれるとは……
<ミナサ-ン
'

ん?モララーが集まるように言ってるな。
まだ何かやるのか?でもこれしかやらないって言ってたよな。

315 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 23:34:19 id:tzk.hiL60
ん?モララーが集まるように言ってるな。
まだ何かやるのか?でもこれしかやらないって言ってたよな。

( ・∀・)「さあ皆さん、明後日行う最後の特訓について話します」

<……あれで終わりじゃないのか?

( ・∀・)「魔法については終わりですね。
次やるのはただの実践訓練です。やんなくても正直構いません」


実践訓練?何と戦うんだ。
王都を出て山にでも行くのかな。
前よりは戦えるようになったし、これなら……


( ・∀・)「まぁ、おまけと思ってください。
たまには実戦で頭も使わないと駄目ですんて。
その肝心な相手ですが」キテクダサ-イ

ゾロゾロゾロ

(;'A`)エ?

( ・∀・)「皆さんを推薦した人です!」


え!?つまり俺は!?

316 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 23:35:08 id:tzk.hiL60
'



 @@@  
@#_、_@  ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
 (  ノ`) 「楽しみだねぇ」
     ゴ ゴ ゴ ゴ




'

317 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 23:35:13 id:GvwiJz0E0
オワタww

318 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 23:35:53 id:tzk.hiL60
'

死んだわ。

       第八話完

319 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 23:37:14 id:wk8HsFo.0
死んだな・・・

321 名前:名も無きAAのようです:2015/01/15(木) 23:37:32 id:tzk.hiL60
('A`)の手帳

ワイヤー
魔力を通すことの出来るワイヤー。
長いのにコンパクトで罠にも使える優れもの。
という謳い文句に期待して買った。

エンチャントの魔法
物に様々な効果を付与する魔法。
主に耐火や耐震などがある。
モララーは珍しく重ねがけが出来ないらしい。

('A`)売れないお店のようです - 1420391240 - したらば掲示板
返信2016/02/07 19:45:33

10jigendaddyjigendaddy   第八話 全てが集う都、王都。  後編

347 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 22:59:47 id:fPDoxFpM0
売れないお店
第八話

全てが集う都、王都。  後編



'

349 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:00:29 id:fPDoxFpM0
~王都・朝~

俺はしがない道具屋を経営している少し不細工な魔法使いだ。
モララーに合宿最後の内容を聞いたのだが


(;'A`)「勝てる気がしねぇ」


相手はあの母者さん。
長期戦になればスタミナと護符が切れるこちらが不利。


(;'A`)「ええい、とにかく現地の下見と作戦を考えるんだ」


まだ戦うにしても今日と明日の二日間の猶予がある。
まずは戦場になる空き地の地図と現地を確認しなくちゃ戦えない。


………………………………

350 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:01:10 id:fPDoxFpM0
一通り回ってみたが碌な手が思い浮かばない。
唯一思いついたことは罠のように護符を貼ることぐらいか。

でも、これは相手が速すぎると当たる前に抜けてしまう。
母者さんがそれに当たるとも思えない。
何か足止めが出来れば……


(;'A`)「やっぱ魔法しか無いよな」


初めて使う魔法だが試してみる価値はあるだろ。
よし。まずはイメージを固めて……



………………………………

351 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:02:16 id:fPDoxFpM0
よっし!こんな、感じだろ。
後は護符を作っておこう。
出来る限りの量を作って今日は終わりにする。
明後日に備えて明日は体を休める。


(;'A`)「やれることはやってやる」ガンバレオレ

352 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:03:05 id:fPDoxFpM0
~王都・朝~

ついに当日、モララーのエンチャントを母者さんにかけていた。
この魔法は致命傷にならないように体を魔法から保護するものだそうだ。
……むしろ俺が死にそうなんだけどな……

決着の仕方はモララーが戦いを見て、母者さんの動きを止めたら俺の勝ち。
母者さんは俺の杖を3回奪ったら勝ちとのこと。

護符は土以外の各種20枚ずつを用意。
……今思えば詠唱の訓練もここに繋がるのか……

 @@@  
@#_、_@
 (  ノ`) 「準備はいいかい?」

(;'A`)「お願いします」

( ・∀・)「じゃあ、用意……始め!」


よし!まずは俺の新技ヒュッを!
ん?

353 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:03:50 id:fPDoxFpM0
 @@@  
@#_、_@
 (  ノ`)「まず、一勝だね」ホラッツエダヨ


あ、これ無理だわ。目で追えないし新技出すための時間がねぇもん。


 @@@  
@#_、_@  
 (  ノ`) 「安心しな、こんなのはもうなしさ」ツマラナイシネ

(;'A`)「……ありがとうございます」


母者さんの提案で仕切り直してからの30秒は何もしてこないことになった。
よし、今度こそ!


('A`)つ◇「ウィンドメイルlv2」

'

354 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:04:32 id:fPDoxFpM0
これで体に風をまとい速さを上げる。
母者さんの速さには適わないがどうにかなるはず。
加えて次の作戦のために水を弾いてくれる。

俺の作戦はこうだ。
まず水を広範囲に撒き母者さんに当てる。
水の重みでスピードを落とさせ、雷魔法を出す。
当たらなくても牽制にはなるはず……
そっからが勝負だ。


 @@@  
@#_、_@  ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ
 (  ノ`) 「距離をとらなくていいのかい?ドクオ」

'

355 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:05:38 id:fPDoxFpM0
来る!
足が震える。落ち着け俺。

 @@@  
@#_、_@  
 (  ノ`) 「行くよっ!」

(;'A`)つ◇◇「ミストlv5!スプリンクラーlv5!」

 @@@  
@#_、_@  
 (  ノ`) 「そんな魔法で止められないよ!」


よし、魔法に詳しい母者さんなら気にしないでそのまま来ると思った!
これで第一段階!

356 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:06:41 id:fPDoxFpM0
'

(;'A`)つ◇「ボルトアローlv4!」

 @@@  
@#_、_@  
 (  ノ`) 「おっと」アブナイアブナイ


足元に打ち込んだがやっぱ躱された。
だが目的の水は相手に服に染み込ませた。
あたりは水浸し。
これで感電を狙えばまともに戦える……か?


(;'A`)「こっからだな」


決着の付け方を考えるとバインド系しかない。
ただバインド系は物に当たるまで直線でしか動かない。
直線じゃ母者さんなら躱すよな……
なら!


◇ ◇ ◇ ◇  バッ!
◇⊂(#'A`)つ◇
「四連ファイアスプレッドlv6!」

'

357 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:07:40 id:fPDoxFpM0
'
広範囲に広がる火の嵐。視界は火で隠される。
足元は水でぬかるんで躱すのは難しいが母者さんなら躱すはず。
そこにバインドを打ち込む!


 @@@  
@#_、_@  
 (  ノ`) 「へぇ、lv6まで使えるようになったかい。だけどね!」


あれ!?普通にまっすぐ火に向かってきたぞ!?やばい!
'

358 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:08:39 id:fPDoxFpM0
'

(;'A`)「バ、バイン……」バシャバシャ

 @@@  
@#_、_@  
 (  ノ`) 「遅い!」ドゴ
       バッシャ-ン
(;゚A゚)グフッ

 @@@  
@#_、_@  
 (  ノ`) 「水で濡らされてんだ、この程度の火じゃ無駄だよ」ホラヨ


そ、そりゃそうか。
しかもモララーさんの魔法で威力も下がってるし……
これで2回杖も取られてしまった。
後がない。しかし……


(;'∀`)「準備完了」 ピチョ…

359 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:09:32 id:fPDoxFpM0
状況を整理しろ、水を撒いた。
まだ母者さんは動きが鈍くなったまま。
加えて母者さんは水溜まりの上。
バインドは不意打ちでやらなきゃ当たらない。


(;'A`)「……よし!行きます!」

 @@@  
@#_、_@  
 (  ノ`) 「護符も持たずに何をする気だい!」

確かに俺の手には無い。
 

     だが

(#'A`)「二連ボルトスプレッドlv4!」

 @@@  
@#_、_@  
 (  ノ`) 「!」
'

360 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:10:26 id:fPDoxFpM0
さっきの四連の時、俺は2つの護符を使わないで足元に置いておいた。
そのまま俺は吹っ飛ばされたから今は母者さんの足元に護符が落ちている。

二枚使用の広範囲攻撃。更に水で感電範囲を増やしてる。
完全に不意打ちだ。躱せる場所あるとしたら……


 @@@  
@#_、_@  
 (  ノ`) 「まだまだぁ!」タン

(#'A`)「上だ!」


空中なら躱せない!今度こそ全力で!

  ◇  ◇
◇⊂(#゚A゚)つ◇
     「四連ウォーターバインドlv5!」


この量なら当たる!


 @@@  
@#_、_@  
 (  ノ`) 「ほう……やるね。でも」

'

361 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:11:06 id:fPDoxFpM0
   ∥∥
  ∥∥∥∥ ヒュン
 ∥∥∥∥∥∥「まだまだ甘いねぇ……」
    バン!バン!バン!


('A`)「は?」


'

362 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:11:55 id:fPDoxFpM0
消えた? いや違う。
空を飛んでる!?

そのまま一瞬で俺の目の前に来る。
まずい!う、後ろに逃げ


 @@@  
@#_、_@  
 (  ノ`) 「終わりだね」パシッ


(;'∀`)「れる訳ないですよね」



…………………………………………

363 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:12:47 id:fPDoxFpM0
 @@@  
@#_、_@  
 (  ノ`) 「いてて……久しぶりにやったから腰痛めたかね」

(;'A`)「えっと、今のは?」

 @@@  
@#_、_@  
 (  ノ`) 「全力で空気を蹴っただけさ。昔は5回は蹴れたんだがね」


空気を蹴る!?
魔法でも空を飛ぶのは厳しいのに。
母者さん……何をしてたらそんなことが……

364 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:13:40 id:fPDoxFpM0
 @@@  
@#_、_@  
 (  ノ`) 「つい本気になっちまった。強くなったね、あんた」ワルカッタネ

(*'A`)「いえ、そんな……」


嬉しいが最初から本気だされたら勝てなかったしな。
ワイヤーを使った策も一応考えたが全く使えなかった。
いつか本気の母者さんに勝てるように頑張りたいが……

いや、無理だな。

365 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:14:39 id:fPDoxFpM0
( ・∀・)「お疲れ様です!あそこまで戦えるとは!」ビックリ!


これで合宿の全メニューが終わったらしい。
これで後は帰るだけなのだが……


('A`)「モララー、ほい」

( *・∀・)「!。ピアスはいくらだっけ?」

(;'A`)「友達記念ってことで」タダデイイヨ


あまり無料ってのは好きじゃない   が、それ以上のものを貰った。
これくらいの事はしたい。

366 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:16:08 id:fPDoxFpM0
( *・∀・)「ありがとう!」


6セット渡し、その内の2つは俺に繋がるように俺が持つことになった。
流石に王都と俺の店では距離がありすぎる。

鳥に任せられる距離じゃない。
何か送りたい時は飛脚たちに任せなきゃいけないし……
2回しか話せないが話せないより良いだろ。


('A`)「ピアスは改良してまた持ってきてやるよ」

( ・∀・)「それより先に僕が改良して商品化しちゃうかもね」

('∀`)「へ、言っとけ」


合宿のおかげで効果時間を伸ばす目処はたっている。
そんな簡単にぱくられてたまるか。
あ、そうだ。
'

368 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:17:14 id:fPDoxFpM0
('A`)「護符ってどうやって大量生産してんの?」

( ・∀・)つ◇「ん?あぁ、オリジナルだよ、見てて」


そう言うとモララーは護符を1枚取り出した。
どんなオリジナルだ?


( ・∀・)つ◇◇「コピー!」


増えた!?なにこれ便利。
こんなの使えたらそりゃいくらでも生産できるな。

369 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:18:00 id:fPDoxFpM0
( ・∀・)「こんな感じ。もちろん護符を1枚作る魔力に加えて、特殊魔法分の魔力は必要だけどね。
早さは段違いでしょ?」


そうか、やっぱ通常より魔力はしっかり減るよな。
となると俺が覚えたとしてもまともに使えなさそうだ。

潔く諦めて素直に1枚ずつ作るか。


('A`)「じゃ、また会おうな」

( ・∀・)「うん!またね!」


モララーに別れをつげる。
そうだ、今度来たら兄弟も紹介しよう。
きっと仲良く出来るはずだ。



…………………………………………

370 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:18:42 id:fPDoxFpM0
~道中~

あれからまた買い物をして王都を出た。
魔力の底上げの修行はコツさえ掴めば誰にでも出来るらしい。
今度試してみよう。


 @@@  
@#_、_@  
 (  ノ`) 「モララーと友達になったんだって?」

('A`)「あ、はい。そうです」

 @@@  
@#_、_@  
 (  ノ`) 「そうか……仲良くしてやんな」

('A`)「……やっぱあいつ、いろいろあったんですか?」

 @@@  
@#_、_@  
 (  ノ`) 「詳しくは私も知らんがね」

'

371 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:19:31 id:fPDoxFpM0
仕事の関係で王都に来る度にモララーの噂を聞いていたらしい。
だがその噂はどれもモララーを気味が悪がる内容だったそうだ。


(;'A`)「でも、この御時世で魔法の才能があったら普通……」

 @@@  
@#_、_@  
 (  ノ`) 「普通ならね。
だが他の連中のやっかみだったらそんなのは関係ないさ」

(;'A`)「……それは……そうですね」
 
 @@@  
@#_、_@  
 (  ノ`) 「あいつは誰かから認めてもらいたいだけなんだろうね。
その為に誰にも出来ない事をやろうとしてる。
そして実際に護符の大量生産に成功してる。だがね……」

372 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:20:12 id:fPDoxFpM0
 @@@  
@#_、_@  
 (  ノ`) 「結果的に周りは離れていっちまった。
『あいつには勝てない』
『才能だけで』……」


あいつの努力も知らないでね……
と母者さんは続けた。


 @@@  
@#_、_@  
 (  ノ`) 「だから、あいつは認められようとボランティア活動と称して危険なことも頼られたらすぐやっちまうのさ」


そうか……あれにはそんな意味があったのか。
都の警備以外にもなにかやってたりしたのかな……
'

373 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:21:03 id:fPDoxFpM0
 @@@  
@#_、_@  
 (  ノ`) 「ま、とにかくあんたが友達になったなら良い方向に向かうさね」

(;'∀`)「そうですかね」ハハハ…


やっぱ大変だったんだな。
今じゃ確かに有名だけど、気軽に話が出来るやつはいなかったんだろう……
帰ったら、地元に着いたとピアスで連絡しよう。
 ……ん?


(;'A`)「なんですか?あれ」

 @@@  
@#_、_@  
 (  ノ`) 「ここらじゃ見ない生物だね」ナンダアリャ


帰り道、西の方角に何か空を飛んでる何かが見える……
あ、雲に紛れて消えた。

374 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:21:55 id:fPDoxFpM0
('A`)「母者さんも知らないんですか?」

 @@@  
@#_、_@  
 (  ノ`) 「私も初めて見たね。相当強いね」ソラトブトカゲカ……


この距離で強さが分かるんですね。
かなり遠くで飛んでたんだけどな……
さて、また長い帰り道、在庫も無くなってるだろうし、護符でも作っておくか。

'

375 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:22:50 id:fPDoxFpM0
~ロイドの街・午後~

ザワ
   ザワ

 @@@  
@#_、_@  
 (  ノ`) 「じゃあね、馬鹿共がなんかやらかしたら呼んどくれ」

(;'∀`)「はい、そうします」


長かった。やっと帰って来た感じがする。
母者さんには旅の間お世話になったな。本当にありがたい。
さて店も心配だし。早く帰りたい……がなんか騒がしいな、なんだ?


<号外だ!号外だ!


号外?……ショボンの記事だ。
えと……
'

376 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:23:45 id:fPDoxFpM0
      (´・ω・`)
 今回の旅で各地に起きている異変である生息地のずれ込みについて調べました。
 結果、王都から見て南西の方向にドラゴンと思われる生物が発見されました。
 ドラゴンは長年伝説上の生物とされてきましたがもし筆者の見たものが本物であるならば、世紀の大発見です。

 早速探索チームを作り、詳細を確認します。
 少なくともあの生物に追いやられ生息地がずれ込んだのは間違い無さそうです。
 引き続きドラゴンを探し、情報を送ります。         

        ショボン・リガード

'

377 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:25:02 id:fPDoxFpM0
'


(;'A`)「あれって、まさか……?」


あれがドラゴンだったのか?
今では、おとぎ話の中に出てくる生物だぞ?
……考えても仕方ない。とにかく店に戻ろう。



………………………………………………

378 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:26:07 id:fPDoxFpM0
~道具屋・夜~

(*'A`)「帰ってきた!」

( *´_ゝ`)「おかえり!」(´<_` )

(´<_`; )「王都で何もなかったか?」

( *´_ゝ`)「王都じゃ危険生物に皆乗って移動するって本当か!」

(´<_`; )「飯は食うか?」

( *´_ゝ`)「話を聞かせてくれ!」


……二人は母者さんに連れていって貰ったことないのか?
とにかく腹も減ったし、二人には飯を食べる時に話すと伝え店に入る。

えっと在庫は……やっぱ護符とピアスが品切れしてるか。
まぁ兄弟が補充出来ない物だから仕方無いだろう。

道中で作っておいた護符で補充しておいて……
ピアスは騎士たちに渡す分だけでも早く作らないとな。
それにしてもこんな長旅は初めてで疲れた。
'

379 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:26:47 id:fPDoxFpM0
土産話もたくさんある。
兄弟は母者さんとモララーが知り合いだと知ってるだろうか。
反応が楽しみだ。

そうだ二人に街で噂になってるドラゴンについても話を聞いてみよう。
……そうだ、言い忘れてた。

('∀`)「ただいま」


         第八話完
'

380 名前:名も無きAAのようです:2015/01/17(土) 23:28:37 id:fPDoxFpM0
('A`)の手帳

飛脚
・運送してくれる人たち。主に風の魔法をまとい道を駆け抜けている。

388 名前:名も無きAAのようです:2015/01/20(火) 23:35:14 id:M9CLUDHk0
汚いマップ
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_1613.jpg
f:id:jigendaddy:20160207201405j:image

投下は一週間後くらいになりそうです

389 名前:名も無きAAのようです:2015/01/21(水) 00:41:12 id:K2zVP2vg0
森広いな 待ってる

390 名前:名も無きAAのようです:2015/01/21(水) 00:47:04 id:pvmlZ8r.0
案外流石家とドクオん家近いのな
母者なら徒歩5分ぐらいじゃね

391 名前:名も無きAAのようです:2015/01/21(水) 01:08:43 ID:5/IdVZdI0
アルファを彷彿とさせるマップだ

392 名前:名も無きAAのようです:2015/01/21(水) 17:08:46 ID:1ijvttWA0
残りの黒点が気になる

393 名前:名も無きAAのようです:2015/01/22(木) 13:14:12 id:PucCoaF.0
母者が狼翁山で暴れたのが生態系変化の原因だったりして…

394 名前:名も無きAAのようです:2015/01/22(木) 18:24:17 id:ffpknt6M0
>>393
安易に想像できてこわい

返信2016/02/07 20:18:41

11jigendaddyjigendaddy   第九話 驚愕!噂の……?

396 名前:名も無きAAのようです:2015/01/24(土) 22:36:44 id:xx7h8RcA0
売れないお店
第九話

驚愕!噂の……?


↑在庫多
薬草 30G 毒消し草 45G
デクの種 50G 魔力の種 30G
炎の護符・大 lv6収納 220G
水の護符・中 lv4収納 180G
雷の護符・中 lv4収納 180G
風の護符・小 150G
通話のピアス(20分) 2個1セット400G
餌玉の元の袋詰め 80G


鑑定は隣の店へ
他要相談
'

397 名前:名も無きAAのようです:2015/01/24(土) 22:38:00 id:xx7h8RcA0
~道具屋~

俺はしがない道具屋を経営している少し不細工な魔法使いだ。
この間王都に行き、魔力強化をしてきたのだが



('A`)「……せっかく品物が全体的に強化されたのに」

(´<_` )「最近は客が来ないな」


そう、何故か客が一切来ない。
ショボンは今もドラゴン探しのために帰って来ない上一般の客はいつもの半分以下。
どうもドラゴンの噂のせいで冒険者が王都に向かっているせいらしい。


せっかく謎の種が魔力を微量に回復させると分かって売り出し始めたのに……
自給自足で暮らしているから生活の心配は無いんだが……

'

398 名前:名も無きAAのようです:2015/01/24(土) 22:39:37 id:xx7h8RcA0
( ´_ゝ`)「なぁドクオ?、俺らも王都にドラゴン探しにいこうぜ?」

(;'A`)「いや、また店を空けるのはなぁ……」


そうそう何度も長期間店を空けていくのは流石になぁ……
それにあの時は兄弟が留守番してくれたから行けたようなもんだし……


(´<_` )「兄者はただ王都に行きたいだけだろう」

( ´_ゝ`)「はて?なんのことやら」

(;'A`)「……二人とも本当に無いの?」

(´<_` )「無いな」

( ´_ゝ`)「外に出る暇あったら修行しろって言われてたしな」

'

399 名前:名も無きAAのようです:2015/01/24(土) 22:41:03 id:xx7h8RcA0
母者さんらしいと言えば母者さんらしい。
小さい頃だと長旅に連れていくのは大変だろうしな。
逆に今でも兄弟を連れていくのは面倒だったのかも……
バサバサ


( ´_ゝ`)「あ、鳥だ」テガミダナ

('A`)「ん?なんだろ」ダレカラ?

( ´_ゝ`)「ミルナって人から」ホイ

'

400 名前:名も無きAAのようです:2015/01/24(土) 22:42:00 id:xx7h8RcA0
'
        ( ゚д゚ )
 モララーの合宿で一緒になったミルナだ。
 結構近くに住んでるって話だったから手紙を送らせてもらった。

 俺の地元は【メルト火山】の麓の村だって言ったよな?
 金属用品なら安値で作ってやる。
 代わりにそっちに行くことがあったらなんか融通してくれな。
          ミルナ・ハンニバル
 
'

401 名前:名も無きAAのようです:2015/01/24(土) 22:43:45 id:xx7h8RcA0
('A`)「メルト火山か」アッチズモアル

(´<_` )「鍛冶屋で有名な所だな」


火山から鉱石を集め、それを様々な道具に加工する人々だ。
主に作った物は他の街に流して収入を得ている。

今は特に行く用事は無いしなぁ……
手紙にこっちの地図をつけてお礼を書いて鳥に渡す。
さて

402 名前:名も無きAAのようです:2015/01/24(土) 22:45:41 id:xx7h8RcA0
('A`)「2人とも、森に行くの手伝ってくれ」

(´<_` )「ん?何か足りないのか?」

('A`)「魔力の種は栽培して、ポーションを作ってみたい」


謎の種だった物は食べたら魔力が微量回復する代物だと分かった。
これを使えばモララーの所と作り方は変わるだろうが似たような効果は期待できるはずだ。

試作品のためにも森に転がってる種を大量に回収しておきたい。
あと見つかればマンドラゴラも欲しい。
……そういえば結局なんで種だけが転がってるのか分かってないんだよな……


( ´_ゝ`)「店番は?」

('A`)「ん?それよりも森が怖いから来て欲しいかな」

( ´_ゝ`)「把握」


…………………………………………
'

403 名前:名も無きAAのようです:2015/01/24(土) 22:46:48 id:xx7h8RcA0
~大樹の森~

(´<_` )「もう大分回収したぞ」

( ´_ゝ`)「これ全部育てるの?」

('A`)「まだ未知数な所もあるから色んな育て方してみたいのよ」


マンドラゴラは無かったがまぁいいだろ。
魔力の種は食べた時の魔力の回復の仕方はそれぞれバラバラだった。
今はこれをもう少し安定させたい。
ガサガサ

'

404 名前:名も無きAAのようです:2015/01/24(土) 22:47:49 id:xx7h8RcA0
(;'A`)「なんかいるな」

(´<_` )「音的に……結構でかいな……」

( ´_ゝ`)「まぁ、大したことないだろ」

(;'A`)「覗くぞ」

_/l/l   ト、 ト、
レww゚ )  j i / i \  グルルル
 ̄ヽヽ...// /


(;'A`)「なんだ?こいつ……」


初めてみる生物だ。大きさは頭から尻尾までで3Mぐらいか?

'

405 名前:名も無きAAのようです:2015/01/24(土) 22:48:32 id:xx7h8RcA0
( ´_ゝ`)「どうした。何かい……!?」

(゚<_゚ )「どどどどドラゴンじゃねぇか!」

('A`)「え」


ええええええええええええ!?
あれがドラゴン!?

    ヒソヒソ
(;'A`)「な、なんで分かるんだよ?」

(´<_`; )「昔、絵本で読んだからな」
    ヒソヒソ
( ;´_ゝ`)「あ、あいつ捕まえようぜ」

(;'A`)「よし……任せろ……サポート頼む」


まずはドラゴンは火を吹くらしいから耐火の魔法を皆にかける。
よし……後は不意打ちで……
'

420 名前:名も無きAAのようです:2015/01/24(土) 23:07:35 id:xx7h8RcA0
 '

(;'A`)つ◇「ファイアバインドlv6!」

 Σ _/l/l   ト、 ト、
 Σ レww゚ )  j i / i \  !
 Σ   ̄ヽヽ...// /



よし!当たる!
ん?

    炎炎  バアアアア
   炎炎炎炎  _/l/l   ト、 ト、
  炎炎炎炎炎炎 > ゚ )  j i / i \
   炎炎炎炎    ̄ヽヽ...// /
    炎炎 


(;゚A゚)「うおおおお!?」

( ;´_ゝ`)「危ない!」(´<_`; )

407 名前:名も無きAAのようです:2015/01/24(土) 22:51:12 id:xx7h8RcA0
あっぶねぇ!兄弟が動いてなきゃ死んでたぞ!?
てか護符の炎を更に炎でかき消すって何!?


(;'A`)「どうするんだよ」コレ……

( ;´_ゝ`)「ドクオ、火が来たら水で消してくれ」デキルカ?

(´<_`; )「さっきのを見てまだやるか」サスガダナ

(;'A`)「……あの火の勢いだと長時間は止められんぞ」イイナ?

( ´_ゝ`)「構わん!」(´<_` )ドクオカリルゾ

'

408 名前:名も無きAAのようです:2015/01/24(土) 22:53:09 id:xx7h8RcA0


( ´_ゝ`)「弟者!お前は下から行け!」

(´<_` )「了解!」


はあ!?なんで兄者はわざわざ上から行くんだ!?
動きが止まる空中じゃ敵に当てろっていってるようなもんだろ!?

  ( #´_ゝ`)    スゥ---
        _/l/l   ト、 ト、
        レww゚ )  j i / i \
          ̄ヽヽ...// /


    (´<_`# )


やっぱり兄者の方に炎が来る!!やばい!
魔法でなんとか……!


(;'A`)「ウォーター……」

( #´_ゝ`)「ドクオ!大丈夫だ!弟者!!」

(´<_`# )「捕まれ!」シュ
'

409 名前:名も無きAAのようです:2015/01/24(土) 22:54:45 id:xx7h8RcA0
あ!俺のワイヤー!
それを掴みドラゴンの炎を無駄打ちさせ、視界を遮ったのか!
俺のワイヤーでよく一瞬であそこまで……


( #´_ゝ`)「その羽貰ったぁ!」ガキン!
          ジュッ
( ;´_ゝ`)「ちょ!かった!?ツルハシが壊れたぞ!?」シカモアッチイ!

(´<_`# )「なら俺が!」
      ブォン!
(´<_`; )「うお!?尻尾か!くそ……ハンマーが!」グニャ
 マジダ!アッツ!?

あの二人の武器が簡単に壊れた!?
……いや考えりゃ普通の道具だから当たり前か?
いやいやそんなことより!
'

410 名前:名も無きAAのようです:2015/01/24(土) 22:55:33 id:xx7h8RcA0
  ◇
(;'A`)つ◇「早くそこから離れろぉ!
     二連ウォーターウォールlv5!!」ヒフクゾ!

( ;´_ゝ`)「すまん!」タスカッタ

(´<_`; )「流石に素手で倒すのは無理だ」ドウスルカ……


とりあえず俺の切り札使って無理そうなら諦めよう。
数が少ないからあまり使いたくないが……


(;'A`)つ◆「ウィンドカッターlv8!」


久しぶりのモラ印の護符、周りの木を切り倒しながらドラゴンに向かう。
……どうだ!?
……よし!当たった!


( ;´_ゝ`)「やったか!?」(´<_`; )

'

411 名前:名も無きAAのようです:2015/01/24(土) 22:56:19 id:xx7h8RcA0
'

(;'A`)「……本気かよ……」

_/l/l   ト、 ト、
レw゚# )  j i / i \ ギャアアス!
 ̄ヽヽ...//メ/


(;'∀`)「少し切れた代わりに怒ってるな」ヤッテランネェ

( ;´_ゝ`)「逃げよう」イマサラダガ

(´<_`; )「あのlvの魔法が効かないとなると厳しいしな」

(;'A`)「よし!逃げろ!」


道具屋の方向へ全力疾走。
この森の中なら小回りの効く俺らの方が速い!

バキバキバキ

森の木々を壊しながら追いかけてる!?
'

412 名前:名も無きAAのようです:2015/01/24(土) 22:57:57 id:xx7h8RcA0
( ;´_ゝ`)「付いてきてんぞ!?」シカモトンデル!

(´<_`; )「炎も来る!」
          バサッバサッ
       _/l/l   ト、 ト、   ≡
  スゥ--   レww゚ )  j i / i \  ≡
         ̄ヽヽ...// /  ≡


(;'A`)つ◆「舐めんな!自分の炎でも食ってろ!
ガイアフィストlv8!」


炎を吐こうとした奴の口を狙う。
さっきは魔法による斬撃は効果が薄かったが、打撃ならどうだ!?
加えて自分の炎の逆流も入る……
頼む!くらってくれ!

ガン!ボフン!

'

413 名前:名も無きAAのようです:2015/01/24(土) 22:58:51 id:xx7h8RcA0
'

        _/l/l   ト、 ト、
   アオ-ン!  レw゚ 。)  j i / i \
          ̄ヽヽ...// /

バサッバサ 



あ、泣いて逃げていった。
……モラ印2枚も使ってほとんどダメージ無しか……
出費的に俺が泣きたい……


(;'A`)「ふぅ……やばかった」

( ;´_ゝ`)「あ、折れたツルハシ回収してきていい?」

(´<_`; )「……俺もハンマーが曲がっちまった……」ドウシヨ


なんか全員にとって辛い探索になっちまったな……はぁ……
'

414 名前:名も無きAAのようです:2015/01/24(土) 23:00:41 id:xx7h8RcA0
+獲得アイテム+
?????
魔力の種
折れたツルハシ
曲がったハンマー

ー消費アイテムー
火の護符・大 1枚
水の護符・中 1枚
モラ印の護符・大 土と風 1枚ずつ
'

421 名前:名も無きAAのようです:2015/01/24(土) 23:09:19 id:xx7h8RcA0
~道具屋~

( ll_ゝ)(<_ll )
   ズ-ン
(;'A`)「助かっただけでも喜べよ」


2人とも愛用の武器が無くなって落ち込んでんな……
長い間使ってきたんだ。いつかはこうなるもんだとはいえ辛いものがある。


( ll_ゝ)「何が辛いって……あれ多分子供だせ?」

(<_ll )「なのに攻撃が一切効かないとは……」

(;'A`)「まじか」

( ll´_ゝ`)「ま、母者の方が怖いし、強いな」

(´<_` )「……なんか勝てる気がしてきた」

(;'∀`)「そうだな」
'

416 名前:名も無きAAのようです:2015/01/24(土) 23:03:38 id:xx7h8RcA0
とはいえ……今度会ったときはどうしようか……
子供でもモラ印使ってもダメージ入らないとなると……
……正直俺は役に立たないよな……
やっぱバインドをぶつけるくらいか?


( ll´_ゝ`)「ふふふ……しかし……ただでは転んではいないぞ」

(;'A`)「?。なんかやったのか?」

( ll´_ゝ`)つ「あいつの鱗、剥がれた分だけ回収しといた」ホイ

(´<_`; )「これをどうするんだ?」

( ´_ゝ`)「ドクオ、お前の友達って確かメルト火山にいるんだろ?」

('A`)「あ?、作ってもらうのか」

(´<_`; )「新しい武器は作れるとして、鱗はどうする気だ?」

( ´_ゝ`)「なんかに使えないか聞こうぜ」

(;'A`)「防具ならともかく武器には使えるのか?」

417 名前:名も無きAAのようです:2015/01/24(土) 23:04:21 id:xx7h8RcA0
鱗はまだまだ暖かい。保温性が高いというか……
戦ってる最中でも火を吹いた直後のドラゴンも熱かったみたいだし、熱しやすく冷めにくい性質なのか?
何に使えるんだろう……


('A`)「武器は早く欲しいよな?すぐ行こう」

( ´_ゝ`)「助かる」

(´<_` )「お前の友達……いい腕だといいが……」

('A`)「途中でロイドの騎士にドラゴンを目撃したことを伝えないとな……」ダイジョ-ブダヨ...タブン


結構な強さだったことも伝えておかないと更に犠牲者が増えそうだな……

…………………………………………

418 名前:名も無きAAのようです:2015/01/24(土) 23:05:28 id:xx7h8RcA0
~ロイドの街~

(十)「了解した。その事は上に伝え、討伐者を選抜する。情報感謝する」

('A`)「よろしくおねがいします」

( ´_ゝ`)「早く行こうぜ」

(;'A`)「地図見た限りじゃ3日もかからないから焦るなって」


火山の麓に行く時の注意を確認し、メルト火山に向かう。


( #´_ゝ`)「待ってろよ!ドラゴン!」

(´<_`# )「新武器で必ず倒す!」

(;'A`)「このタイミングで言うのね」キガハヤイ


リベンジかぁ……俺に何が出来るんだろうな……
作戦も考えながら行くか……


          第九話完
'

419 名前:名も無きAAのようです:2015/01/24(土) 23:06:14 id:xx7h8RcA0
  ('A`)の手帳
メルト火山
様々な鉱石が取れる火山。
資料によるとここ数百年は噴火してはいない。
火口に近い程上質な鉱石が手に入るらしい。

_/l/l   ト、 ト、
レww゚ )  j i / i \ ドラゴン(子供?)
 ̄ヽヽ...// /

最近噂になっていた生物。
硬い鱗、靱やかな尻尾、そして火を吹く。
兄者曰く恐らく子供だとか。

'

('A`)売れないお店のようです - 1420391240 - したらば掲示板
返信2016/02/07 20:29:11

12jigendaddyjigendaddy   第十話 目指せ!ドラゴン退治!  前編

430 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 19:46:57 id:Txc/1VpQ0
売れないお店
第十話

目指せ!ドラゴン退治!  前編



'

431 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 19:47:38 id:Txc/1VpQ0
~メルト火山・麓・午後~


俺はしがない道具屋を経営している少し不細工な魔法使いだ。
ドラゴンと森で出会い、武器が壊れたので鍛冶屋のもとへ来たのだが



(llA)( ll_ゝ)「あっちぃ……」(<_ll )



近づけば近づく程気温が高くなっていく……
全員にウィンドメイルをかけたがそれでも暑い……


( ;´_ゝ`)「ドクオ……水かけてくれよ。
     護符からパァーっと」タノム

(;'A`)つ◇「おー……いくぞー……」

(´<_`; )「やめとけって。
     すぐ温くなるぞ……」ミズモオモイシ


そうか……そうだよな……
お……やっと村と人が見えてきた……
'

432 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 19:48:31 id:Txc/1VpQ0
/ ,' 3「おお!お客さんですかな」

(;'A`)「あ、どうも。えと……」

/ ,' 3「ああ、私はこの村の長をしております荒巻と申します。
   この村には何用で?」

( ;´_ゝ`)「ミルナって鍛冶屋に仕事を頼みに来たんだ」

/ ,' 3「ミルナですか、あやつの腕は良いですぞ。
   実はこの間も魔法が優秀なのであのモララー殿の元に行ってきた程です」

(;'∀`)「そうなんですか」ハハハ


……俺もとは言えない……


/ ,' 3「あ、そうそう山の火口には近づかないでください」

('A`)「あ、はい。分かりました」


火口か、別に活発って訳でも無さそうだけど何かあるのか?。
まあ暑いだろうし行きたくはない。
お!
'

433 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 19:49:30 id:Txc/1VpQ0
('A`)ノシ「ミルナさーん」

( ゚д゚ )「おお!随分と早く来たな!」ソチラノフタリハ?

( ´_ゝ`)「兄者だ。よろしく頼む」

(´<_` )「俺は弟者だ。ドクオと同じ場所に住んでる」

('A`)「2人に武器を作って貰いたくて、頼めます?」イキナリゴメンネ

( ゚д゚ )「おう。どんな武器だ?剣か斧か」

( ´_ゝ`)「これだ」(´<_` )

( ;゚д゚ )「……ツルハシとハンマー?」ブキ……?


やっぱ驚くよな……
使ってるのを見ると便利そうだけど、やっぱ物好きな武器だし。
'

434 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 19:50:25 id:Txc/1VpQ0
( ;゚д゚ )「えっと……どんな風にしたいんだ?」

( ´_ゝ`)「そうだな……」アレコレソレドレ

(´<_` )「俺は……」ア-ダコ-ダ


取りあえず俺は村を散策してよう。
どれくらいかかるか分からないしな。
ミルナさんの家までの地図はある。
まずは安定の道具屋チェックだ!


……………………………………

435 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 19:51:10 id:Txc/1VpQ0

    アイテム
各種護符・小 200G
土の護符・中 300G
氷の実の束 150G
火の枝の束 200G
耐熱パラソル 300G
耐熱ブーツ 450G
耐熱ワイヤー50M 500G
耐熱……


'

436 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 19:51:51 id:Txc/1VpQ0
(;'A`)「……う~ん、微妙……」


護符はウチの方が良い。
耐熱系は買って損は無いかも知れないが……
長い間ここに居る気は無いからな……

荷物になるだけだな。うん。
ってかワイヤー王都より安かったのか……


('A`)「氷の実の束だけ買うか」


なんでも食べたら体を内側から冷やしてくれるらしい。
ここの必需品だとか。
よし、ミルナさんたちの所に戻ろう。


………………………………………………

437 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 19:52:38 id:Txc/1VpQ0
~ミルナ宅~


( ´_ゝ`)「あ、おかえり」

('A`)「どう?話し合いは」タダイマ

(´<_` )「今だいたい決まったくらいだ」


どうやら元々の武器を溶かし、ここら辺の鉱石を混ぜるとのこと。
武器を硬くするのとエンチャントの効果を高めるんだとか。

 
( ゚д゚ )「アングラ鉱石っていう鉱石でな。
    火口付近で多く取れるんだ」

( ´_ゝ`)「取るのは難しいのか?」

( ;゚д゚ )「いや、時期さえ良ければ簡単だ」イマハダメダカラナ

( ´_ゝ`)「ふ~ん。あ、そうだ。これ使えるか?」

( ゚д゚ )「……鱗?なんの生き物だ?」

(´<_` )「ドラゴンの子供からとったんだ」

( ;゚д゚ )「……冗談だよな?」

(;'A`)「ホントです」

438 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 19:54:12 id:Txc/1VpQ0
そういえばここに武器を頼みに来た理由も言ってなかったか。
諸々の事情や鱗について話しておく。


( ;゚д゚ )「にわかには信じられんな」

(;'A`)「ですよね」

( ;゚д゚ )「……鱗は一応武器にも使うことは出来るかも知れん。
    火のエンチャントを高める効果が付くとは思う」

(´<_`* )「おお!なら」

( ;゚д゚ )「しかしこの鱗の特性的に暑い地域だと鱗の近くがずっと熱せられて金属部分が脆くなる。
    ここで作るとなると急いで持ち出さないと駄目になるぞ?」

( ´_ゝ`)「ぬぅ……」

( ゚д゚ )「第一……初めて使う素材だからな。
何が起こるかも分からんし、鱗も少ないし」


そうか……やっぱ厳しいよな……

439 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 19:54:53 id:Txc/1VpQ0
(;'A`)「えと……鱗は無しならどれくらいで出来そうなんです?」

( ゚д゚ )「明日これを溶かして試作品をつくる。
    そのまま改良して金属部分は打ち終えられるだろ。
    残りの部分で更に1日でだいたい2日だな」  

(;'A`)「早いですね……他の仕事に影響は無いんですか?
   あと残りの部分?」

( *´_ゝ`)「少しだけ細工してもらうんだ。
     話し合ってたらヒートアップしてな」

(´<_` )「耐久度が落ちない程度にお願いしたんだ」

( ゚д゚ )「仕事については大丈夫だ。
    この時期はあまり受け付けてないからな。
    直接来た人の分しか作らん」


そうか、どんな細工をするんだ……?
ハンマーの先が吹っ飛ぶとかか?
まぁいいや。
兄者だけの提案ならあれだが、弟者もいたなら問題無いだろ。
'

440 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 19:56:10 id:Txc/1VpQ0
('A`)「そういや、なんで今は鉱石取れないんです?
   山は別に噴火しなさそうだけど」

( ゚д゚ )「あぁ、ウチの村のしきたりなんだ。
    この時期は山の神が火口でお眠りになるから騒がしくしちゃいけないんだ」

(´<_` )「山の神?」

( ゚д゚ )「ああ。
    昔に山の神を起こして怒りに触れた村民いたそうだ。
    その神を起こした人間が居た村が燃やされ廃村になったんだと」

( ´_ゝ`)「言い伝えって感じか。
     実際はどうなんだ?
     村が1つ消えたとあるのか?」

( ;゚д゚ )「聞いた事はある。
    長老がその廃村まで案内もしてくれた」ハイルナヨ?

(´<_` )「廃村がまだ残ってるのか」
'

441 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 19:56:55 id:Txc/1VpQ0
( ;゚д゚ )「ああ、だが不思議なんだ。
    この地域の人間は噴火からすぐ逃げれるように工夫が至る所にしてある。
    確かに溶けて固まった岩石はあった。

    だけどあそこに火口から溶岩が流れた跡が無いんだ。
    神の怒りは噴火じゃないのか?」ワカラナイ……

( ´_ゝ`)「……単純に村の下から溶岩が出たんじゃ?」

( ゚д゚ )「かも知れない。
    その手の対策もしてあるはずだが万全じゃ無かったのかも知れない。
    今となっては闇の中だ。
    ま、何も起きないよう山の神を刺激しないようにしてるんだ」

('A`)「なるほど」


さて散策やらおしゃべりしてたら、もう夜だ。
ミルナさんに部屋を借りて寝る事にする。
2人の武器はどこまで強化されるんだろうな……


…………………………………………

442 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 19:57:44 id:Txc/1VpQ0
~ミルナ宅・朝~

( ´_ゝ`)「なぁ」

( ゚д゚ )「ん?どうした」カーンカーンカーン

( ´_ゝ`)「火山に入れないんだろ?その間仕事はどうするんだ?」
    カーンカーンカーン
( ゚д゚ )「あぁ、その分の鉱石は確保しておくんだ。
    または商品を貯めておくとか」

(´<_` )「それでやっていけるのか?」

( ゚д゚ )「まぁ、今の所問題無いな」
       カーンカーンカーン

この暑い地域だと食料は貯めておくのは難しい。
代わりに商品を貯めて街で買っているのか……
一応ここの地域では熱に強い食料を育ててようとしてるらしいが上手くいってないとか。
'

443 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 19:59:05 id:Txc/1VpQ0
( ゚д゚ )「だからこの季節のこの村だとあまりもてなせない。すまんな」イットケバヨカッタナ
カーンカーンカーン
(;'A`)「よく耐えられますね」

( ゚д゚ )「所詮1ヶ月程度だ……よし」シサクカンセイ

(´<_`; )「もう出来たのか」ハヤイナ

( ゚д゚ )「取っ手とかは適当につけた。これで一度試し切り?してくれ」

( ´_ゝ`)「何を?」

( ゚д゚ )「じゃあ、倉庫にある鉱石でも砕いてもらうか」ツイテコイ


行っちまった。にしてもプロは作るのが早いな……
というかミルナさんも合宿に来ていたって事は魔法使いだよな?

鍛冶屋で魔法使いだからやっぱ魔法武器とか作れんのかな……
そういえば
'

444 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 19:59:46 id:Txc/1VpQ0
('A`)「この家にも魔法かかってるよな……」


この村全ての家に言えることだが暑さ対策がしっかりしている。
風の魔法で家の周りに空気の層を作り室温が高まるのを防いでいるようだ。


(;'A`)「何回重ねがけしてるんだ?これ」


ただ風を纏うだけなら俺も出来るが……
ここの魔法は何層も作って熱を入らなくしている……
ただの重ねがけにしては層が薄い……
これやった人は凄いな。
ガチャ

445 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 20:00:34 id:Txc/1VpQ0
( ゚д゚ )「じゃあ、その方向で作成する」

(´<_`* )「ああ!よろしく頼む!」

( *´_ゝ`)「ドクオ!この人凄いな!」

(;'A`)「そ、そうなの?」


元が武器じゃなかったこともあるんだろうが、威力が大分上がったらしい。
これで全体をしっかり作ったら更に威力の向上を見込めるとか。
……これでまたあの騎士3人と実力が遠ざかるな……


( ゚д゚ )カーンカーンカーン

( ´_ゝ`)ア-デモナイ  コ-デモナイ(´<_` )


……あ、俺空気だ。
なんか話の種が欲しい……

446 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 20:01:20 id:Txc/1VpQ0
(;'A`)「えと、ミルナさんってどんな魔法使えるんでしたっけ?」
     カーンカーンカーン
( ゚д゚ )「ん?あぁ、鍛冶に役立つ系統の魔法ばっかだな」セント-ムキジャナイ


主に作る最中にかけて作成に役立つ魔法を覚えていたそうだ。
少しの間物を柔らかくする魔法や物と物を結合しやすくする魔法などだそうだ。

    カーンカーンカーン
( ゚д゚ )「ドクオはどんなのが使えるんだ?」

('A`)「あ、えっと……前にいってたやつとかです。これですね」

( ゚д゚ )「ほう……これが遠方と会話出来るピアスか。
    ……確かに便利そうだな」

('A`)「自分で言うのも何ですが自信作ですよ」

447 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 20:03:38 id:Txc/1VpQ0
( ゚д゚ )「……なあ」

('A`)「?。どうしました?」

( ゚д゚ )「……前にも思ったんだが、これ会話無しの光るだけの物は作れないか?」

('A`)「?。何故です?」

( ゚д゚ )「俺みたいな鍛冶屋とかは作れたことだけ知らせればいい場合が多いからな」

('A`)「あ~確かに」


なるほど。
これは……いいアイディアだ。
単純だが凄く汎用的な道具になるんじゃないか?

これを複数回使えれば、宿とかでも部屋にいながら人を呼べるみたいな事も出来そうだ。
ピアスを応用すれば作るのも簡単なはず……

448 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 20:05:48 id:Txc/1VpQ0
('A`)「今度試して作ってみます。
   うちのリリーに持たせますんで試してください」

( ゚д゚ )「期待してるよ」リリ-?

('A`)「あ、もう一つ聞きたいんですけど」ウチノトリデス
           カ-ンカ-ンカ-ン
( ゚д゚ )「ん?なんだ」

('A`)「ドラゴンについて載ってる本とかありません?」

( ;゚д゚ )「う~ん……
    この村だと本は殆ど長老の所にある。
    そこに行けばあるかも知れん」

('A`)「あ、じゃあ長老さんのお宅に行かせて貰います」

( ゚д゚ )「話が長くなるから気をつけろよ」


………………………………………………

449 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 20:06:45 id:Txc/1VpQ0
~長老宅~

('A`)「すみません」コンコン

/ ,' 3「ん?どうかしましたか」

('A`)「お願いがあるのですが、本を貸して頂けませんか?」

/ ,' 3「おお!そのような事ならいくらでもお貸ししますぞ。ささ中へ」


長老さんの家は小さな図書館のようだ。
本に囲まれて生活しているらしい。

450 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 20:07:49 id:Txc/1VpQ0
/ ,' 3「どのような本が読みたいのです?」

('A`)「ドラゴンが載ってるような本ってありますか」

/ ,' 3「ドラゴン……ですか。となると……これぐらいですかな」ドウゾ

('A`)「ありがとうございます」

/ ,' 3「あ、申し訳ありません。読むならこの部屋でお願いします」

('A`)「あ、はい。分かりました」


さてこの本の名前は『滅龍紀』って言うのか……
さて内容は……

451 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 20:08:32 id:Txc/1VpQ0
『滅龍紀』

ある年、世界各地に龍現る
その中に天災と恐れられた5頭の龍
人、これを5龍と称す

風龍  大気を切り裂く風を呼び
雷龍  雷雲の中を飛び回り
水龍  濁流で世界を呑み込ませ
炎龍  紅炎全てを焼き尽くし
土龍  明日へと続く大地を喰らう

………………………………………………

されど五龍、大地に堕つ
魔導の道を極めし者らにより
5龍全てを封印す
……………………………………

452 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 20:09:43 id:Txc/1VpQ0
かつて世界に災害をまき散らしたとされる龍のおとぎ話のようだ。
最後は大魔導師とその仲間たちによって封印されたらしい。


('A`)「よし、あの長老さん」

/ ,' 3 zzz...

(;'A`)「あの……」

/ ,' 3 !

/ ,' 3「おお!読み終わりましたかな」

(;'A`)「はい。ありがとうございました」

/ ,' 3「いえいえ。他になにかあれば言ってください」

('A`)「あ、じゃあ1つ聞きたいんですがこの山の神様って」

/ ,' 3「!」

466 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 23:08:16 id:Txc/1VpQ0
'

/ ,' 3「おお!この村の神様についてですな!
   まずは村の歴史から語らなければなりません!
   この村の歴史はまだとても浅い!
   しかしこの火山に根を下ろして一族としてなら長い歴史があります!
   まず話さなければならないのは……………………」ペラペラペラペラ


しまった……聞きたいのは神様の姿についてなんだけど……
さっき読んで思った事がある。
ここの神様って……
'

453 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 20:10:23 id:Txc/1VpQ0
(;'A`)「あの!」

/ ,' 3「その時に起きた噴火で!……はい?なんでしょう?」

(;'A`)「神様の姿について聞かせて貰えますか?」

/ ,' 3「ふむ。分かりました。
   それについてなら……これじゃな」

('A`)「絵本?」

/ ,' 3「子供たちに村のしきたりを教えるのに使っているものですじゃ。
   えーと……この絵ですな」

(;'A`)「あ~……やっぱり……」

454 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 20:11:35 id:Txc/1VpQ0
火口をドラゴンの口に見立てた神様の絵がある。
そして滅龍紀にはそれぞれのドラゴンが封印された位置も方角だけ記されていた。
これって多分封印された炎龍がモデルだよな……


('A`)「何度もすみません。助かりました」

/ ,' 3「ほっほっほ。いつでも来てくだされ」


気がついたら大分時間が経っちまったな……
早く戻って今日は寝よう。


…………………………………………

455 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 20:12:53 id:Txc/1VpQ0
~ミルナ宅・朝~

( *´_ゝ`)「出来たか!」(´<_`* )

( ゚д゚ )「おう」

('A`)「もう出来たの?」

( ゚д゚ )「元々、形だけなら普段から作ってる道具だからな。
    大きさと強度を考えれば、あとはどう武器に転用できるかだけだしな」

( *´_ゝ`)「しっかり取っ手にワイヤー用の穴があるぞ!」

(´<_`* )「戦い方の幅も広がるな!」


いや細工ってそれだけなのか……?
まぁ確かにワイヤーを繋げれば便利かも知れないが……
'

456 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 20:13:43 id:Txc/1VpQ0
( ゚д゚ )「さて、値段についてなんだが」

( ;´_ゝ`)「い、いくらだ?」

(´<_`; )「いや兄者忘れたのか。
     鱗で払うって話し合ったろ」

('A`)「あ、そうしたんだ」


今の所確かに鱗は俺には扱いきれないしな……
まぁ、2人の攻撃時に落ちたようなもんだし、好きなようにしてくれれば良いだろ。 


( ´_ゝ`)「でも本当にそんなのでいいのか?」

457 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 20:14:32 id:Txc/1VpQ0
( ゚д゚ )「色々試したい事も出来たんでな。ありがたい」

( ´_ゝ`)「こちらこそ助かった。
     感謝する」(´<_` )

( ゚д゚ )「もう帰るのか?」

( ´_ゝ`)「リベンジしたい奴がいるんでな」

(´<_` )「俺らの元相棒を壊した事を後悔させてやる」


あれはこっちから攻撃しなけりゃよかったんじゃ……
まぁ後の祭りだな。
俺も何も考えないでやっちゃったし。


('A`)ノシ「じゃ、また会いましょう」

( ゚д゚ )「おう。またな」


…………………………………………

458 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 20:15:22 id:Txc/1VpQ0
~道中~

('A`)「ドラゴンに勝つ見込みあんの?」

( ´_ゝ`)「少しは考えた」

(´<_` )「倒せなくても捕まえるぐらいならできるはず」

('A`)「おお。すげえな」

( ´_ゝ`)「お前のバインドもやってもらうからな?」

(;'A`)「……効果あるかな」


正直もう戦いたく無いが、あのまま森に居られては危険だからなぁ……
逃げられないし……


( #´_ゝ`)「打倒ドラゴン!」

(´<_`# )「おう!」

(;'A`)「お、おー……」


出費が痛いなぁ……


         第十話 前編 完

459 名前:名も無きAAのようです:2015/01/25(日) 20:16:04 id:Txc/1VpQ0
('A`)の手帳
『滅龍紀』
長老宅にあった本。
龍の封印については特殊な魔法を使ったとしか書いていない。
5龍の封印位置がおおまかに記されている。

( ゚д゚ ) ミルナ・ハンニバル
鍛冶屋。合宿で知り合った。
兄弟たちが満足のいく武器を作ってくれた。
顔は怖いがいい人。

482 名前:名も無きAAのようです:2015/01/30(金) 23:16:29 ID:/a7nDbMY0
作者です
ご意見ありがとうございます!

半角カタカナは読まなくてもストーリー的には問題無いセリフです

なので最悪読まなくても大丈夫……のはずです

ただ確かに普通に喋らせても良かったなと思う部分があったのでそこらへんも推敲していきたいと思います!

明日の夜あたりに投下したいと思います
兄者ドット絵
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_1638.png
f:id:jigendaddy:20160207204327p:image

('A`)売れないお店のようです - 1420391240 - したらば掲示板
返信2016/02/07 20:44:38

13jigendaddyjigendaddy   第十話 目指せ!ドラゴン退治! 後編

490 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 22:28:04 id:cIYq0I5.0
売れないお店
第十話

目指せ!ドラゴン退治! 後編



↑在庫多
薬草 30G 毒消し草 45G
デクの種 50G 魔力の種 30G
炎の護符・大 lv6収納 220G
水の護符・中 lv4収納 180G
雷の護符・中 lv4収納 180G
風の護符・小 150G
通話のピアス(20分) 2個1セット400G
餌玉の元の袋詰め 80G


鑑定は隣の店へ
他要相談

'

491 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 22:29:22 id:cIYq0I5.0
~道具屋~

俺はしがない道具屋を経営している少し不細工な魔法使いだ。
ドラゴン退治の為、兄弟の武器を新調し帰ってきたのだが……


('A`)「その武器でいけるの?」

( ´_ゝ`)「分からん。だが前よりも良いものになったのは確かだ」


ツルハシは戦闘に耐えうる先が欠けにくく熱に強い物。
ハンマーはとにかく靱やかで硬い物になったらしい。
後は少し細工をしたって言ってたが……


(´<_` )「前のだって気に入ってたんだがな」

( ´_ゝ`)「戦闘用じゃなかったんだ。仕方無い。
     昔倉庫から取り出して使ってただけだからな」ムシロヨクモッタヨ

('A`)「で、今度は戦闘用になったの?」

( ´_ゝ`)「おう。作業にも使えるぞ」
'

492 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 22:30:37 id:cIYq0I5.0
'

……自分で言っておいてあれだけど戦闘用のツルハシってなんだよ……
まぁ兄弟が納得してるし別に良いんだが。


(´<_` )「……それで作戦についてなんだが」

('A`)「おう」

( ´_ゝ`)「あのドラゴンの攻撃でやばいのは火だと思うわけだ」

(´<_` )「尻尾を俺は受けたが母者の方が強いと感じたな」ハンマ-ハシンダガ

( ´_ゝ`)「つまり、炎さえ封じれば後はバインドで勝てる」タブン

('A`)「……勝ってどうすんの?」

( ´_ゝ`)「………………食う?」

('A`)「えぇ……」ナイワ-

( ;´_ゝ`)「うるさい!
     母者以外に負けたくないんだよ!とにかく倒すんだ!」


とりあえず殺さないことにはなった。
逆に殺されないようにしなきゃな……
結局俺は良い戦い方が思いつかなかったしどうするべきだ……?
またゴーレム戦みたいな事するか……?


………………………………………………

493 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 22:31:41 id:cIYq0I5.0
~大樹の森~


(;'A`)「大丈夫かなぁ?」

( ´_ゝ`)「多分いけるはず」ガサガサ

(´<_` )「俺らも向こうで少し買っておいた物があるしな」ドコダ……

('A`)「ま、それ以前に見つからない可能性もあるわけだが」


前に戦った所付近を中心に探してみるが見つからない。
……もしかしてこの森から逃げたのだろうか……?
ガサガサ
なんだ……しっかりいるっぽいな。


[木]A`)チラッ

  _/l/l   ト、 ト、
  レww゚ )  j i / i \  ムシャムシャ
ww   ̄ヽヽ...//メ/

'

494 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 22:32:47 id:cIYq0I5.0
[木]A`)「なんか食ってるぞ?」

[木]_ゝ`)「何を?」

[木]A`)「……草?」

(´<_[木]「……あのなりで草食?」

_/l/l   ト、 ト、   ムシャムシャ
レww゚* )  j i / i \ ギャ-ス
 ̄ヽヽ...//メ/


[木]A`)……


草をずっと食ってて可愛いな……
なんか……戦い辛いな……


( #´_ゝ`)「ええい!草食系ドラゴンとか関係ないわ!」イクゾ!

_/l/l   ト、 ト、
レww゚ ;)  j i / i \ ビクッ!
 ̄ヽヽ...//メ/


497 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 22:35:01 id:cIYq0I5.0
(´<_`; )「……何故か分からんが、怯えてるな」

(;'A`)「……本当にやるの?」

( ;´_ゝ`)「う……む、やり辛いな……」


どうするか……別に虐めたい訳でも無いしな……
ポーチに何か無いかな……ん、餌玉か。
さっき草食ってたし食うかな?


('A`)ノシ ポイ

     _/l/l   ト、 ト、
 ポト  レww゚; )  j i / i \ !
  。。   ̄ヽヽ...//メ/


( ;´_ゝ`)「餌玉?なんでそんなもん……」ナニマゼタノ?

('A`)「いや何があるか分からんし、戦う気が無くなってるからいいかなって……お?」マリョクノタネ
'

498 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 22:35:55 id:cIYq0I5.0
    _/l/l   ト、 ト、
    レww゚; )  j i / i \ ……
 。。  ̄ヽヽ...//メ/


   _/l/l   ト、 ト、
   レww゚; )  j i / i \ ムシャムシャ……!
  。 ̄ヽヽ...//メ/


    _/l/l   ト、 ト、
    レww゚* )  j i / i \ ムシャムシャ
      ̄ヽヽ...//メ/



(´<_`; )「……こいつ……野生捨ててないか?」

499 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 22:36:45 id:cIYq0I5.0
('A`)「むしろ今までは食事を邪魔する奴がいなかったからじゃ?」ケイカイシナイシ

( *´_ゝ`)「ド、ドクオ!俺にも餌玉くれ」ヤリタイ!

(´<_`; )「あ、俺もやりたい」

(;'A`)「分かったよ」


結局戦闘は無いままドラゴンに餌を挙げて終わってしまった……
これでいいのか?
'

500 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 22:37:37 id:cIYq0I5.0
~道具屋~

('A`)「………………」

( ;´_ゝ`)「……なんか」

(´<_`; )「……すまん」

_/l/l   ト、 ト、
レww゚ *)  j i / i \ グルルル
 ̄ヽヽ...//メ/


(ll'A`)「ドラゴンなんて飼う余裕無いぞ!?」コワイシ!


手持ちの餌玉を挙げ尽くして逃げるように帰ってきた。
そしたら空から着いてくるとは……
どうすんだ……これ……

501 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 22:39:50 id:cIYq0I5.0
(;'A`)「ここで暴れられても困るしな……」

( ;´_ゝ`)「なら頑張って躾して……」

(´<_`; )「やったこともない事をどうやるつもりだ。
      ペット用マイマイすら育てられなかったろ」


俺も飼えるなら飼ってみたいのだが……
餌玉の元の一角兎がこの森にいなくなってるからな……
角を単品で買うと高いし……


( ;´_ゝ`)「第一こいつ草食だろ?草やってりゃいいんじゃ?」

(´<_`; )「一度美味いもん食ったら食わないかも……」


話し合いが進まないな……どうしたもんか……ん?

502 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 22:40:42 id:cIYq0I5.0
_/l/l   ト、 ト、
レww゚ *)  j i / i \ムシャムシャムシャムシャ
 ̄ヽヽ...//メ/


(;'A`)「なんか食ってるな」ナンカアッタカ?

(´<_`; )「店の横にある魔力の実だな」

( ;´_ゝ`)「じゃあいける!飼おう!」

(;゚A゚)「一応商品なんだぞ!?」


これでいいのか…………?
それにこいつ育てる為の魔力の実ってどれくらい必要なんだ……

_/l/l   ト、 ト、
レww^* )  j i / i \ グルルル
 ̄ヽヽ...//メ/


………………………………………………

504 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 22:42:26 id:cIYq0I5.0
~道具屋・朝~

       ギャアス
('A`)「あれから魔力の種を与えて少し経ったわけだが」

( ´_ゝ`)「うむ。名前も付けたな。
     我ながら良い名前だと思う」

('A`)「そうだな、ガルナって名前な。
   カッコイーナー。
   ……そんなことはいいんだよ。
    問題は魔力の種生産が間に合いません」

(´<_`; )「そうだな」
      ギャアス
(∥'A`)「どうしてくれんの……」

( ;´_ゝ`)「やっぱ躾ける?」

(´<_` )「餌玉はご褒美用にするべきか……?」
         ギャース


とは言っても俺も愛着が湧いてきてるからな……
でもこのままにしとくのは生活に支障が出るし……

505 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 22:44:03 id:cIYq0I5.0
('A`)「一度、餌玉は挙げるのを止めよう。
   それでガルナが襲いかかって来たら戦って我慢を覚えさせよう」

(´<_` )「分かった。お前の店に被害が出ちまってるからな。
     我が儘は止めなきゃなるまい」


さて、となると……
ガチャ


(;'A`)「ガルナ、今日から種は無しだ」

 ?
_/l/l   ト、 ト、
レww゚ )  j i / i \
 ̄ヽヽ...//メ/


(;'A`)「草を食べなさい」

_/l/l   ト、 ト、
レww゚# )  j i / i \ ギャアス!
 ̄ヽヽ...//メ/

'

506 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 22:45:11 id:cIYq0I5.0
早速戦うハメになるのね……
今度は引き下がらん。
……あ、このまま戦うと家燃えるか?
やっべ


(;'A`)つ◇「ウォーターメイルlv5
   ◇ ウィンドメイルlv2」

( ;´_ゝ`)「なに?いきなりやんの?」ハヤイナ

(´<_`; )「まぁ、欲望には忠実だよな」サンクス


家には水を、人には風を纏わせておく。
いきなり黒焦げにはならないと良いが……
ん?


( ;´_ゝ`)


       _/l/l   ト、 ト、  ≡
(;'A`)     レww゚#) j i / i \≡
        ̄ヽヽ...//メ/ ≡



(´<_`; )


'

507 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 22:46:07 id:cIYq0I5.0
(;゚A゚)「なんで俺に一直線!?」


あれか!?護符使ったからか!?
前におれが使ったの覚えてたのか!?
てかこのままだと店に突撃される!


(;゚A゚)つ◇「二人はガルナに横ろに回ってくれ!
     ファイヤーアローlv6!」

  _/l/l
∑ レww゚ ;)  ビクッ! バサッ
    ̄ヽヽ.


やっぱそうだ!護符を覚えてるからビビってる!
アローはそのまま当たったがダメージは無さそうだ……だが


( ´_ゝ`)「隙だらけだ!」

(´<_` )「くらえ!」
'

508 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 22:47:51 id:cIYq0I5.0
兄弟たちが既に近くに寄ってる。
兄者は前に魔法で傷をつけた羽の部分を。
弟者は顔を狙ってそれぞれの武器を振り下ろす。


( ;´_ゝ`)「くっそ!だめだ!
     やっぱ先が通らん!弟者は!?」アタラシクシタノニ!

(´<_`# )「こっちは手応えありだ!」ドウダ!

_/l/l   ト、 ト、
レww×; )  j i / i \  グルゥ……
 ̄ヽヽ...//メ/



おお?ツルハシは駄目みたいだがハンマーのダメージは入ってるのか?
これなら……

509 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 22:48:55 id:cIYq0I5.0
'

  パチッ
_/l/l   ト、 ト、
レww゚# )  j i / i \ バサッバサッ!
 ̄ヽヽ...//メ/


( ;´_ゝ`)「空飛ぼうとしてるぞ!?」ダメ-ジハ!?

(´<_`; )「ドクオ!少しガルナを止めてくれ!」アトハマカセロ!
  

止めろって……風は駄目、土はダメージあった気がするが残り1枚だしなぁ……
水もあまり意味は無いと思うし……
だったら……

  ◇
(;'A`)つ◇「二連ボルトエクスプロージョンlv4!」クラウカ!?

ビリビリ
Σ _/l/l   ト、 ト、
Σ レww×;)  j i / i \ !?
Σ   ̄ヽヽ...//メ/


'

510 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 22:50:00 id:cIYq0I5.0
(´<_`; )「おお!?効いてるぞ!」

( ;´_ゝ`)「落ちるぞ!凄え!」


おお!まさかドラゴンって雷には弱いのか?
これなら……


_/l/l   ト、 ト、
レww゚#)  j i / i \ グルルル……!
 ̄ヽヽ...//メ/


(;'A`)「持ち直したぞ!」オトシキレナイカ……



威力的にやっぱり決定打にはならないか……
ふらつきながら上に行こうとしてるし……
お?


( ´_ゝ`)「ここまでは想定内!弟者!」シュ

(´<_` )「しっかりやれよ!兄者!」ギュ

511 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 22:52:37 id:cIYq0I5.0
なんだ?兄者のツルハシの柄にワイヤーを通したみたいだ。
ワイヤーの反対側は弟者に投げて……
何をするんだ?


(´<_`# )「どっせい!」

( #´_ゝ`)「おら!」ブォン

     _/l/l   ト、 ト、
..  ガシ レww゚ ;)  j i / i \ ギャス!?
 ( #´_ゝ`)  ̄ヽヽ...//メ/

   「捕まえた!」


前のゴーレム戦と同じ事をしたのか!
でもここから何を……?


( #´_ゝ`)「括りつけたぞ!引けぇ!」

(´<_`# )「ふん!」

_/l/l  
レww゚;)  !?
 ̄ヽヽ



そうか!2人ならワイヤーをこんな風に使えるのか!
ドラゴンに括りつけで相方が引きずり落とすなんて俺には思いつかない。


( #´_ゝ`)「よし!落ちた!」(´<_`# )


兄者が首に括ったからバランスも崩せたみたいだ。
でもこれだけじゃ……

512 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 22:53:23 id:cIYq0I5.0
_/l/l   ト、 ト、
レww゚# )  j i / i \ グルルル
 ̄ヽヽ...// /


(;'A`)「こっからどうする気だ!?」

( ´_ゝ`)「安心しろ!弟者!行くぞ!」

(´<_` )「流石式……」

( ´_ゝ`)「ワイヤー縛り!」(´<_` )


おお、兄者が口をワイヤーで縛って、弟者が飛べないように羽を縛る。
ってこのままだと俺は役立たずじゃねぇか!


(;'A`)「ウォーターバインドlv5!」



…………………………………………

513 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 22:54:39 id:cIYq0I5.0
………………………………………
'
         ト、ト、
        / \ \
       <ーーー>>
  _/l/l  llllllllllllllllllllllllllll バタバタ
  llllll゚ ;) lllllllllllllllllllllllllllllllllll
    ̄ llllllllllllllllllllllllllll


   「完璧!」
( *´_ゝ`)人(´<_`* )イェ-イ!


ていうか武器の細工はこんなことだったのか……?
でもこれ細工が必要とは思えないんだが……


(;'A`)「あのさ……なんかあっけなくね?
結構覚悟してたんだけど」

(´<_` )「どうやら打撃は普通に通るみたいだな。
     前のガイアフィストも結構痛かったんじゃないか?」ビビッテタシ

( ´_ゝ`)「がっつり最初に動きが止まってたしな。
     あと雷はこいつの場合相当弱点っぽいな」


打撃主体ならダメージが通るのか……
属性的には雷が有効と。
今度出てきたら土の護符を作れない俺には雷でしか戦えないなぁ……
ザッザッ
お?



「……残念だが終わってしまったみたいであるな……」

514 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 22:56:09 id:cIYq0I5.0
(;'∀`)「……結構本気な人が来たんですね」

( ΦωΦ)「当然である。それほど危険な戦いを想定したのである」

( ´_ゝ`)「あんたもドラゴンと戦いたかったのか?」スマンナ

( ΦωΦ)「それもあるが……あの流石家の戦いを見たかった」

(´<_`; )「知ってたんですか」

( ΦωΦ)「生涯で、唯一吾輩に土をつけた人の息子である。
     気になるのは当たり前であろう?」

( ;´_ゝ`)「母者が?どうして?」

( ΦωΦ)「……あの頃の吾輩は若かったのでな」


聞けば昔から負け無しだったロマネスクさんが慢心していた時期があったとか。
それを道場破りのようなことをしていた母者さんがボッコボコにしたとのこと。

なんでそんな事をしてたんだ母者さん……
いやそんな事してたから今も強いのか?

515 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 22:57:27 id:cIYq0I5.0
( ΦωΦ)「それでこのドラゴンはどうするつもりであるか?」

(;'A`)「いやぁ……その」

( ´_ゝ`)「うちで責任持って飼うつもりだ」

( ΦωΦ)「……なんとも豪気な……
     まぁ、いいのである」
ザッ
(´<_`; )「……良いんですか?」

( ΦωΦ)「 この様子を見る限り問題はなさそうであるしな。
     しかし……」



「街に何か被害が出るようなら容赦はしないのである」



'

516 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 22:58:33 id:cIYq0I5.0
やっぱ怖い……
多分ガルナくらいならすぐ殺せそうだ。
だけど


('A`)「なぁなぁ、兄者」ヒソヒソ

( ´_ゝ`)「ん?」

('A`)「母者さんの方が怖いな」

( ´_ゝ`)「……」(´<_` )

( *´_ゝ`)「その通りだ!」(´<_`* )

(*'A`)「だよな」


一度母者さんと戦った後だと正直戦いで怖いと感じる事は減った気がする。
まぁ、今でも普通に焦るけど。
さて、これから頑張って躾をしなきゃな……


…………………………………………

517 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 22:59:21 id:cIYq0I5.0
とにかくそれからはひたすら躾をしていた。
躾を続けた結果としては……


('A`)「待て」

_/l/l
レww゚ )  ……
 ̄ヽヽ.


('A`)「よし」

_/l/l
レww゚ *) ムシャムシャ  
 ̄ヽヽ.


( ´_ゝ`)「お~」

(´<_` )「やるな」


これからの新たな仲間だ。
背中に乗れたら今までよりも早く遠くに行けるようにもなる。
やっぱ未知の事ってのはワクワクするな。


('∀`)「改めて……よろしくな。
   ガルナ」

_/l/l   ト、 ト、
レww゚*)  j i / i \ ギャアス!
 ̄ヽヽ...// /



'

518 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 23:01:00 id:cIYq0I5.0
~後日談~



(∥'A`)「落ちない!?これ!?大丈夫!?」

(´<_`; )「大丈夫だって。落ち着いて手綱を持て」

_/l/l
レww゚ *)  ギャース! 
 ̄ヽヽ.



ガルナが仲間になってから背中に乗せてもらう練習をし始めた……が、怖い。
まじで怖い。
なんか不安定だもの。
'

519 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 23:02:03 id:cIYq0I5.0
( ;´_ゝ`)「俺らみたいにしてれば問題無いって」


そりゃ兄弟みたいに力があれば安心して乗れるかもしれないが……
第一空を飛んでるのだって力が無いと無理じゃ……


(;A;)「嫌だぁ!降ろしてくれぇ!」ムリムリムリ!

_/l/l
レww゚;)  ギャース…… 
 ̄ヽヽ.


( ;´_ゝ`)「ああもう!ガルナ!飛べ!」

(;A;)「死ぬってえええ!」

_/l/l   ト、 ト、
レww゚*)  j i / i \ ギャアス!
 ̄ヽヽ...// /

'

520 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 23:03:15 id:cIYq0I5.0
こいつまじで飛んだ!?
落ちないように手綱と背中をしっかりと掴まないと!
……………………………………お?


(*'A`)「なんだ……結構いけるじゃん」

<どうだ~?いいだろ~?

(*'A`)「お~!」


ガルナも俺のことを考えて飛んでくれているみたいだ。
力もあまりかからないし頬に当たる風も気持ちがいい。
このまま何処までも飛んでいきたくなるな。
よし!飛べたらやってみたい事があったんだ!


(*'A`)「ガルナ!宙返りだ!」イッケ-!

_/l/l   ト、 ト、
レww゚*)  j i / i \ ギャアス!
 ̄ヽヽ...// /

'

521 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 23:04:12 id:cIYq0I5.0
(´<_` )「お~、いきなり乗ってよくやる」マワッテルナ

( ´_ゝ`)「そうだな。……ん?」

(llA)

(´<_` )「……なんか様子おかしくないか?」

_/l/l   ト、 ト、
レww゚*)  j i / i \ ブォンブォン!
 ̄ヽヽ...// /


(llA)ウプ

              。 オェェェェェ
 …………         ギャース!?
  ∧_∧        
 (  ; ´_>    ∧_∧
  γ  i⌒i    く_`;  ) …………
.. | |. |    /⌒   \
.  .| |  .|.. |   ../.. /    i
 l|.  |... | .. l_∧    |
..    (,m)    /   .. |
               


( ;´_ゝ`)「馬鹿だな」

(´<_`; )「そうだな」



         第十話 後編 完

522 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 23:04:56 id:cIYq0I5.0
('A`)の手帳

_/l/l   ト、 ト、        命名
レww゚ )  j i / i \ ドラゴン(ガルナ)
 ̄ヽヽ...// /

追記
ガルナだけかも知れないがドラゴンには打撃と雷属性の魔法が効くようだ。
鱗などで実験をしてみよう。
対処法さえ分かれば案外勝てるのかもしれない。

ペット用マイマイ
一般向けに売られているマイマイ。
比較的飼育が簡単で子供にも子供にも人気らしい。
逆に親には不評だとか。

523 名前:名も無きAAのようです:2015/01/31(土) 23:07:16 id:cIYq0I5.0
兄者、装備付き
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_1641.png
f:id:jigendaddy:20160209131454p:image
基本的にはレザーで覆っているイメージです
投下は1週間ペースで行きたいと思います

('A`)売れないお店のようです - 1420391240 - したらば掲示板
返信2016/02/09 13:16:02

14jigendaddyjigendaddy   第十一話 流石家へ行こう!  前編

529 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:23:24 ID:9s5jzpAo0
売れないお店
第十一話

流石家へ行こう!  前編


↑在庫多
薬草 30G 毒消し草 45G
デクの種 50G 魔力の種 30G
炎の護符・大 lv6収納 220G
水の護符・中 lv4収納 180G
雷の護符・中 lv4収納 180G
風の護符・小 150G
通話のピアス(20分) 2個1セット400G
お知らせのピアス(10回分) 10個一セット200G
餌玉の元の袋詰め 80G


鑑定は隣の店へ
他要相談
'

530 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:24:06 ID:9s5jzpAo0
~道具屋~


俺はしがない道具屋を経営している少し不細工な魔法使いだ。
森の中のドラゴンを餌付けし、新しい仲間となったのだが



( ´.i.`)「すみま……!?」

_/l/l   ト、 ト、
レww゚ )  j i / i \  グルルル
 ̄ヽヽ...// /


( ;´.i.`)「うわぁあああ!化けトカゲだぁあああ!」

(;'A`)「あ!いや!だいじょ……うぶ……」

( ´_ゝ`)「ますます客が来なくなったな」

(´<_`; )「看板でも立てたらどうだ?」


確かにドラゴン飼ってる道具屋なんて聞いたことないだろうけどさ……
少しは疑問に思わないの……
手綱つけてるじゃん……

531 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:24:56 ID:9s5jzpAo0
(;'A`)「せっかく新しいピアスも出来たのにな……」ウレネェ……
                。
(´<_` )「魔力を流すと対応するピアスが光るやつな。
     便利っちゃ便利だが俺らにはイマイチ使い道が無いんだよな……」


うーん……やっぱ街に売り出した方がいい商品なんだよな……
でもどう売り出したもんかなぁ……


_/l/l  
レww゚ *)   グルルル
 ̄ヽヽ


(;'A`)「……とりあえず看板作るか」

(´<_`; )「それがいいと思う」
               。
( ´_ゝ`)「……なぁ」

('A`)「どうした?」

( ´_ゝ`)「あそこにいる人、飛脚じゃね?」

              →。


(´<_`; )「……本当だ」

532 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:25:41 ID:9s5jzpAo0
遠くにいるが確かにあれは飛脚だ。
手紙を渡すために徐々に近づいてはいるな……


(´<_`; )「あ~、ドラゴンにビビってるな」

(;'A`)「俺らが言うのもあれだけど怖いしな」


そりゃ近づかないわな……
むしろよく逃げないな。
じゃあ


('A`)「兄者、ガルナに乗って大丈夫だって伝えてやろう」

( ´_ゝ`)「ついでにあたりを飛んでくるわ」イクゾ、ガルナ


兄者は手馴れた手付きでガルナに乗り、空へ出ていった。
よし、きたきた。


(飛脚)「て、手紙です!わ、私はこれで!」ビュ-ン

(;'A`)「あ!……ドラゴンに乗った姿を見せてもやっぱ駄目か」

(´<_`; )「まぁ、ビビるよな」

('A`)「さて……誰からだ?」

(´<_` )「さあな」

('A`)「えーと……」

533 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:27:02 ID:9s5jzpAo0
      (´・ω・`)
 やあ、最近は顔を出せてないね。
 実はお願いがあるんだ。
 僕が今、ドラゴンについて調べているのは知ってるかな?

 それで最近の情報の中に狼翁山にドラゴンがいたらしいんだ。
 出来たらでいいから探して来てくれないかな?
 僕もそろそろロイドに戻るけど時間がかかるから情報を集めておいてくれないかな?
 
 頼んでおいてなんだけど無茶はしないで欲しい。
 危なくなったら逃げてくれ。
           ショボンより

534 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:29:28 ID:9s5jzpAo0
('A`)「ショボンからだな。
   ……あいつ手紙下手だな……」

(´<_` )「なんて?」

('A`)「狼翁山に行ってきてほし」

(´<_` )「断ろう」

(;'A`)「……言うと思ったよ」

(´<_`; )「母者に会ったら殺されるんだぞ!」

( ´_ゝ`)「どうした~?」ナンダッタノ?

('A`)「ショボンから狼翁山へいってく」

( ;´_ゝ`)「駄目だ!」

('A`)「れって……うん。知ってた」


2人は頑なに良しとは言わないな。
う~ん……そろそろ2人にも伝えちゃうか。

535 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:31:07 ID:9s5jzpAo0
('A`)「なぁ、2人は母者さんにバレたくないから行きたくないんだよな?」

( ;´_ゝ`)「そうだな」

(´<_`; )「今更何を……」

('A`)「なら、もうバレてるから行こう」

( ´_ゝ`)「……」(´<_` )

( ゚_ゝ゚)「は?」(゚<_゚ )

( ;´_ゝ`)「待て待て待て待て!いつからだ!?」

('A`)「ほぼ最初から」

(´<_`; )「おま!?」

(;'A`)「だって報告しないと俺が殺されると思ったんだよ」

536 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:32:13 ID:9s5jzpAo0
( ;´_ゝ`)「お前は大丈夫だろ!」

(´<_`; )「待て兄者。逆に言えば今までバレていたのに放置していたんだ。
     大丈夫なんじゃないか?」

( ;´_ゝ`)「そ、そうか?」

('A`)「それで……どうする?出来れば俺は行きたいんだけど」

(´<_`; )「俺は……いちかばちか試しに行ってもいいと思う」

( ;´_ゝ`)「そ、そうだな。
     母者の影に怯える生活から抜け出せるかもしれんしな」


母者さんって仕事の関係であまり家に居ないと思うんだけどな。
この前も自分で王都へ知らせに行ってたし……
まあいいや。

537 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:33:22 ID:9s5jzpAo0
('A`)「ありがと。
   んでさ、その狼翁山に行く方法なんだけど」

(´<_` )「馬車じゃないのか?」

('A`)「いや、そうなんだけどさ。
   ガルナにも乗って行きたいと思う」

( *´_ゝ`)「おお!いいな!」

(´<_`; )「ガルナはまだ1人しか乗れないだろ。
     結局馬車使うなら手間じゃないか?」

( #´_ゝ`)「馬鹿野郎!こいつだけ残したら可哀想だろ!」

(;'A`)「てか普通に追いかけてきそうだしね」

(´<_`; )「……それもそうだな」



その後話し合ってガルナに乗るのは弟者になった。
先に現地で流石家に行って事情を話しに行く。
俺と兄者は馬車でお土産やらなんやらを積んでまったりと向かう事になった。

538 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:36:24 ID:9s5jzpAo0
~道中~

( ´_ゝ`)「にしても……久しぶりに帰るな」

(;'A`)「久しぶりって言っても一年たってないだろ」


とはいえ2人からすると長年住んでた家を出てだいぶ経つ訳だし思う所もあるんだろうな。


( ´_ゝ`)「弟者……無事かなぁ……」

('A`)「どうだろうな。
   母者さんしだいだよな」


居れば殺されるかも知れないが恐らくいるのは父者さんだろう。
父者さんなら優しく迎えてくれるはず……


( ´_ゝ`)「見えてきたな。狼翁山だ」

('A`)「おお……いつ見ても凄いな」


山に入る前から山での生き物たちの戦いの声が聞こえる。
昔に流石家に訪れた時は本当に入っても大丈夫か悩んだなぁ……
ギャース
お!

539 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:38:47 ID:9s5jzpAo0
_/l/l   ト、 ト、
レww゚ *)  j i / i \ ギャ-ス!
 ̄ヽヽ...// /



( *´_ゝ`)「おお!迎えに来てくれたのか!」

('A`)「別に待っててくれて良かった……の……に?」

(< <_ll )「ああ……そうだな……早く行こう」


あ、これは……


( ´_ゝ`)「すまん、急用を思い出してな。
     帰るわ」

(<_ll )「ガルナ!」

_/l/l
レww゚ *) ガブ
 ̄ヽヽ.


( ll´_ゝ`)「馬鹿!離せ!」

(´<_`ll )「ガルナ……連れて行ってくれ」

<嫌だああぁあぁぁ……
バサッバサッ

(;'A`)「……」

(´<_` )「よし、俺らも行くか」

(;'A`)「……怒ってたの?」

540 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:39:39 ID:9s5jzpAo0
(´<_`; )「家出より仕事とか戦闘について確認されてな……
     あとガルナについて怒られた」

(;'A`)「なんで?自然に介入するなとか?」

(´<_`; )「いや、俺らは昔から生き物の世話は苦手でな。
      ガルナの様子を見て栄養が足りてないと言われた」


やっべぇ……実質世話してるの俺だしな……
にしても、ガルナは栄養不足なのか。
とは言っても何を食わせりゃいいんだ……


(;'A`)「……母者さんはドラゴン飼ってた事でもあんの?」

(´<_`; )「あ、気づいたのは父者だ。
     怒ったのは母者だが」

(;'A`)「なんで父者さんが?」

(´<_`; )「見たら分かったそうだ」ワケワカラン

(;'A`)「……父者さんも母者さんに劣らず凄いな」


父者さんはなんで分かるんだ……?
生物学者とかならまだしも母者さんと同じ鑑定士だよな……
優しさを極めたら分かるんかね……


(´<_` )「未知の生き物に分かるくらいでないと母者と結婚は出来ないってことだな」

('∀`)「ひっでぇ」


………………………………………………

541 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:41:01 ID:9s5jzpAo0
~流石家~

 彡⌒ミ
.( ´_ゝ`)「よく来たね。
      弟者も改めてお帰り」

('A`)「お邪魔します」ペコリ

(´<_` )「ただいま。
     兄者は?」

 彡⌒ミ
.( ´_ゝ`)「今母者が別荘の方で戦闘チェックしてるよ。
      後でまたお前も行きなね」

(´<_`; )「……はい」

('A`)「えと今回の用事なんですが」

 彡⌒ミ
.( ´_ゝ`)「大丈夫大丈夫、弟者から聞いてるからね。
      ゆっくりして行きなよ」

('A`)「ありがとうございます」


父者さんはガルナを見て驚かなかったのかな……
いきなり凄い生き物を連れてきたのに反応が薄いし流石この家の人だわ。
<ドラゴンニノルノジャ-
ん?

542 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:43:02 ID:9s5jzpAo0
('A`)「……?。今の声って」

 彡⌒ミ
.( ´_ゝ`)「ああ、ドクオ君には紹介してなかったね。
      妹者おいでー!」

l从#・∀・ノ!リ人「なんなのじゃ!今ドラゴンに乗せて貰おうと……」

('A`)

l从;・∀・ノ!リ人「!。不細工なのじゃ!」

 彡⌒ミ
.(;´_ゝ`)「こら!妹者失礼でしょ!
      ごめんねドクオ君」

(;'A`)「あ、いえ、大丈夫です」コドモノイウコトデスシ

l从;・∀・ノ!リ人「お兄ちゃんは人間なのじゃ?」

(;'∀`)「……初対面でそこまで言われたのは流石に初めてだなぁ?」

(´<_`; )「す、すまんな」


そうか……小さい子にはそんな風に見えたのか……
少し顔が整ってないだけなのにな……
人間扱いすらされないのは初めてだ。
あ、少し泣けてきてた。

543 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:44:54 ID:9s5jzpAo0
(つA)「もう大丈夫です。うん、大丈夫」ゴシゴシ

 彡⌒ミ
.(;´_ゝ`)「えと……ほら!妹者!
      自己紹介して!」

l从;・∀・ノ!リ人「わ、わかったのじゃ。
       妹者って言うのじゃ!
       よろしく不細工!」

(;'A`)「更に追い討ち!?」マジカ!?


さ、流石この家の家系だな。
全く物怖じしてねぇ。


l从;・∀・ノ!リ人「い、妹者はドラゴンの所に行くのじゃ!」サラバジャ!

 彡⌒ミ
.(;´_ゝ`)「イタズラはしないようにねー!」

<ノジャ-

544 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:46:18 ID:9s5jzpAo0
(;'A`)「元気な子ですね」

 彡⌒ミ
.(;´_ゝ`)「ちょっと元気過ぎるけどね」ハハハ…

(;'A`)「妹者ちゃん?でしたっけ。
   前から居ましたっけ?」

(´<_`; )「お前が来なくなってからだからな、生まれたの」

('A`)「あ、そうなの」


確かに店を出してからはずっと来てなかったしな……
この家族は更に賑やかになってそうだ。


 彡⌒ミ
.( ´_ゝ`)「さて弟者、母者たちを呼んできて。
      ご飯にするから」

(´<_` )「把握」

 彡⌒ミ
.( ´_ゝ`)「ドクオ君はゆっくりしててね」

(;'A`)「すみません。お世話になります」


…………………………………………

545 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:47:54 ID:9s5jzpAo0
~流石家・食卓~

l从#・∀・ノ!リ人「のじゃー!
      そのお肉は妹者の物なのじゃー!」キャ-

( ´_ゝ`)「ええい!俺の肉だ!邪魔をするでないわ!」ワ-

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「おい、お客さんもいるんだ。
      食事ぐらい静かに食いな。

('A`)「いやいや、賑やかでいいと思いますよ」


兄者は前に来た時も弟者と飯の取り合いしてたよな……
弟者は落ち着いて自分の飯を食べているのに兄者は成長しねぇな。

546 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:48:49 ID:9s5jzpAo0
 @@@
@#_、_@
  (  ノ`) 「ドクオ、今回来たのはドラゴンを探しにきたんだってね」

('A`)「あ、はい。そうです」

 @@@
@#_、_@
  (  ノ`)「お前が連れてきたような奴は見た事が無いねぇ。
     お前の友達……ショボンって言ったね。
     そいつの情報は正しいのかい?」

(;'A`)「う~ん。情報源は分からないんですけど、いつも正しい情報なんで今回も確証があるんだと思います」

 @@@
@#_、_@
  (  ノ`)つ□「そうかい。なら山をうろつくならこれ持っておきな」

('A`)「……ハンカチ……ですか?」

547 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:50:05 ID:9s5jzpAo0
 @@@
@#_、_@
  (  ノ`)「私が日頃から使っている物さ。
     それがありゃ狼はあんたを襲わないはずさ」

('A`)「分かりました。ありがとうございます」


おお!そこらのお守りより役に立つ物をもらってしまった。
胸ポケットに入れておこう。


 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「明日から探しに行くのかい?」

('A`)「あ、はい。そのつもりです」

( ´_ゝ`)「よし、一人は空から探そうぜ」

(´<_` )「まぁ、そんな感じだろうな」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「何言ってんだい。あんたたちは仕事を手伝いな」

548 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:51:18 ID:9s5jzpAo0
 彡⌒ミ
.(;´_ゝ`)「母者、折角ドクオ君が来たのにそれは……」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「ずっと会ってない友達ってんなら分かるがね。
     あいつらドクオの店に入り浸ってるんだろ?」

(;'∀`)「いやぁ……まぁそうですね」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「ほら見ろ。
      腕が鈍ってたら承知しないからね」

( ;´_ゝ`)「……把握」(´<_`; )スマン、ドクオ


まぁドラゴンで空から見渡すぐらいなら一人でも問題は無い。
それに捜索すると言ってもこの山の主の母者さんが知らないと言ってるんだ。
大したことも起きないだろう。

549 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:52:50 ID:9s5jzpAo0
 彡⌒ミ
.( ´_ゝ`)「じゃ今日は皆早く休みなさい。
      それぞれやることがあるからね」

l从・∀・ノ!リ人「大きい兄者と小さい兄者は今日は妹者と一緒に寝るのじゃ!」

( ´_ゝ`)「お~いいぞ~」

 彡⌒ミ
.( ´_ゝ`)「ドクオ君の部屋についてなんだけど兄者たちの部屋は覚えてる?」

('A`)「あ、はい。大丈夫です」


前に泊まった時は何年前だったか……
今回もありがたく使わせて貰おう。

550 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:53:46 ID:9s5jzpAo0
(´<_` )「じゃ俺らの部屋の布団を使ってくれ。
     今日は俺らは妹者と寝るから」

('A`)「把握。サンクス」

 彡⌒ミ
.( ´_ゝ`)「おやすみー」


さて明日は一人で探索か。
最近はずっと兄弟のどちらかはついてきてくれたからな。
多少危機感が落ちているかも知れない。
集中していかなくちゃな。



(;'A`)「ガルナについて聞くの忘れてた。
   なに食わせりゃいいんだ?」


明日になったら聞いてみよう。
いや、流石に分からないかな……

……………………………………………………

551 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:54:39 ID:9s5jzpAo0
~狼翁山・朝~

(´<_` )「気をつけてな」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`)「なんかあったら花火を上げな」スグイクカラネ

(;'A`)「大丈夫ですって。行ってきます」


ガルナを使っての空からの捜索だし俺が落ち無ければ大丈夫だと思うしな……
もしドラゴンがいたらピアスも使って情報送るし問題は無い……多分。
ノジャ-!
ん?


l从;・∀・ノ!リ人「妹者もドラゴンに乗りたいのじゃー!」ジタバタ

( ;´_ゝ`)「ドクオの邪魔になるから駄目だ。
     それにガルナは2人だとまだキツイから我慢しなさい」

l从;・∀・ノ!リ人「はーなーすーのーじゃー!」


これは……早く行ったほうが良さそうだな。
護符とピアスを確認して……よし。


('A`)「行ってきます」


……………………………………………………

552 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:55:35 ID:9s5jzpAo0
~狼翁山~

_/l/l   ト、 ト、
レww゚ )  j i / i \  ギャ-ス
 ̄ヽヽ...// /


('A`)「う~ん……やっぱそれらしいのはいないか……」モットミギトンデ


流石家の周りを除いて鬱蒼と生えている木々。
これのせいで見えないとは考えてはいた。
だがもしもドラゴンがいるのなら不自然に折れた枝があるはずだ。
だが……

('A`)「無いか……ガルナ、一度降りよう」ヒロイトコロ

_/l/l   ト、 ト、
レww゚ )  j i / i \ バサッバサッ フワァ
 ̄ヽヽ...// /


553 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:56:21 ID:9s5jzpAo0
比較的木々の少ないところに降りる。
一応昨日の食事の時にガルナがここの草も食べられることは分かったし、ここで食事にしとくか。

……でも草だけじゃ駄目なんだよな……
何食わせりゃいいんだ?
父者さんは朝早くから仕事してたから話しかけ損なったし……
ん?


_/l/l   ト、 ト、
レww゚ ;)  j i / i \  グルルル
 ̄ヽヽ...// /


(;'A`)「どうした?」
       
  ガサガサガサガサ

(;'A`)「……なんかいるな」

554 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:57:13 ID:9s5jzpAo0
ドラゴンか?……狼?
狼なら母者さんのハンカチがあるからどうにかなるかも知れないが……
ドラゴンかも知れないし、一応確認しとかないとな……


(;'A`)「ガルナ、飛ぶ準備はしておいて」

_/l/l   ト、 ト、
レww゚ )  j i / i \  ギャ-ス
 ̄ヽヽ...// /


[木]A`)ソ-


   ヤバイノジャ-
     l从;・∀・ノ!リ人 オコラレルノジャ-




(;'A`)「妹者ちゃん!?」

555 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:58:02 ID:9s5jzpAo0
l从・∀・ノ!リ人 !

l从*・∀・ノ!リ人「不細工!」

(;'A`)「足を怪我してるじゃん。
   どうしてこんな所にいるの?」テアテシナキャ

l从;・∀・ノ!リ人「……母者たちには言わないで欲しいのじゃ……」

(;'A`)「いやぁ……それは……」


流石にそれは約束出来ないよな……
でもこのままだと話してくれなそうだし……


(;'A`)「えと……父者さんでも駄目?」

l从;・∀・ノ!リ人「……分かったのじゃ……」ソレナラ


ーーーーー

ーーー



556 名前:名も無きAAのようです:2015/02/07(土) 23:59:42 ID:9s5jzpAo0
( ;´_ゝ`)「良し、行ったか」ドクオナイス

l从;・∀・ノ!リ人「ぐぬぬ……」

( ´_ゝ`)「じゃあ俺らは母者にシゴかれてくるから良い子で待つんだぞ」

l从;・∀・ノ!リ人「母者もいつもそればっかりなのじゃ!
       妹者も山を駆け回りたいのじゃ!
       ドラゴンに乗ってみたいのじゃー!」

( ;´_ゝ`)「お前も強くなれたらいくらでも出来るさ。
     それにドクオだって遊びで行く訳じゃない。
      危ない事もするんだ、分かるな?」
  アニジャ!ハヤクキナ
( ;´_ゝ`)「あ、把握!」

557 名前:名も無きAAのようです:2015/02/08(日) 00:01:07 ID:0F.Gt8iU0
l从;・∀・ノ!リ人「……じゃあ、不細工は何をしに行ったのじゃ?」

( ;´_ゝ`)「ドラゴン探しだな。
     いるかも知れないんだと。
     じゃ俺は母者のとこ行ってくるから」ハヤクイカナイト

l从・∀・ノ!リ人「…………なら妹者がドラゴン捕まえたらきっと山で遊んでも怒られないのじゃ」


<妹者ー、おいでー

l从・∀・ノ!リ人「父者!母者たちの特訓を見てくるのじゃ!
       じゃ行ってきますなのじゃー」
タッタッタッ

<行ってもいいけど気をつけなさいねー

l从・∀・ノ!リ人「別荘まではまっすぐだから大丈夫なのじゃー。
       ……ごめんなさいなのじゃ」

558 名前:名も無きAAのようです:2015/02/08(日) 00:01:53 ID:0F.Gt8iU0


ーーー

ーーーーー


l从・∀・ノ!リ人「それで山に入ったらドラゴンを探してたら狼に囲まれて転んで……
      怖くて逃げたら戻れなくて……」

('A`)「そうか……ん?」


おかしいな……母者さんの匂いがついてれば襲ってこないんだよな……?
なら妹者ちゃんも襲われないはずだ。
……どうなってるんだ?


(;'A`)「とにかく帰ろうか。もしかしたら誰も気づいてないかも知れないしね」ガルナ

l从・∀・ノ!リ人「だといいのじゃ……」

_/l/l   ト、 ト、
レww゚ )  j i / i \  ギャ-ス!
 ̄ヽヽ...// /


('A`)「飛ぶからしっかり捕まってね」

l从*・∀・ノ!リ人「!。飛ぶのじゃ?」

('A`)「おう、行くよ!」ガルナ!

559 名前:名も無きAAのようです:2015/02/08(日) 00:02:45 ID:0F.Gt8iU0
_/l/l   ト、 ト、
レww゚ ;)  j i / i \  ギャ-ス!
 ̄ヽヽ...// /



……いけるかな?
前にも兄弟たちが2人で乗ろうとしたらスペースが無くてうまく乗れなかった。
妹者ちゃんの大きさ的には乗れたけど2人乗りは初めてだしな……


l从*・∀・ノ!リ人「すごいのじゃー!妹者、空を飛んでるのじゃー!」

(;'A`)「ちょ!あまり暴れないで!」オチル


ど、どうにか飛べるな。
バランスをとるのが少し難しいな……
ポツポツ



l从・∀・ノ!リ人「あ、雨なのじゃ」
     ザ-
(;'A`)「はやく帰るよ、しっかり捕まって!」


雨も降ってきたし、急ごう。
妹者ちゃんが風邪引いてもあれだしな。
'

560 名前:名も無きAAのようです:2015/02/08(日) 00:03:26 ID:0F.Gt8iU0
('A`)「ねぇ、妹者ちゃん」

l从・∀・ノ!リ人「何なのじゃ?」

(;'A`)「やっぱさ……正直に言った方が良いと思うよ」

l从・∀・;ノ!リ人「嫌なのじゃ!。
       母者は怒ると怖いのじゃ!
       兄者たちはいつも怒られてたから知ってるのじゃー!」

(;'A`)「まぁ……怖いよね」ウン


そうか……
そりゃ言えないよなぁ、俺だって怖いもん。
しかも嘘ついて来てるらしいし……
はぁ……何事も無く終わってくれねぇかな……ルル
ん?

561 名前:名も無きAAのようです:2015/02/08(日) 00:04:18 ID:0F.Gt8iU0
('A`)「……今、何か聞こえた?」ガルナ?

l从;・∀・ノ!リ人「何かいるのじゃ!」マエ!マエ!

(;'A`)「え?……いや何も……」
ドン
_/l/l   ト、 ト、
レww゚; )  j i / i \  ギャ-ス!?
 ̄ヽヽ...// /



何かにぶつかった!?
やばい!バランスが……!
このままだと二人とも……ええい!


(;'A`)つ「ウォーターバインドlv4!
    ガルナ!妹者ちゃんを家へ運べ!」ヒュー……

Σ l从;・∀・ノ!リ人「不細工落ちてるのじゃ!?」ナニヲスルノジャ!
'

562 名前:名も無きAAのようです:2015/02/08(日) 00:05:02 ID:0F.Gt8iU0
よし……なんとかガルナに妹者ちゃんをくくりつけた……
後は……どう落下を止める!?


(;'A`)「こっからどうすんだ!?」ヒュ-……


落下の衝撃を抑える魔法ってなんだ!?
えーとえーと……時間がねぇ!

    ◇
◇⊂(;'A`)つ◇「二重ウォーターメイルlv6!
◇     二連アクアウェイブlv6!」


よし!これで落下地点に水を出した!
後はウォーターメイルでなんとかなれ!
頼む!

バッシャ-ン!

………………………………………………

563 名前:名も無きAAのようです:2015/02/08(日) 00:05:48 ID:0F.Gt8iU0
~狼翁山~


(;;'A)「つつ……左腕は逝ったけど……生きてるぞ……」


魔法で水を二重にしてこのダメージか……
それにしても一体何だったんだ……
何も無いのにぶつかったぞ……


(;;'A`)「……今はとにかく帰る事を考えなきゃな……」ツツ……


まずは腕の添え木探ししないと……
……これどのくらいで治るかな……


     第十一話 前編 完

564 名前:名も無きAAのようです:2015/02/08(日) 00:06:42 ID:0F.Gt8iU0
('A`)の手帳
l从・∀・ノ!リ人 妹者ちゃん
流石家で一番末っ子の女の子。
まだ8、9歳?ぐらい。
俺を不細工と呼んでくる。

('A`)売れないお店のようです - 1420391240 - したらば掲示板
返信2016/02/09 13:29:44

15jigendaddyjigendaddy   第十一話 流石家へ行こう! 中編

579 名前:名も無きAAのようです:2015/02/26(木) 22:26:59 id:Wt0hpvkE0
売れないお店
第十一話

流石家へ行こう! 中編

580 名前:名も無きAAのようです:2015/02/26(木) 22:27:40 id:Wt0hpvkE0
~狼翁山~


俺はしがない道具屋を経営している少し不細工な魔法使いだ。
ショボンからの依頼で狼翁山へ行き、ドラゴンを探していたのだが……


(;;'A`)「まさかガルナから落ちるハメにはるとは」イテテ……コレデヨシ


何か見えないものにぶつかったんだよな。
何だったんだ……?
はぁ……考えても仕方ない。
手当はしたし今は早く流石家を探そう。

にしても……この山で1人でいるのな……嫌だなぁ……
とりあえずピアス使って……
……げっ

581 名前:名も無きAAのようです:2015/02/26(木) 22:28:29 id:Wt0hpvkE0
'

(ll'A`)「全部壊れてるし……」ア-ア……


流石に落下の衝撃に耐えられなかったか……
改良事項ができたな……
くっそ、本格的に歩くしか無いか……
あれ?


(;'A`)「さっき俺……落ちる時にlv6使えた?」


必死でそれどころじゃなかったから気づけなかったが確かに使ったよな。
どういうことだ?火事場の馬鹿力か?


◇⊂('A`;)「ウォータースプラッシュlv5」
ピシャ

駄目だ。やっぱ出ない……
どうなってるんだ?
ガサガサ

582 名前:名も無きAAのようです:2015/02/26(木) 22:29:16 id:Wt0hpvkE0
'

(;'A`)「なんだ……?」

       ٨ ٨ ٨ ٨ ٨ ٨    
 わらわら ∑  ・ ・>
٨ ٨ ٨ ٨ ٨ ٨
∑  ・ ・>キュルルル……
          ٨ ٨ ٨ ٨ ٨ ٨
         ∑  ・ ・>



……わらわらとなんか来たな。
なんだこいつら……?


    カチャカチャ
       ٨ ٨ ٨ ٨ ٨ ٨    
      ∑  ・ ・>
٨ ٨ ٨ ٨ ٨ ٨
∑  ・ ・>キュルルル……
          ٨ ٨ ٨ ٨ ٨ ٨
         ∑  ・ ・>キュ?

(;'A`)「針ネズミ……いや剣か?」
'

583 名前:名も無きAAのようです:2015/02/26(木) 22:30:25 id:Wt0hpvkE0
体にナイフのような物をびっしりつけた生物が来た。
とにかくあまり刺激しないように……
え?

       バシュ
          <:::::i
(;'A`)      <:::::i
           <::::i


(;'A`)「飛ばすのかよ!?」
ザクッ

(;'A`)「つつつ……毒とかは無いよな……?」


痛みで動きが鈍くなってんな……
あんな攻撃もよけられないか……
'

584 名前:名も無きAAのようです:2015/02/26(木) 22:32:57 id:Wt0hpvkE0
'

       ٨ ٨ ٨ ٨ ٨ ٨    
      ∑# ・ ・> フ-シュルルル……


(;'A`)「なんでそんなに警戒してんだ。
   離れるから追いかけてくんなよ?」


ふぅ……離れれば警戒はしてるが攻撃は止めたか。
縄張りにでも入ったのか……?
集中しろ、俺。死ぬぞ……
……早く帰りてぇな。
'

585 名前:名も無きAAのようです:2015/02/26(木) 22:37:33 id:Wt0hpvkE0
'
            ザ-   
  ……(ll'A) ハァハァ
       ドコダココ…

にしてもまだ少ししか経ってないのにこの有様か……
あの兄弟たちの力に頼りすぎてたかね……
……元々は1人だったのにな。


(ll'A`)「駄目だ……どこに行けばいいかも分からん」


にしても勝手知ったる森とほとんど未知の山だと全然違うな……
まったく……俺は何回自然を舐めて痛い目に遭えば気が済むんだか……


(;'A`)「方位磁針も壊れて使えんし……」

586 名前:名も無きAAのようです:2015/02/26(木) 22:38:41 id:Wt0hpvkE0
大まかな向かう方角は分かるんだが……
いくら進んでも何も目印になるものが無い。
どうするかなぁ……
目に見えない成果ってのは嫌だな……
  ザ-


(;'A`)「雨……止まねぇな」


天気さえ戻れば救援の花火上げられるってのに……
一度休憩するか。


◇⊂('A`;)「ウォータープルーフlv3」


壁の応用で水の屋根を作る。
これで直接雨は当たらない。
今回はlvを下げてなるべく保たせる。

587 名前:名も無きAAのようです:2015/02/26(木) 22:41:33 id:Wt0hpvkE0
(;'A`)「ふぅ……とりあえず一息つけたな」


妹者ちゃんはしっかり流石家についたかな……
考えてみたら空中でまた見えない何かに当たってたらやばいよなぁ。
ええい、今は自分の事を考えろ。
やれることはやったんだ。

はぁ。ガルナ……落ちた所を予想して助けに来てくれねぇな……
無理だよなぁ……だいぶ歩いちまったし……
パシャ バシャ
お!まさか!


(*'A`)「ガルナ!お前ってや!」

(・(エ)・)

('A`)「え」

(・(エ)・)づ ブン!
    バッシャ
(;'A`)「熊かよ!?」アブネ!?


だよな、ガルナの訳がないよな。
えーと……こいつは熊だし、多分火を怖がるよな……?

588 名前:名も無きAAのようです:2015/02/26(木) 22:43:42 id:Wt0hpvkE0
(;'A`)「ほーら、火だぞー。危ないぞー……」

(・(エ)・)づ


なんだ?地面を弄り始めた……
いじけたのか?


(・(エ)・)つミ ブン
  ビシャ
('A`)「え?」ジュゥゥゥ

(;'A`)「こいつ泥かけて火消しやがった!」


駄目だ!こいつ賢いぞ!?
どうする……バインドでも仕掛けるか?


◇⊂('A`;)「ウォーターバインドlv4!」

Σ(;・(エ)・)


よっし当てた……後はこのまま抑え……
おおおおお!?
'

589 名前:名も無きAAのようです:2015/02/26(木) 22:45:22 id:Wt0hpvkE0
(#・(エ)・)づ グググググ

(;'A`)「くっそ……!。抑えきれねえ!」


怪我が地味に響いてる……!
発動時の集中力を欠いちまった……!
思ったより力がねぇ……!


(#'A`)「来んなあぁぁ……!」
   グググ      ヌヌヌヌ……
.......(#・(エ)・)づ   ⊂('A`#)


やべぇぞ……逃げるタイミングがもうない……!
このままだと爪か牙でやられる。
逃げようとしたら集中力が切れて魔法が更に緩くなって追いつかれる。
違う護符を出すのも辛い……


   .....(#・(エ)・)づ ⊂('A`;)


うおおおお……!駄目だああ……!
なんとか出来ないかぁ……!?
'

590 名前:名も無きAAのようです:2015/02/26(木) 22:47:13 id:Wt0hpvkE0
      .....(#・(エ)・)づ('A`;)


駄目だ……!やられる……!


(・(エ)・) スンスン……!

(;ーAー)……

(*・(エ)・)クマ-!

(;ーA`)「ん?」


なんだ?いきなり友好的になったぞ?
胸を嗅いでから……あ


(;'∀`)「そうか、この山のボスの匂いね」ハンカチ……

(*・(エ)・)クマ-!


そうか、そうだよな。何もこの匂いは狼じゃなくても通用するよな……
'

591 名前:名も無きAAのようです:2015/02/26(木) 22:49:02 id:Wt0hpvkE0
(;'A`)「えと……このハンカチの匂いの家まで連れていってくれる?」ツウジルカナ……

(*・(エ)・) クマ-!


(・(エ)・*)ミ クルッ


おお……案内してくれるみたいだな。
母者さんは森の生き物にも教育してるのか……
……ついでに乗せてくれないかな……


(#・(エ)・) クマ-!

(;'A`)「ご、ごめん」アルクアルク


駄目か。
とにかく今は熊についていく事に集中しよう。

……………………………………

592 名前:名も無きAAのようです:2015/02/26(木) 22:50:42 id:Wt0hpvkE0
~流石家~

(;'A`)「やっと着いた……」アリガト……

(*・(エ)・)クマ-!


最後は熊も背中に乗せてくれたが結局1時間程かかった。
……なんで流石家に着いたタイミングで雨も止むのかね……


( ;´_ゝ`)「ドクオ!」(´<_`; )

( ;´_ゝ`)「大丈夫だったか!?」

(´<_`; )「腕をやったのか?
     待ってろ、今すぐ薬を持ってくる!」

(;'A`)「お、おう」サンキュ

593 名前:名も無きAAのようです:2015/02/26(木) 22:52:50 id:Wt0hpvkE0
 @@@
@#_、_@
 ( ; ノ`) 「妹者が迷惑をかけたね。
      すまなかった。
      無事で良かったよ」キリキズモアルネ

(;'A`)「あの、妹者ちゃんは?」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「部屋で父者に看てもらってる。
      命に別条は無いよ。
      軽い擦り傷と少しの熱ぐらいで済んだ」アンタノオカゲダ

(;'A`)「そうですか……良かった。
   つっ……!」


安心したら……急に痛んできたな……!
いってぇ……


(´<_`; )「ドクオ!薬だ!」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「待ちな、このまま塗っても駄目さね。
      ドクオ、腕を洗うからきな」

594 名前:名も無きAAのようです:2015/02/26(木) 22:54:05 id:Wt0hpvkE0
(;'A`)「それくらいなら多分一人で……」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「無理するんじゃないよ。
      ただでさえ雨に打たれて弱ってるんだからね。
      弟者はガルナを呼び戻しな」

(´<_`; )「把握」

(;'A`)「了解です」


腕に巻き付けた布と添え木を外す……いってぇ……!
骨が飛び出してないのがせめてもの救いか……
うわぁ……変な色になってるし……
軽く水洗いをして、包帯を巻いてもらう。

595 名前:名も無きAAのようです:2015/02/26(木) 22:55:05 id:Wt0hpvkE0
(;'A`) ハァ-ハァ-

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「よし、これで1週間とはいかないが早く治るはずだ」

(;'A`)「ありがとうございます」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「……礼をいうのはこっちさ。
      妹者を助けてくれてありがとう」ヨシ

(;'A`)「いえいえ……少し痛みが引いた気がします」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「そうかい。
      ……そのままの格好じゃ風邪引くね。
      兄者に着替えを持ってくるよう言っておいたから出来る範囲で体を拭いときな」タオルハオイトクヨ

(;'A`)「分かりました」

596 名前:名も無きAAのようです:2015/02/26(木) 22:56:25 id:Wt0hpvkE0


……本当に疲れた……
早く体拭いて寝させて貰おう。
……片手だとやっぱ拭きづらいな……
おっ。


( ;´_ゝ`)「ドクオ、手伝うよ」

(;'A`)「兄者、助かる」サンクス


体を拭くのと服を脱ぐのを手伝って貰った。
……なんか兄者のテンション低いな?


(;'A`)「どしたよ、なんか調子狂うわ」

( ;´_ゝ`)「いや……多分妹者が今回やらかしたのって俺らのせいかな……と」

('A`)「へ?」

( ;´_ゝ`)「いや、俺らがこの家を出ていったから妹者も逃げたくなったのかなと……」


なるほど、少しは関係があるのかもなぁ……
でも

597 名前:名も無きAAのようです:2015/02/26(木) 22:57:51 id:Wt0hpvkE0
('A`)「大丈夫だって、妹者ちゃんはそんな理由で家出をしたわけじゃないから」

( ;´_ゝ`)「そ、そうなのか?」

(;'A`)「いやまぁ、多少羨ましがってたとは思うよ?
   でもあの子なりに考えてやった事だよ。
   少なくとも逃げ出そうとしたわけじゃないから」

( ´_ゝ`)「……そうか。
     ……妹者が言ってたのか?」

('A`)「ああ」


お気楽な兄者でもやっぱ家族の事になると真剣だな。
いつもこうならなぁ……
いやそれはそれで嫌か。
うっ……

598 名前:名も無きAAのようです:2015/02/26(木) 22:59:36 id:Wt0hpvkE0
(ll'A`)「……すまん……少し寝させてくれ」シニソウ

( ;´_ゝ`)「おお、悪い。
     待ってろ、今布団を敷くから」


疲れが一気に来た……
体……を……休め……た…い……


( ;´_ゝ`)「ほい、敷いたぞ」ハイレ

ドサ


<ドクオ!おい……


………………………………………………

599 名前:名も無きAAのようです:2015/02/26(木) 23:02:24 id:Wt0hpvkE0
~????~

(∀) (∀) (∀) (∀)

(#A)

(∀) (∀) (∀) (∀)

(;A)

( #_ゝ)

(<_# )

(;∀)(∀;)(∀;)(;∀)

(;A)

( _ゝ)

(<_ )

( *_ゝ)    (<_* )

(;A)

(*A)

…………………………

600 名前:名も無きAAのようです:2015/02/26(木) 23:04:39 id:Wt0hpvkE0
~流石家~

<クオ……起きろ。ドクオ。

(ll'A)「ん……」

(´<_` )「調子は?」ホラ、メシ

(ll'A`)「少しマシになった……」アリガト


夢か……懐かしい夢だったな……
にしても頭痛ぇ……
完全に風邪引いたな……腕も痛いし……


(´<_` )「母者特製の薬効飯だ。
     無理でも食え」

(;'A`)「おう」レンゲクレ

(´<_` )「食わせなくて大丈夫か?」

(;'A`)「お椀によそうのはしてくれ」

601 名前:名も無きAAのようです:2015/02/26(木) 23:05:59 id:Wt0hpvkE0
(´<_` )「ほい」


お粥に色んな草が入ってる。
いくつかは俺でも知ってる草だが全く知らないのもあるな。

とにかく美味しそうだ。
……熱っ!でも


(*'A`)「美味い」フゥ-フゥ-

(´<_` )「良かった。母者も喜ぶ。
     ところで依頼はどうする?
     俺らが代わりにやるか?」

(;'A`)「あ~……出来れば頼みたいんだけど……
   気になる事がある」


山の上空で見えない何かにぶつかったこと。
それを妹者ちゃんは見えていたことを伝える。

'

602 名前:名も無きAAのようです:2015/02/26(木) 23:06:48 id:Wt0hpvkE0
('A`)「俺も見えなかったけど……違和感は感じた」

(´<_`; )「見えない何かか……
     ペイントの実でもぶつけるか?」

(;'A`)「気づく前にぶつかったら駄目だしな……」


ガルナが避けられなかったって事はガルナも見えてないって事だしな……
あれ?

603 名前:名も無きAAのようです:2015/02/26(木) 23:07:55 id:Wt0hpvkE0
('A`)「なぁ」

(´<_` )「ん?」

('A`)「昨日、母者さんが弟者にガルナを呼び戻せろって言ってたよな?
   どうやったの?」

(´<_` )「あぁ、単純にガルナの首にピアスを括りつけて戻れって伝えただけだ」

(;'A`)「おお……それは便利だな」


そうか……そんな使い方も出来るか。
お知らせのピアスで代用出来ないかな……

604 名前:名も無きAAのようです:2015/02/26(木) 23:09:45 id:Wt0hpvkE0
(´<_` )「とにかく、その見えない何かに気をつければいいんだな」

(;'A`)「おう。あ、そういえば」

(´<_`; )「?。まだ何かいたのか?」

('A`)「俺を運んでくれた熊は?」

(´<_` )「あいつか。
     ガルナ見て、ひびってたけど仲良くなったよ」

(;'A`)「まじかよ」

(´<_` )「ああ。
     ……ところで飯食ってもう寝たらどうだ?
     疲れてるだろ。
     探索は俺らに任せてくれ」

(;'A`)「分かった。頼むな」


あの兄弟たちなら問題無く探してくれるだろうし安心出来るな……
だけど見えない相手は流石に辛いか?

……とにかく今は体を休めて傷を治す事に専念しよう。
俺に出来るのはそれだけだ。


          第十一話 中編 完
'

605 名前:名も無きAAのようです:2015/02/26(木) 23:10:50 id:Wt0hpvkE0
('A`)の手帳
(・(エ)・) 熊
山の中で出会った熊。
母者さんの匂いのついたハンカチのおかげで助けてくれた。
疲れた時には俺を背中に乗せてくれたいい奴。
今度会ったら魚でもあげてやりたい。

('A`)売れないお店のようです - 1420391240 - したらば掲示板
返信2016/02/09 14:38:17

16jigendaddyjigendaddy   第十一話 流石家へ行こう! 後編

619 名前:名も無きAAのようです:2015/03/09(月) 23:50:38 id:UIun.f3w0
売れないお店
第十一話

流石家へ行こう! 後編


'

620 名前:名も無きAAのようです:2015/03/09(月) 23:52:11 id:UIun.f3w0
~流石家・朝~


俺はしがない道具屋を経営している少し不細工な魔法使いだ。
狼翁山でのドラゴン探しで失敗し、怪我と風邪を引いたので依頼は兄弟に任せ、休んでいるのだが……


(;'A`)「ててて……これじゃ護符も作れないな……」


風邪はここ何日かで大分回復したががいかんせん腕の具合がまだまだ悪い。
何か出来る事でもないかなぁ……
ガラッ

621 名前:名も無きAAのようです:2015/03/09(月) 23:54:45 id:UIun.f3w0
 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「お、多少調子が戻ってきてるね。
      良かった」オハヨウ

(;'A`)「あ、おはようございます」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「食欲は?」ハイ

('A`)「大丈夫です。頂きます。
   ……妹者ちゃんの様子はどうですか?」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「前も言ったけどたいした怪我は無かったよ。
      もう熱も引いて元気になっているよ

(;'A`)「そうですか……良かったです。
   あ、それと何か手伝えることとかありませんか?」ヒマデ
 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「大丈夫。それよりも自分の体調を考えな」

(;'A`)「はい……あ、じゃあ兄弟たちは?」

623 名前:名も無きAAのようです:2015/03/09(月) 23:58:13 id:UIun.f3w0
 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「さっさと飯食ってドラゴン探しに行ったよ」

(;'A`)「ああ、すみません。仕事の邪魔させちゃって」


俺が倒れてから兄弟にドラゴン探しをして貰ってるがめぼしい成果は得られない。
山に詳しい2人で見つけられないとなるともういないのかもな……


 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「そんな事気にしないでおくれ。
      ドクオは少し図太くなった方がいいじゃないかい」

(;'∀`)「いやぁ気にしちゃう性格なもんで」ハハ


図太く……か。商売の話ならまだ少しは図太くなれる気もするけどなぁ……

624 名前:名も無きAAのようです:2015/03/09(月) 23:59:50 id:UIun.f3w0
 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「さて……あんたも大分回復したしいいかね。
      妹者、おいで!」

[扉]∀・ノ!リ人 ソ-

('A`)「あ、おはよ」

l从;・∀・ノ!リ人「ご……」

('A`)「ご?」

l从;・∀・ノ!リ人「ごめんなさいなのじゃ!!!」

(;'A`)「あ~、いやいや大丈夫だったから良いよ」ウン

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「私からも謝るよ。すまなかったね」

(;'A`)「いやそんなに謝らないでください。
   というか妹者ちゃんが山で迷ったのだって何か事情があったんでしょう?」


妹者ちゃんがどんな言い訳で山に入ったと言ったのか分からないしな……
こんな感じで今は誤魔化せばいいよな……?

625 名前:名も無きAAのようです:2015/03/10(火) 00:03:07 id:PRnLAUvc0
l从;・∀・ノ!リ人「ぶさ……ドクオさん。もういいのじゃ」

(;'A`)「え?」サン?

l从・∀・ノ!リ人「ちゃんと話したのじゃ。
       そしたら母者もこれからどうするか話してくれたのじゃ」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「あいつら兄弟に比べて妹者には優しくしてきたつもりだったんだけどね。
      過保護過ぎたみたいだ。
      これが結果的にドクオの怪我に繋がっちまった。
      ……すまなかった」

(;'A`)「いやいや、俺の怪我はガルナから落ちて出来たもんですし……
   あれは俺が未熟だっただけですよ」
'

627 名前:名も無きAAのようです:2015/03/10(火) 00:05:18 id:PRnLAUvc0
 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「そう言ってくれると助かるがね、それでも謝らせておくれ。
      ……これからは妹者にも特訓をつけてやろうと思うよ」シッカリトネ

l从・∀・ノ!リ人「すぐに兄者たちみたいに山の中を遊べるようになるのじゃ!」


……母者さんみたいになるのか……?
のじゃーって笑顔で熊とか殺すようになるのだろうか……


(;'∀`)「ほどほどに頑張ってね」ウン

l从・∀・ノ!リ人「のじゃ!」

('A`)「あ、そういえば聞きたかったんですけど」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「なんだい?」

('A`)「なんで妹者ちゃん。狼に襲われたんでしょう?
   貸して貰ったハンカチには反応してましたし、襲うとは思えないんですけど……」

628 名前:名も無きAAのようです:2015/03/10(火) 00:06:59 id:PRnLAUvc0
 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「あぁ、それは多分遊ぼうと思っただけだろうね。
      兄者たちは何度も遊んでたから」

(;'A`)「あ、なるほど」


山に不慣れな妹者ちゃんが勘違いしただけか……
どうにも腑に落ちないと思ってたんだけどそんなことか。


l从;・∀・ノ!リ人「ぬぅ……あれは襲う気まんまんだったと思うのじゃ……」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「それなら見た時には襲われてたよ。
      自然は甘くないからね」

l从;・∀・ノ!リ人「……山って怖いのじゃー……」

(;'A`)「ははは……まぁほんと大事にならなくて良かったですよ」

630 名前:名も無きAAのようです:2015/03/10(火) 00:11:02 id:PRnLAUvc0
腕は折れたが……二度と使えない訳じゃない。
元々多少の怪我は承知の仕事だったしな。
命があっただけでも安いもんだ。
あ、そうだ。


('A`)「あの、山にいた時に不思議な事があったんです」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「?。ドラゴンについてなら弟者から聞いたが……」

(;'A`)「あ、それじゃないです。
   実は落下する時に魔法で衝撃を軽減しようとしたんですけど……
   まだ使えないlvの魔法が使えたんです」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「……使えないはずのlvの魔法が使えた……ねぇ。
      修行の成果がそのタイミングで出た訳じゃないんだろ?」

(;'A`)「多分違うと……」


そんな都合よく修行の成果が発揮されるとはとてもなぁ……
かといってそれ以外も心当たりは無いんだよな……

631 名前:名も無きAAのようです:2015/03/10(火) 00:13:14 id:PRnLAUvc0
 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「解析の魔法以外については詳しくないからあまり言える事がないけどね……
      護符にはどれくらいの魔力を込めてあったんだい?」

('A`)「lv5ですね。王都の時から上がってないです」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「ふむ……モラに聞いた方が確実なんだが……私なりの考えを言うよ。
      まず魔法使い自身の魔力で護符をいきなり強化なんてのは出来ない。
      ちょっとやそっとの魔力を注ぎこんで強化できるならその方法は確立されているだろうしね」モラトカニネ

(;'A`)「そうですね。
   そもそも俺の魔力量も別に多い方じゃありませんから難しいかな……と。
   護符に込める魔力量はlvが上がるにつれて跳ね上がっていきますし。
   膨大な魔力を押さえ込む魔力がないと護符が霧散しますし……」

632 名前:名も無きAAのようです:2015/03/10(火) 00:14:50 id:PRnLAUvc0
 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「そう、だから多分なんだが……
      お前さんの持ってる魔道具やら護符やらの魔力量はどうなってる?」

(;'A`)「?。えと……それはどういうことですか?」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「勿体ぶり過ぎたかね。
      つまり足りない魔力はお前の持ってる道具から補ってlv6が発動したんじゃないかね?」

(;'A`)「……ありえますかね?」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「さあね。私にもわからん。
      それに補うって言ったってどうやったのかも分からないからね。
      元気になったらモラに聞きな」

633 名前:名も無きAAのようです:2015/03/10(火) 00:17:55 id:PRnLAUvc0
l从;・∀・ノ!リ人「2人とも何か難しい話をしてるのじゃー……」ワカランノジャ-

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「さて、怪我人はゆっくり休みな。
      今日は少し面倒な仕事もあるんだ」

(;'A`)「あぁすみません」

 @@@
@#_、_@
 (  ノ`) 「また謝ったね……
      何度でも言うがこっちは感謝してもしきれないんだよ。
      そんなに謝られるとこっちが困るってことを分かってくれ」

(;'A`)「あ、すみま……はい。分かりました」

l从・∀・ノ!リ人「本当にありがとなのじゃ!
      早く元気になるのじゃ。
      さらばじゃ!」

('A`)「あ、妹者ちゃん!」

l从・∀・ノ!リ人「?。なんなのじゃー?」

(;'A`)「えと……俺の事は好きな呼び方でいいからね」キニシナイデ

l从・∀・ノ!リ人 ヨビカタ……

l从*・∀・ノ!リ人!

l从*・∀・ノ!リ人「わかったのじゃ!ドクオ!」タタタ

(;'A`)「あ、呼び方そう変わるのね……」


……不細工って来ると思ってたんだけどな……
にしても……他の所から魔力を取ったから魔力を補えた……か……
でも落下してからも護符で出したいlvの魔法を出せたよな……
やっぱモララーに聞くしかないか。

634 名前:名も無きAAのようです:2015/03/10(火) 00:19:40 id:PRnLAUvc0
('A`)「そういやショボンはもうロイドに着いたかな」


もとはショボンからの依頼だし、そろそろ帰って報告したいよな……
あと2、3日何も無かったら一度ロイドに帰るか。


………………………………………………

635 名前:名も無きAAのようです:2015/03/10(火) 00:21:24 id:PRnLAUvc0
~道中・朝~


(´<_`; )「駄目だったなぁ……すまんな。ドクオ」

(;'A`)「いや見つからないもんはしょうがないでしょ」


山に詳しい兄弟でも結局見つからなかったらしい。
報告するためにロイドに戻る。
兄者は山でもう少し捜索してから帰る事になった。
ガルナなら少しぐらいの遅れなら道中の俺らに追いつけるだろうしな。


(´<_`; )「ドクオがぶつかったのはなんだったんだろうな」

(;'A`)「見えなかったからなぁ……」ナントモ……


ショボンからの依頼のことも考えると見えないドラゴンだったりするのか?
……対処出来る気がしねぇなぁ……

636 名前:名も無きAAのようです:2015/03/10(火) 00:23:12 id:PRnLAUvc0
('A`)「まっ、転んだがただでは起きなかったから良しとしよう」

(´<_` )「山で取れる草とか大量に取ってきたしな」


軽く麻酔効果のある「ウオマ草」
粉にすれば催涙効果のある「ラプの実」
……あとガルナの栄養不足解消の為の大量の干し肉。
肉食わせたらこれからが大変そうだなぁ……


(´<_` )「なぁ、ドクオ」

('A`)「ん?どした?」

(´<_` )「属性魔法の特訓を手伝ってくれないか?」
'
(;'A`)「属性魔法……ね、全属性は無理だよ?」イイ?

(´<_` )「いや、火だけでいい。
     それも1つの型でいいんだ」タノム

('A`)「せっかく覚えるのに1つだけなのか?
   トーチとかファイアフラワーとか覚えてたら便利よ?」モッタイナイ

(´<_`; )「いいんだ。魔法主体で戦うのはお前に任せる。
     あくまで俺は補助として覚えたいだけだからな。
     覚えたいのが出来たら頼む。
     それで覚えたい魔法なんだが……」


…………………………………………

638 名前:名も無きAAのようです:2015/03/10(火) 00:26:29 id:PRnLAUvc0
('A`)「今言った事をやっとけば一定以上までは育つ。
   限界が来たらモラに教わった方法に変えるから」

(´<_` )「最初からそっちだと駄目なのか?」コウリツトカヨサソウダガ

(;'A`)「悪くはないけど……
   やっぱ基礎は大事だし……
   あの方法は王道とは言えないからなぁ」ジャドウデモナイケド

(´<_` )「それもそうか」スマン

(;'A`)「一応言っておくけどすぐ使える訳じゃないから」

(´<_`; )「わかってるって」


lv1までなら弟者ならすぐ使えるとは思うが……
基礎からだと時間がかかるだろうな。
流石家の解析の魔法は内にあるものを外に出すイメージのはず。
護符に魔力を込めるのはその逆の作業だ。
慣れるまでは大変だろう。

639 名前:名も無きAAのようです:2015/03/10(火) 00:28:11 id:PRnLAUvc0
(´<_` )「とりあえずやってみようと思うんだが……杖貸して貰えるか?」

('A`)「おけ」ホイ

(´<_` )「すまんな
     #eceyul#lev4sgfjmtpad……」


……考えると俺も護符大量に使っちまったな……
弟者が疲れたあたりで俺も護符を作るか。
護符作り程度ならどうにかやれそうだしな。


………………………………………………

640 名前:名も無きAAのようです:2015/03/10(火) 00:30:16 id:PRnLAUvc0
~道中・午後~

(ーAー)「gnlbsojtpefk#z6k……」

<おーい

(´<_` )「兄者か、追いついてきたな」

( ;´_ゝ`)「だーめだ。何も見つからん」

(´<_` )「だろーなー!
     それ!ガルナ!肉だぞー!」
   ポ-イ
_/l/l   ト、 ト、
レww゚* )  j i / i\ ギャ-ス
 ̄ヽヽ...// /


( ;´_ゝ`)「あぶなっ!?飛んでる時にあげるなよ!」バランスガ!

(´<_` )「兄者なら大丈夫だろー!。
     第一話せる高さまで降りて飛んでるなら落ちても死なないだろー!」

( ;´_ゝ`)「死ななくても痛いだろうが!」

_/l/l   ト、 ト、  バサッバサッ
レww゚* )  j i / i \  
 ̄ヽヽ...// /  ムシャムシャ


('A`)「よし出来た……やっぱlv5か……」ナンナンダ……

641 名前:名も無きAAのようです:2015/03/10(火) 00:34:08 id:PRnLAUvc0
やっぱlv6にはならんなぁ……まぁいいか。
兄者とも合流出来たし飯にするか。


('A`)「降りてこいよー!飯にしよーぜー!」

( ´_ゝ`)「把握ー!」ガルナ

_/l/l   ト、 ト、
レww゚ )  j i / i \  グルルル
 ̄ヽヽ...// /


(´<_` )「じゃ俺が飯作っておくから火種を頼む」

◇⊂('A`)「ん」ト-チ

(´<_` )「さんくす。
     ドクオはゆっくりしててくれ」

642 名前:名も無きAAのようです:2015/03/10(火) 00:35:30 id:PRnLAUvc0
('A`)「頼んだ。
   ……なぁ、兄者。やっぱ何も見つからなかった?」

( ;´_ゝ`)「駄目だな。影も形も見つからん。
     山に一度も降りてないのかもしれん」

(;'A`)「そか……」


まぁ最後に少し探しただけで見つかるとも思っては無かったけど……
そうか……


( ;´_ゝ`)「妹者の言ってたことも手がかりにはならなそうだったからな……」

('A`)「あ、そういやなんて言ってたの?
   結局妹者ちゃんには見えてたの?」

( ;´_ゝ`)「それがだな……」
 


ーーーーー

ーーー



643 名前:名も無きAAのようです:2015/03/10(火) 00:37:17 id:PRnLAUvc0
l从;・∀・ノ!リ人「なんていうか母者の兄者たちを殴る時のオーラみたいなのを感じたのじゃ!」

(´<_`; )「……殺気か?……でも目に見えるようなもんでもないよなぁ……」

l从;・∀・ノ!リ人「いつも兄者たちがやられてたあの雰囲気を確かに感じたのじゃ!」

( ;´_ゝ`)「でも妹者は何かいるって思ったんだろ?どうしてだ?」

l从;・∀・ノ!リ人「あの感じはなんていうか……うぬぬ……こう……ああ!良くわかんないのじゃー!」

(´<_` )「ふむ……じゃあ他には気になる事はなかったか?」

l从;・∀・ノ!リ人「あと……えっと気になること……うむ……」

( ;´_ゝ`)「……もう無いか?」

l从;・∀・ノ!リ人「ごめんなのじゃー……」

( ;´_ゝ`)「いやいや、お疲れ。十分だよ」

644 名前:名も無きAAのようです:2015/03/10(火) 00:39:27 id:PRnLAUvc0


ーーー

ーーーーー


(;'A`)「殺気……かぁ。
   直接探す為のヒントにはならないな」

( ;´_ゝ`)「妹者が感じたのが殺気だとしたらドラゴンはお前たちを殺そうしてたんだよな……」

(;'A`)「だろうなぁ……実際妹者ちゃんだって下手したら俺と別れてからまた落とされてたかもしれないし……」

( #´_ゝ`)「……見つけたらただではすまさん」

(;'A`)「……まずは見つける所からだなぁ」

<飯が出来たぞー

( ´_ゝ`)「だな。
     あと2日程度でロイドにも着く。
     とにかく飯にしよう」イマイク-

('A`)「そうな」


ショボンに報告してどうするかなぁ……
というかいるかどうかの確証もないんだよな……
まぁ、いなくてもすぐ来るだろうしその時はロイドでゆっくりしよう。


…………………………………………

645 名前:名も無きAAのようです:2015/03/10(火) 00:41:02 id:PRnLAUvc0
~道中・昼~

('A`)「そろそろ着くな」

(´<_` )「あと1時間程度だろうな」

( ´_ゝ`)「先にガルナで行ってくるわー!」ヨヤクシトクゾ-

('A`)「おー」イツモノヤドナ!


……そういや店の魔力の種は大丈夫かな……
ああしかもピアスを補充しないとだし……
あれ?兄者が帰ってきてるな。
なんだ?


( ;´_ゝ`)「おい!街の様子が変だぞ!」カベガ!

('A`)「は?」カベ?

( ;´_ゝ`)「何かに襲撃されたらしい!
     全速力で来てくれ!
     俺はまた先に行くから!」ガルナ!

(´<_`; )「襲撃って……あの街には魔法使いも騎士もいるはずだろ。
     どういうことだ?」

(;'A`)「とにかく急ごう」クリム!


急げばすぐ着く距離だ。
クリムには悪いが無茶して走ってもらう!


(;'A`)「ショボン……無事でいてくれよ……」


      第十一話 後編 完
'

646 名前:名も無きAAのようです:2015/03/10(火) 00:42:13 id:PRnLAUvc0
('A`)の手帳
クリム
ドクオの愛馬。
馬車はたいして大きくないからクリム一頭しか飼ってない。
クリム自体の大きさはすごくでかいので馬車を引く力は十分。
ただ兄弟の分の馬を増やすか検討中。

٨ ٨ ٨ ٨ ٨ ٨
∑  ・ ・>

ソードマウス
体についてる刃物を飛ばして攻撃してくる。
生息地だと木々の低い位置に切り傷が出来ているので分かり易い。

('A`)売れないお店のようです - 1420391240 - したらば掲示板
返信2016/02/09 14:46:32

17jigendaddyjigendaddy   第十二話 ロイド襲撃 前編

671 名前:名も無きAAのようです:2015/03/22(日) 00:30:04 id:qNw8HVWU0
売れないお店
第十二話


ロイド襲撃 前編

'

672 名前:名も無きAAのようです:2015/03/22(日) 00:32:21 id:qNw8HVWU0
~ロイドの街~

(;'A`)「これは……」

(´<_`; )「まじでか……」


 ロイドを囲む北壁はぼろぼろ。
 民家や店が焦げ付き壊された跡。
 そして……


(;'A`)「騎士塔が……」

(´<_`; )「跡形もないな……」


 周りより頭1つ抜けて高いはずの騎士塔が崩されている。
 寮や食堂、大聖堂も機能してそうにはない。

674 名前:名も無きAAのようです:2015/03/22(日) 00:35:28 id:qNw8HVWU0
 有事の際にはここを開き避難場所として提供される。
 そのためここは頑丈に作られてるはずなのに……


(´<_`; )「あの騎士塔がこうなるとは……
     大騎士はどうしたんた?」


 そうロマネスクさんだってここにいたはずじゃないのか?
 どうして……
バサッバサッ


( ;´_ゝ`)「ドクオ!弟者!街の南西に来てくれ!
     そこの広場に簡易的な拠点が作られてる!
     俺は店から薬草を持ってくる!」

(;'A`)「分かった!全部持ってきてくれ!」

(´<_`; )「南西か、行こう」


………………………………………………

676 名前:名も無きAAのようです:2015/03/22(日) 00:38:25 id:qNw8HVWU0
~ロイドの街・南西の広場~

痛え……    あれがドラゴンだったのか……?
    おい!他に手空いてるやつは!?
 しっかりしろ!騎士だろ!?
          急げ!こっちだ!  
      包帯届きました!
  おい!誰か来たぞ!
            知るか!


(;'A`)「まるで……」

(´<_`; )「地獄だな」


 あたりには包帯を全身に巻かれている人が大量に寝ている。
 そして皮膚が焼けた匂い……
 その周りでは人が慌ただしく動き世話をしているが……
 ……明らかに人手が足りていない……


<おい!

('A`)「!」

677 名前:名も無きAAのようです:2015/03/22(日) 00:41:26 id:qNw8HVWU0
(十)「申し訳無いがここは今は一般人の立ち入りを禁止している!
   家を無くした方なら役所で申請す……」

(;'A`)「いや、私は大樹の森の方で店を出してるドクオといいます。
   先ほど旅から帰ってきたので何が起きたのか分かっていませんが何かお手伝いできますかね?」

(十)「ドクオ……というとあの道具屋か!
   金なら後で支払う!
   薬草などの治療に使える物を全て売ってくれ!」

(;'A`)「それは勿論です。
   馬車にウオマ草もあります。
   苦しんでる方に使ってください」

(十)「!。済まない!助かる!
   おい!ウオマ草が来たぞ!運べ!」

(;'A`)「あ、少しだけ残しといてください」キコエタカナ……
'

679 名前:名も無きAAのようです:2015/03/22(日) 00:46:03 id:qNw8HVWU0
 結局俺らはもう手伝える事がなくなってしまった。
 ……しかし想像以上に被害が出てるが、街の南に行けば行くほどどうやら被害は小さくなっているみたいだ。
 ただ……北の方にあった病院や騎士塔が失われてしまったらしい。


(´<_`; )「……なぁドクオ。ドラゴンだと思うか?」

(;'A`)「多分ね……そうじゃなきゃここまでやられないと思うし」

(´<_`; )「だよなぁ……しかも騎士塔を崩せる大きさか……」


 騎士塔を崩すにはガルナ程度の大きさでは無理。
 更に家を燃やすのだってガルナの炎じゃ耐火の魔法やウォーターメイルで耐えられる。
それよりも更に強いドラゴンか……

680 名前:名も無きAAのようです:2015/03/22(日) 00:49:22 id:qNw8HVWU0
(´<_`; )「これ以上ここにいても仕方ないな。
     一度帰るか?」

(;'A`)「弟者は先に帰ってて、俺はショボンの事務所に行ってくる」

(´<_` )「分かった」


ショボンの事務所は被害地域では無いはず。
無事だと良いんだけどな……
……良かった。建物は無事だな。


(;'A`) コンコン

<すみません!今忙しいので御用の方はポストに要件など書いた紙を投函しておいてください!

681 名前:名も無きAAのようです:2015/03/22(日) 00:51:46 id:qNw8HVWU0
本人も無事だったか……良かった……


(;'A`)「ショボン。俺だ」

<ドクオ!?入ってくれ!
ガチャ
(;'A`)「ショボン、無事で良かった」

(´・ω・`;)「それは僕のセリフだよ……
      って腕!大丈夫!?」

(;'A`)「あ、ああ。少し折れただけ」

(´・ω・`;)「だけって……もしかしてドラゴン?」

(;'A`)「それが……分からん」


ショボンに狼翁山で起きた見えない何かについて話す。
ついでに魔法のことも言ってみるか……


………………………………………………

682 名前:名も無きAAのようです:2015/03/22(日) 00:56:28 id:qNw8HVWU0
(´・ω・`)「……魔法については分からないけど……
      見えない何か……ね。
      多分雷龍じゃないかと思う」

(;'A`)「雷龍?」

(´・ω・`)「うん、雨も降ってて見えない何か……
      僕の見つけた資料にもそれらしき記述があったんだ」

(;'A`)「……正直情報があったんならドラゴンの情報も欲しかったな……
   対処法とか考えたかったし……」

(´・ω・`;)「ごめん。
      手紙が届く頃には正直いないと思ってたんだよね」トオイシ


まぁそうか……
王都からじゃドラゴンの情報が来てもとても間に合わないもんな……
よし、とにかく後はショボンの範疇だ。
こいつなら情報をまとめて何か掴むだろ。
それよりもだ

683 名前:名も無きAAのようです:2015/03/22(日) 00:58:29 id:qNw8HVWU0
(;'A`)「じゃ悪いが次は俺が聞かせてくれ。
   予想は少し出来るが……ここでなにがあったんだ?」

(´・ω・`)「……炎龍が襲ってきた」

(;'A`)「……やっぱりメルト火山から?」

(´・ω・`)「住処を知ってたの?」

(;'A`)「あそこの村にあった本で……そうだ!
   村は無事か!?メルトの!」

(´・ω・`)「……それも含めて話すよ」

(;'A`)「……」

(´・ω・`)「まず山の頂上で炎龍が現れたらしい。
      ……あそこの掟の一つは知ってる?」

(;'A`)「決まった時期は山に足を踏み入れない」

(´・ω・`)「そう、それ。
      村の人達はこれを破ると山の神に罰をくだされると考えてたんだ」

684 名前:名も無きAAのようです:2015/03/22(日) 01:00:05 id:qNw8HVWU0
('A`)「知ってる。……でもあれは数ヶ月前に終わってるはずだろ?
   関係ないんじゃないのか?」

(´・ω・`)「うん。時期は終えてるね。
      だけど村の人が山に入ったであろう時に炎龍が現れたんだ。
      過去の文献と同じように」

(;'A`)「……まるで見たかのように話すけどまさかショボンも火山に行ってたのか?」

(´・ω・`)「いや、あそこから生き残ってた人に聞いたんだ」

('A`)「!。生き残りがいたのか!」


なんだ、生き残りがいたならまだミルナさんらも生きてるかも知れない。
早く場所を……!

685 名前:名も無きAAのようです:2015/03/22(日) 01:02:40 id:qNw8HVWU0
(;'A`)「な、なぁ!その生き残りは今何処に?」

(´・ω・`)「……話を一旦聞いて」

(;'A`)「あ、あぁ。そうだな」

(´・ω・`)「えと……そのまま村は焼き払われたそうだよ。
      でもその時は長老が過去の文献に則ってすぐ逃げたからどうにかなったんだ」


おお……荒巻さんやるなぁ。
伊達に家に本を置いてあったわけじゃないな。


(´・ω・`)「それでロイドの北西のホテルに村の人達が泊まったんだ。
      その時に僕も話を聞きに行ったんだよ」

('A`)「なるほど……ん?北西?」

(´・ω・`)「……うん」

686 名前:名も無きAAのようです:2015/03/22(日) 01:05:38 id:qNw8HVWU0
(;'A`)「まさか……」

(´・ω・`)「……その次の日、ドラゴンが来て村の人達を殺すように街を壊していった。
      関係ない建物もあったみたいだけどね」

(;'A`)「嘘だろ……」ソンナ…

(´・ω・`)「結果生き残ったのは村の鍛冶屋ひとりだけだってさ」

('A`)「!。その鍛冶屋って誰かわかるか!?」

(´・ω・`;)「あ、いや、そこまでは調べてないや。
      ごめん」

(;'A`)「そ、そうか。すまん」


ガルナの鱗を渡したミルナさんならもうしかしたら炎に耐えて生きていたのかもしれない……!
 いや……あそこは鍛冶屋の村だからな……ミルナさんじゃないのかもしれない。

687 名前:名も無きAAのようです:2015/03/22(日) 01:07:01 id:qNw8HVWU0
(;'A`)「なぁ、そのなんとか生き残った人を確認する事は出来るか?」


正直俺じゃ確認したくてもあそこの簡易拠点にいた人達は全身に包帯をまいてたから判断が出来ない……
あそこに治療の手伝い以外で近づくのもあまりよくないだろうしな……
ショボンの情報収集能力なら……!


(´・ω・`;)「う~ん……厳しいかな……
      それにその人も生きてるけど身体中に大火傷を負ってたらしいから……かなりきわどいね」ショウジキネ

(;'A`)「そうか……」


お互いに話し合える情報は話し終えた。
別れを告げて急いで店に戻る。
兄弟たちとこれからの事を考えないとな……

………………………………………………

688 名前:名も無きAAのようです:2015/03/22(日) 01:10:10 id:qNw8HVWU0
~道具屋・夜~


('A`)「……どうする?」

( ´_ゝ`)「……このまま引き下がるのは性には合わんな。
     このツルハシはかなり気に入ってる。
     ミルナもいい奴だった」

(;'A`)「まだ死んだと決まった訳じゃ……」

(#´_ゝ`)「それでもだ」

(´<_`; )「でも実際問題……勝てるか?」

(;'A`)「……だよなぁ……」


ガルナでさえ苦戦した訳だからな……
ガルナと同じ弱点ならまだ戦えるがそうじゃなかったらこちらが死ぬ。

689 名前:名も無きAAのようです:2015/03/22(日) 01:11:56 id:qNw8HVWU0
( ´_ゝ`)「……逆に考えてみろ。
     ドラゴンとまともに戦ったことがあるのは俺たちだけだ。
     このままだとロイドの騎士たちはドラゴン討伐に向かうだろう。
     その時に俺たちがついていけば死ぬ人数が減るかもしれないんだぞ」

(´<_`; )「それは……そうだが……」

( ´_ゝ`)「他でもない俺たちだけなんだ。
     ドラゴンと戦った経験を持ってるのは。
     ……違うか?」

(;'A`)「……」


確かにそうだ。
ロマネスクさんがどうなってるのかは知らないが恐らく炎龍はあの人レベルが集まってどうにかするような生物だ。
それを騎士たちは数で埋めようとするかもしれない。
そうしたら一気に全滅する可能性だってある……
それだけは避けなくちゃならない事だ。

690 名前:名も無きAAのようです:2015/03/22(日) 01:14:26 id:qNw8HVWU0
(;'A`)「……分かった」

(´<_`; )「ドクオ!?」

( ´_ゝ`)「!。だったら」

('A`)「でもまだだめだ。
   情報が少なすぎる。
   もう少しだけ情報を集めてから戦うなら戦おう。
   それぐらいの時間はあるだろ?」

( ´_ゝ`)「……いや、そうだな。少し焦りすぎた。
     すまん」

(;'A`)「いや、兄者の気持ちはわかるから」


さて……2体目のドラゴン戦になるか……
……有益な情報が集めなけりゃな……
とにかくいろいろ準備を進めておこう。


(;ーAー)「ふぅー……よし」


モラ印の護符の買い物、情報収集……あと薬の調合。
片腕の使えない俺でもやれることはいくらでもある。


(;'A`)「ミルナさん……死なずにいてくれよ」


          第十二話 前編

('A`)売れないお店のようです - 1420391240 - したらば掲示板
返信2016/02/09 14:50:31

18jigendaddyjigendaddy   第十二話 ロイド襲撃 後編

718 名前:名も無きAAのようです:2015/05/16(土) 01:56:08 id:Z2m3gFNQ0
売れないお店
第十二話

ロイド襲撃 後編


↑在庫多
毒消し草 45G
デクの種 50G
炎の護符・大 lv6収納 220G
水の護符・中 200G
雷の護符・中 lv4収納 180G
風の護符・小 150G
通話のピアス(20分) 2個1セット400G
お知らせのピアス(10回分) 10個一セット200G
餌玉の元の袋詰め 80G
薬草 ×

'

719 名前:名も無きAAのようです:2015/05/16(土) 01:57:09 id:Z2m3gFNQ0
~道具屋~


 俺はしがない道具屋を経営している少し不細工な魔法使いだ。
 ショボンからの依頼で行っていた流石家から街に帰ってきた所、街が炎龍に襲われたらしかった。
 その中には世話になったミルナさんもいた。
 俺らは炎龍退治の為に動く事になったのだが……


('A`)「んじゃ炎龍について情報を集めにいこうと思うんだが」

( ´_ゝ`)「おう」

('A`)「俺はまたショボンの所に行って話を聞いてくるよ」

( ´_ゝ`)「じゃ俺と弟者はガルナで先に行ってていいか?
     街でどんどん話を聞きにいこうと思うんだが」

(´<_`; )「いや兄者、ガルナは置いてこう」

720 名前:名も無きAAのようです:2015/05/16(土) 01:58:34 id:Z2m3gFNQ0
( ´_ゝ`)「ん?」ナンデ

(´<_`; )「街がドラゴンに潰された訳だからな。
     昨日薬草を届けるのに役には立ったがあまり良い顔はされんだろ」

( ;´_ゝ`)「む……それもそうか……」

(;'A`)「……ガルナには我慢して貰って、クリムに乗っていこう」


 さて……どこまで集まるかね……
 情報以外にも集めなきゃいけないもんもあるしな……

721 名前:名も無きAAのようです:2015/05/16(土) 02:00:04 id:Z2m3gFNQ0
~ロイドの街~

('A`)「じゃ適当な時間になったら道具屋で」

(´<_` )「分かった」

( ´_ゝ`)「うむ」

('A`)「さて……ショボンはいるかね」


 仕事で忙しそうだっからな……事務所に籠りっきりだと思うんだが……


('A`)「おいショボン!いるか?」コンコン

シ-ン

(;'A`)「……いないな……」メズラシイ


 ……仕方ない。先に済ましておきたい事を済まそう。
 ……えと……どこだっけ?あの店……
あ、あったあった。


('A`)「ども……お久しぶりです」

<ん?

722 名前:名も無きAAのようです:2015/05/16(土) 02:01:18 id:Z2m3gFNQ0
(*゚∀゚)「お!羽振りの良いあんちゃんだね。
    久しぶり」

('A`)「護符を買いに来ました。
   モラ印の奴を……」

(*;゚∀゚)「あちゃー……ごめんね。
    そこの品物表をみておくれ」

('A`)「え?」

('A) チラッ


      品物表

各種護符・中 250G  ※
モラ印の護符各種 1000G  ※
一角兎の角の束 150G
薬草 40G  ※
毒消し草 50G
普通の砥石 50G
……

※申し訳有りませんがドラゴン襲撃の際にほぼ全て街に出したため在庫が有りません。
次回の入荷予定は未定です。

723 名前:名も無きAAのようです:2015/05/16(土) 02:02:44 id:Z2m3gFNQ0
(;'A`)「あ~なるほど」

(*;゚∀゚)「街の緊急時の体制で街の危機には店から護符を提供しなくちゃいけなくてね……
    それでもう無いのよ」

(;'A`)「えっと……1つも無い……ですかね?」マジカ……

(*゚∀゚)「あ、いや属性によっては、余ってるよ」


なるほど……聞けばドラゴンの火の消化や防壁のため風と水の護符は大量に放出。
火と雷は撃退する為に使用したが効果は薄かったため在庫が少しあるとか。
土は壁を作っても壊され足場が瓦礫だらけになるためほとんど使用してないらしい。

724 名前:名も無きAAのようです:2015/05/16(土) 02:03:40 id:Z2m3gFNQ0
(*;゚∀゚)「どうする?買うかい?」

(;'A`)「……贅沢言えないです。残りのモラ印を全てください」

(*゚∀゚)「……あんた顔はともかく買い方は男らしいね。
    ほいモラ印の土の護符5枚、火の護符3枚、雷1枚。
    合計で9,000Gだね」

(;'A`)「うお……はい」ヤッパタケエ……

(*゚∀゚)「……よし、少しまけたげるよ。
    8,000Gでいいよ」

725 名前:名も無きAAのようです:2015/05/16(土) 02:05:32 id:Z2m3gFNQ0
(;'A`)「え……?
   今回はお祭りじゃないですけど……本当にいいんですか?」

(*゚∀゚)「私はね男らしい奴が好きなのさ。
    それにさっきも言ったけど護符を街に提供しちまったからね。
    全部後払いでいつ入るかもわからない。
    このままだと大赤字になりそうだったんだ。
    逆に感謝させてもらうよ」

(;'A`)「な、なるほど」


そうか……
街がこんなじゃ復興に金がいって無事な店には中々金はまわしてくれないよな……

726 名前:名も無きAAのようです:2015/05/16(土) 02:07:18 id:Z2m3gFNQ0
(;'A`)「ありがとうございます」

(*゚∀゚)「いいよいいよ。
    また買い物していってね。
    でもなんでこんな買い物を?
    炎龍と戦う訳でもないだろ?」

(;'∀`)「いやぁ、まぁ……」ハハハ

(*;゚∀゚)「……本気かい?」

(;'A`)「まぁ、はい」

(*;゚∀゚)「……やっぱお代はいいよ」ホラ

(;'A`)「えっ、でも赤字なんじゃ……」

(*゚∀゚)「生きて帰ってきたら払っておくれ。
    別に赤字でもすぐ死ぬわけじゃない。
    その金でしっかり準備してきな」

('A`)「……ありがとうございます」

(*゚∀゚)「あ、もちろん利子として倒したドラゴンの素材はウチに優先して回しておくれな」

(;'∀`)「その時は必ず」ハイ


 ……いい人だけどちゃっかりしてるな。
 さてほかの店も……


……………………………………………………

727 名前:名も無きAAのようです:2015/05/16(土) 02:08:33 id:Z2m3gFNQ0
(;'A`)「やっぱりだめか……」


 あれから街の道具屋を回ってみたがやはり余っているのは土、その他は殆ど残ってない。
 結果……


(;'A`)「土が23、火が12、雷と風が8か……」


 一番欲しかった水が無いのはきついな……
 ……わがまま言っても仕方ない。
さて……


('A`)「そろそろいるかな」


 今度こそ居てくれればいいんだが……


('A`)「おい!ショボン!俺だ。
   いるか?」

(´・ω・`)「待ってたよ。入って」ガチャ

728 名前:名も無きAAのようです:2015/05/16(土) 02:09:32 id:Z2m3gFNQ0
('A`)「何度もすまん。
   ドラゴンについてもっと詳しく聞きたいんだが……何かないか?」ナンドモスマン

(´・ω・`)「うん。僕からも話したいことが出来たんだ」

('A`)「!。そうか。頼む」

(´・ω・`)「うん……そうだね。
      まずは来たドラゴンなんだけど……」

('A`)「おう」

(´・ω・`)「確証があるわけではないんだけど……炎龍は昔より弱くなってるんじゃないか……と思う」

729 名前:名も無きAAのようです:2015/05/16(土) 02:11:38 id:Z2m3gFNQ0
(;'A`)「……なんで分かるんだ?」

(´・ω・`)「王都に行った時にあった文献と照らし合わせてみたんだけどね。
      そこに炎龍の息吹は岩を融かし、森は燃え尽き、最後に残るは焦土のみ……
      とあったんだ。
      まぁ多少は誇張されてるとは思うけどあながち間違ってないはず。
      でも……」

('A`)「……それならロイドが亡くなってないとおかしいってことか?」

(´・ω・`)「うん。確かに家事になったし、怪我人は数え切れない。
      けど生きてる人も多い。
      そんな炎の近くにいて助かるとはとてもじゃないけど思えない」

('A`)「なるほどな……」


 それなら……まだやりようはあるのか……?
 でもなぁ……空飛ぶ巨大生物にダメージなんて……
 魔法も火力が足りないだろうしな……

730 名前:名も無きAAのようです:2015/05/16(土) 02:13:27 id:Z2m3gFNQ0
('A`)「そうだ、炎龍の大きさってどれくらいなんだ?
   かなりでかいよな?」

(´・ω・`)「そうだね……頭から尻尾で……
      ……40Mくらい?らしいよ
      羽を広げてる時で……6、70Mだとか」

(;'A`)「……でけぇな……」


 ゴーレムを軽く超える大きさだな……
 まじで何をしたらダメージ通るんだろ……


(´・ω・`)「これも弱体化してると思う理由の1つだよ」

(;'A`)「は?どうしてだ?」

(´・ω・`)「文献には『彼の巨体、火の山を覆い……』みたいな事もあった。
      この山がメルト火山のことを指してるとしたら小さすぎる」


(;'A`)「……大魔導師の封印ってのは力を吸い取るとかじゃなくて大きさも変えるってのか?」


 一体どんな魔法を使えば出来るんだ?そんなの。
 ショボンからの説明を聞く限りだとまるで炎龍が子供にでもされているみたいだ……
 でも時間操作なんて聞いたことないぞ手

732 名前:名も無きAAのようです:2015/05/16(土) 02:15:49 id:Z2m3gFNQ0
(´・ω・`;)「あとは……奴の食事についてぐらいしかないや」ゴメンネ

('A`)「……食事?ガルナと同じように草食寄りの雑食じゃないのか?」

(´・ω・`)「いや、ゴーレムらと同じ石食だよ。まわりの草木と一緒に食うから雑食ではあるみたいだけどね」

('A`)「なるほど……それで?」

(´・ω・`;)「いや……うん……終わり」

(;'A`)「そ、そうか」スマン

(´・ω・`;)「強いていうなら奴は今疲労とかで鉱石を大量に食べて休息してるかもしれない。
      あいつも一応生物のはずだし、睡眠もするとは思う。」

(;'A`)「ふむ……」

733 名前:名も無きAAのようです:2015/05/16(土) 02:17:00 id:Z2m3gFNQ0
 寝込みは狙うとして……
 ……これは……餌でもやってみるか……
 いやいや流石に無理だろ。うん。


(´・ω・`;)「もうドラゴンについて言えるのは正直ほとんどないかな」

(;'A`)「文献とかには対処法とかは?」

(´・ω・`)「残念だけどね、大量の人を捧げろ……ぐらいしかなかったよ」

(;'A`)「そ、そうか……」


……どうすっかなぁ……。
やっぱりガルナの時みたいに打撃か?
でも下手に近づくとやられるだろうし……

734 名前:名も無きAAのようです:2015/05/16(土) 02:18:05 id:Z2m3gFNQ0
(´・ω・`)「じゃ次の話ね。
      これをみてくれ」ガシャ

('A`)「ん?……鎧か?焦げちまってるな」


 ここらへんでは珍しい形状の鎧……
 何か表面に焦げではなく確かな凹凸がある。
 これ……どこかで……あ!


(;'A`)「これってミルナさんのか!?」

(´・ω・`)「うん。君のドラゴンの鱗を上手く金属と組み合わせたみたいだね。
      とはいえまだまだ実戦には使えない硬さだとは思うけど」

(;'A`)「それでどうしてお前がこれを持ってるんだ?
   ミルナさんと会えたのか?」

(´・ω・`)「うん。ちょっと無理言って探してみたんだ。
      そしたら見つかったんだ。
      その時にこの鎧を預かったんだ」

735 名前:名も無きAAのようです:2015/05/16(土) 02:20:08 id:Z2m3gFNQ0
(;'A`)「……なんで?」

(´・ω・`)「君が彼を探してたからついでにね。
      命はなんとか助かったらしい。
      それで1つ伝言ね」

(;'A`)「伝言?」

(´・ω・`)「『鱗を無駄にしてしまった。今度またくれ』だってさ」

(;'∀`)「……意外と元気?」マジ?

(´・ω・`)「山自体は越えて、口ぐらいは動かせるらしいよ。
      まぁ何ヶ月かは安静にしないとだめだろうね」

736 名前:名も無きAAのようです:2015/05/16(土) 02:21:45 id:Z2m3gFNQ0
('A`)「ん?結局なんで鎧を持ってんの?」

(´・ω・`)「ああ、あった時に持ってけって言われてね。
      耐火性能はかなり高いみたいだね。
      流石に炎の直撃とか直接攻撃は耐えられないけど何かの役には立つかも知れない」ハイ

('A`)「そか、分かった」サンクス


でもこれ鎧の大きさ……ミルナさんのサイズだしな……どうしよ……

737 名前:名も無きAAのようです:2015/05/16(土) 02:23:42 id:Z2m3gFNQ0
(´・ω・`;)「多分話せることは話したけどなんとかなりそう?」

(;'A`)「さぁ……な。
   やれることはやる」

(´・ω・`)「……これ持ってって」

('A`)「キメラの羽か!」

(´・ω・`)「使う時は出来ればピアスから僕に言って。
      逃げた君らをドラゴンが追いかけてくるかも知れない。
      その時は街の人を避難させるよ」

('A`)「……色々すまん。」

(´・ω・`)「……死なないでね」

('A`)「そうならんためにくれたんだろ?
   危ない時は逃げるさ」


よし……必要なもんは揃った……かな?
道具屋に一度帰るか。

…………………………………………

738 名前:名も無きAAのようです:2015/05/16(土) 02:24:56 id:Z2m3gFNQ0
~道具屋~

兄者たちはまだみたいだな……
取り敢えず準備だけ済ましておこう。


('A`)「ガルナ」

_/l/l   ト、 ト、
レww゚ )  j i / i \ ?
 ̄ヽヽ...// /


('A`)「炎龍と戦おうって話だが……大丈夫か?」

_/l/l   ト、 ト、
レww゚ )  j i / i \ グル?
 ̄ヽヽ...// /


('A`)「……伝わんねぇか」シャ-ナイ


ガルナも野生の生き物だったしな……
炎龍を目の前にしたら逃げるかも知れない。
……その時は覚悟決めて逃がしてやらないとな。


('A`)「逃げろって言ったらすぐ逃げろよ」

_/l/l   ト、 ト、
レww゚ )  j i / i \ ???
 ̄ヽヽ...// /



<ドクオ

739 名前:名も無きAAのようです:2015/05/16(土) 02:25:36 id:Z2m3gFNQ0
('A`)「ん。弟者か。おかえり」

( ´_ゝ`)「俺もいるぞ」


 帰ってきた二人とも情報共有を行った。
 目新しい情報は
  ・襲撃の際、ロマネスクさんの放った飛ぶ斬撃がかすり傷を負わせ、そこから警戒してあまり降りてこない攻撃をしてくるようになったこと。
  ・結果ロマネスクさんも怪我を負ったこと。
  ・魔法は一度も当たらず全て躱されたこと。
  ・ロイド火山に飛んでいったこと

 ……これまじで俺は役に立つのかで
……?


( ;´_ゝ`)「……弱体化してんの?」

(;'A`)「らしいよ」

(´<_`; )「……なら……まだまし……か?」

( ;´_ゝ`)「話聞くだけでもやばいのに、昔より弱くなってるのか……」


いくら弱体化していたとしても結局一撃でやられるだろうしな……

740 名前:名も無きAAのようです:2015/05/16(土) 02:26:23 id:Z2m3gFNQ0
( ´_ゝ`)「さて、どうする?もう行くか?」

(´<_`; )「結局対処法は見つからなかったな……」ヨソウハシテタガ

('A`)「あ、なら明日でいいか。出来る限りの魔法の準備をしたい」

( ´_ゝ`)「分かった。明日な」

(´<_` )「……明日が本番なんだ。
     あまり無茶すんなよ?」

('A`)「わかってるって」


後悔はしたくないからな……
片腕が使えないが、やれることはやってやる。


……………………………………

741 名前:名も無きAAのようです:2015/05/16(土) 02:27:03 id:Z2m3gFNQ0
~ロイドの街・北門~


('A`)「よしさっさと行くぞ」

( ´_ゝ`)「現地に着いたらまず寝込みを襲う」

(´<_` )「失敗したら大騎士が着けた傷を狙う……だな」

('A`)「そっから後は……ピアス越しに相談な」


……出来れば最初の不意打ちで終わってくんねえかな……
考えてもどうしようもないな。
後はなるようになれ、だ。


<待つのである。



(´<_`; )「……大丈夫なのか?」



( #%ωΦ)「……吾輩も行こう」


(;'A`)「ロマネスクさん」


……いや仲間になってくれるなら心強いんだけど……
色々大丈夫かなぁ……?


         第十二話・後編 完

('A`)売れないお店のようです - 1420391240 - したらば掲示板
返信2016/02/09 14:55:54